カミーユ「なぁシーブック」
シーブック「お前から話しかけてくるなんて珍しいな。どうしたんだよ」
カミーユ「1日俺と入れ替わらないか?」
シーブック「どういうことだよ?」
カミーユ「いや、普段から目立たないお前がどういう生活してるか見てみたいし、
お前もセシリー以外の女の子とも遊んだりしたいだろ?」
シーブック「う…地味にひどい言いようだ。でも、確かに俺もお前の日常は見てみたいな。
でも具体的にどう入れ替わるんだ?俺たち顔似てないし目の色も違うし、変装するには結構きついだろ」
カミーユ「魂を入れ替えるんだ」
シーブック「宗教にでも入ったのか?俺はそういうのはパスだ」
カミーユ「話は最後まで聞け!以前町内運動会でティファがララァさんに取り憑かれたことがあったろ?」
シーブック「ああ。でもそれと何の関係が?」
カミーユ「あの2人はNTだ。そして俺たち2人もNTだ。つまり同じことができる。てことは?」
シーブック「…お互いの体を乗っ取りあうと?」
カミーユ「その通り。心に入り込む能力を強化すれば可能なんだ。早速やってみようぜ」
シーブック「ちょっと待て!俺はお前ほどNT能力高くないし、
仮に成功しても戻れる保証もないぞ!」
カミーユ「ハマーンみたいに拒絶する能力を強化すれば戻れる」
シーブック「…なぜそんなにも自信満々なんだ?」
カミーユ「ウッソで何回か試した。あいつが寝てる隙に入り込んでみたが、特に問題なかった」
シーブック「ひどいな…あいつが最近疲れが取れないって言ってたのはそのせいか…」
カミーユ「じゃ、早速やろうぜ」
~お互い向き合って集中~
キュピーン
シーブックinカミーユ「なんとー!本当に入れ替わっちまった!」
カミーユinシーブック「よし、明日1日はこれでいこうぜ」
シーinカミ「…一つだけ言っておく」
カミinシー「なんだよ?」
シーinカミ「セシリーに余計なことしたら逝ってもらうぞ」
カミinシー「お前こそフォウやファに余計なことしたら修正するからな」
続く
307 名前:いれかわり2投稿日:2006/06/07(水) 19:21:01 ID:???
翌朝…
ロラン「あれ、カミーユ。今朝はずいぶんと早起きですね?」
シーinカミ「う、うん。(そういえばあいつは結構ぎりぎりに起きてたな…気をつけないと)」
ロラン「いつもそれくらいだと嬉しいんですけどね…」
シーinカミ「はは、努力はするよ(ロランはOTのはずだから気付かないよな…
でも、アムロ兄さんには気をつけないと…バレたら後が面倒だし、
念のため波長を少し変えとくか)」
シロー「あれ、シーブックが俺より遅いなんて珍しいな。おい、起きろよ」
カミinシー「…うるさい。ここからいなくなれ…zzz」
シロー「なにカミーユみたいなこと言ってんだ。学校遅刻するぞ」
カミinシー「!…あ、うん。ありがとうシロー兄さん。(危なかった…
今はシーブックの体だったな。気をつけないとな…)」
ギンガナム「(ロランの朝食は)今日も絶好調であーる!!」
キラ「最近は自分の分もあるのに何故僕の分を…
うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
シン「とか言いながら俺のを取るんじゃねー!!」
キラ「え、(シンのを食べるのは)悪く言っちゃうと欲望?」
シン「今日こそ殺すぞキラ兄ぃぃ!!」
カミinシー「うるさいお前ら!!いいから黙って食え!!」
全員「!!?」
ウッソ「お、おかしいですよ、シーブック兄さん…あまりにもキャラが違うじゃないですか…」
シュウト「なんだかカミーユ兄ちゃんみたいだよ」
カミinシー「あ…悪い。少し気が立ってたみたいだ。驚かせてごめんな」
キュピ-ン(2人にしか分からない波長で)
シーinカミ(何やってんだよ!いきなりバレるところだったじゃないか!)
カミinシー(悪い!つい条件反射で…もうしないさ。それにしても、波長変えるなんて器用になったな)
シーinカミ(お前の体だからNT能力が使い易いんだよ…頼むからさっきみたいなことは勘弁してくれよ)
カミinシー(分かってるよ。あ、今日の予定だけどバイトぐらいだから、あとは好きなようにしてくれ)
シーinカミ(こっちもそれ位だ。繰り返し言うようだがセシリーに…)
カミinシー(だから分かってるって!お前もしつこいな。じゃ終わるぞ)
シーinカミ(ああ)
アムロ(…シーブックの奴、セシリーとやれないからってストレスでも溜まってるのか?)
もうちょっと続きます
311 名前:いれかわり3~シーブックinカミーユの場合~1/4投稿日:2006/06/08(木) 23:08:11 ID:???
