ミカムラ博士「実はレインにずっと隠していることがある……昔、レインが大切に残していた羊羹をこっそり食べてしまったのだ。
それを私はカッシュに責任を押し付けた……！」
曹操「愚図め！」
ウィナー「言い過ぎだ」
ジジット「そうじゃ！娘に嫌われたくない父親の気持ちというのは、息子のソレに勝る！」
騎馬王丸「まて、アスノ。息子と娘に貴賎はないと第9回の会議で結論がでた筈だ！」
ショーラ・スー「でもねぇ……やっぱり娘は嫁にいっちゃうもんだし」
ドゥガチ「認めん！嫁入りなど認めぬぅ！」
パトリック・ザラ「子が家を出ていき、家に夫婦が残る。それは幸せな事ではないか」
ジジット「貴様のその態度が、貴様の息子を家から遠ざけているとなぜ分からん！！」
パトリック「お前の所と違ってアスランはちゃんと家に帰ってくる！」
セルゲイ「言い過ぎだ！」
ショーラ「息子ほっぽいて養女と一緒に暮らしてるアンタが言ってもねぇ……」
セルゲイ「うぐっ……そ、それはアンドレイとは少し距離を置いた方がよいと判断したからで……」
ジジット「諦めたらそこで
試合終了じゃろうが！」
ウィナー「男はそれぐらいで丁度良い。家出などという手段にでるのが気に食わんが」
騎馬王丸「問題は家に息子がいないことでコッチの方が精神的に耐えられなくなることなのだ！！」
パトリック「え？夫婦の時間が増えるというのに？」
ショーラ「あんたなんでここに居んのさ！？」
ウィナー「ええい、話を戻す。セルゲイ殿、距離を置くのは良いとして、その間自分の父が自分より年下の子を家に連れ込み
娘としているのをみたら息子はなんと思うだろうか？私は君の態度にも問題があると思う」
ミカムラ博士「待て！話を戻すなら、
どうすれば隠し事をレインに伝えられるのか、そもそも隠し事を伝えてよいものなのかという相談をだな……」
ショーラ「隠し事といえば、アタシの再婚の事なんだけど、ウィッツになんて言やぁ……」
パトリック「再婚とかないわー。前の旦那のこと愛してないのか、これだからナチュラルは」
ジジット「パトリック、貴様少し黙れ！！」
セルゲイ「まぁまぁ、ショーラ殿も前の旦那さんのことを忘れた訳ではないのだから」
曹操「お前は息子の事を忘れていたがな」
騎馬王丸「お主が言うな」
ジジット「そこ三人纏めてじゃぁ！！」
ミカムラ博士「羊羹……」
ウィナー「結局の所は我々自身が大人になりきれないから、息子や娘とも上手に接することができないのではないか」
ショーラ「またいつもの結論だねぇ……」
ドゥガチ「だって年々似てくるんだもん……娘が亡き妻に似てくるんだもん……どう接しろと」
騎馬王丸「また始まった。それでも貴様は一国の主か」
ウィナー「いや、ドゥガチ殿のお気持ちもわかりますとも。カトルも亡き妻によく似ている。あの意志が強く、ともすれば頑固なところなど……」
ミカムラ博士「それはお前さん似なのでは？」
パトリック「アスランもレノアに似て美人で優し…」
曹操「お前はもう黙れ」
ショーラ「曹操んトコの息子も、曹操そっくりだよねぇ」
騎馬王丸「ロボットみたら全て
ガンダムというオカンの感性は当てにならん！元気丸と儂も似てると言いおったろう、この前！」
ショーラ「なにさ、似てるって言われて喜んでたくせに」
ミカムラ博士「というか曹操よ、お前さんは前回立てた目標「息子と一緒に食事に行く」は達成できたのか？」
曹操「できなかった！あやつめ、外食より家でゲームがよいとぬかす惰弱の輩と化していた！
故に、やつのゲーム機を破壊した！すると奴は部屋に引き籠った！現在打つ手無しだ！
流石は余の息子である！ここまで籠城戦を繰り広げるとは正直感心したわ！！」
ジジット「感心してる場合か！」
セルゲイ「籠城戦……そういうのもあるのか。私もアンドレイと籠城戦ができればっ！」
騎馬王丸「それだ！アスノ、曹操の為に戦略ゲームをつくるのだ。ネット対戦で壁の向こうの曹丕と一緒に遊ぶことができる！」
曹操「なるほどな！だが奴がプレイするのはギャルゲーだぞ！」
セルゲイ「問題ない。登場キャラを全て女性にすれば……」
ショーラ「父親がそんなもん持ってきたら心底軽蔑するのが息子ってもんだろう」
曹操「余の息子を常識で語るなッ！！」
ジジット「なんという息子への信頼……儂に足りなかったものはこれだったのか！！」
セルゲイ「感動した！」
ザコ赤「お客さーんそろそろ閉店ザコ」
ドゥガチ「カードで」
ザコ青（ブラックカードザコ）
ザコ黄（この人達五月蠅いけど金払いは良いザコねぇ……）