登校中~
ファ「おはよーカミーユ!今朝は珍しく早いじゃない?」
シーinカミ「おはよ、ファ。ちょっと早く目が覚めたんでね(そういや今まで
この娘とまともに話したことはなかったな…思ったよりかわいいかも…
は!いかんいかん、俺にはセシリーが…)」
ファ「…うーん」
シーinカミ「ど、どうしたんだよ(え、もしかしてバレた!?強力なNTなのか!!?)」
ファ「なんだか今日のカミーユは雰囲気が地味ね」
シーinカミ「なんt(ry…あ、いやなんでもない。そうかな?(地味…orz)」
ファ「あ、悪い意味じゃないよ。いつもより優しい感じっていうか…浮気しそうにないというか」
シーinカミ「変かな?いつもと変わらないつもりだけど(バレてないみたいだけど妙に的を射てるな…)」
ファ「ううん。私は今日のカミーユもいいと思うよ。あ、もう急がないと遅れそう!」
シーinカミ「もうそんな時間か。じゃ、また(もうちょっとキツい感じのほうがあいつらしくなるかな…
どちらにしろバレないよう気をつけないと)」
ファ「また後でね(いいとは言ったけどやっぱり地味ね…)」
312 名前:いれかわり3~シーブックinカミーユの場合~2/4投稿日:2006/06/08(木) 23:09:06 ID:???
昼休み~
ロザミア「おにいちゃーん!お昼一緒に食べよ♪」
シーinカミ「あ、ああ…いいよ(なんだよ、
おにいちゃんって…シャアの影響か?
どちらにせよカミーユも立派な変態か…うちの兄弟って一体…)」
ロザミア「どうしたの?具合でも悪いの?」
シーinカミ「いや、なんでもないよ。心配かけてごめん、ロザミア」
ロザミア「!…違う、おにいちゃんはロザミアなんて呼ばないッ!お前誰だ!?」
シーinカミ「えぇえ!!?(二重人格?!)いや、その…カミーユなんだけど…」
ロザミア「空を落としたのもお前か?!え、空が落ちる!?怖いよおにいちゃーん!!」
シーinカミ「いったいなんなんだよ…はぁ…」
313 名前:いれかわり3~シーブックinカミーユの場合~3/4投稿日:2006/06/08(木) 23:09:57 ID:???
放課後~
フォウ「カミーユ、このあと空いてるかしら?」
シーinカミ「あ、フォウ。ごめんよ、これからバイトなんだ
(それにしても絡んでくるのは女の子ばかりだな…)」
フォウ「……」
シーinカミ「ど、どうした?この埋め合わせはちゃんとするからさ(怒らせちゃったか?)」
フォウ「お前…誰だ!?私の記憶のカミーユはこんな地味な奴じゃない!」
シーinカミ「なんとー!!?(俺ってそんなに地味なのかよ!つーかまたこのパターンか!)」
フォウ「お前か!?私の記憶を奪ったのは!」
シーinカミ「いや関係ない!っていうかもう時間だからまたな!!
(どうなってんだよもう…あいつよくこんな娘たちと付き合ってられるなぁ…)」
314 名前:いれかわり3~シーブックinカミーユの場合~4/4投稿日:2006/06/08(木) 23:10:58 ID:???
バイト時~
シーinカミ「なんとか間に合ったな…」
ヘンケン「お、珍しいなカミーユ。遅刻せずに来るなんて」
シーinカミ「たまにはまじめに来ますよ」
ヘンケン「じゃさっそく取り掛かってくれ」
ティファ「…」
シーinカミ「な、なに?(そういやこの娘もNTなんだよな…気付かれた?)」
ティファ「いえ…なんでもないです(カミーユさんじゃないのは分かるけど、
誰だか思い出せない…ガロードの兄弟で地味な人…コウさんだったかしら?)」
シーinカミ「そう?ならいいけど…(なんか変な勘違いされてるような気がする…)」
ヘンケン「おーいカミーユ!パン切り分けておいてくれ!」
シーinカミ「あ、分かりましたー!ってなんとー!!」
ヘンケン「どうした!?カビでも生えてたのか!?」
シーinカミ「こんなクズパンを客に出してたのかよ!」
ヘンケン「?!何いってんだカミーユ?ファーストフード店でパンにそれ程金はかけられないだろ!
というかなんで急にそんなこと言い出すんだ?またおかしくなったのか?」
シーinカミ「だってよ…朝パン主義なんだぜ…」
ヘンケン「はぁ?アサパン主義?訳がわかんねぇ…もういい、今日は帰りな。きっと疲れてんだろ」
シーinカミ「は!!…すいません。迷惑かけちゃって…そうさせてもらいます…
(まずかったな、さすがに…それにしても相当カロッゾさんに毒されてるな、俺…)」
ティファ(シンさんにしては落ち着いた感じだし…うーん、結局誰だか分からないわ…)
もう少し続きそうです。
331 名前:いれかわり4~カミーユinシーブックの場合~1/4投稿日:2006/06/11(日) 19:48:23 ID:???
登校中…
カミinシー(さて、あいつの日常はどんなもんだか…どうせ浮いた話は
少ないと思うけど、今日1日どうなるかな…)
セシリー「おはよう、シーブック。朝から何難しい顔してるの?」
カミinシー「あ、おはよ、セシリー。ちょっと考え事してただけだよ」
セシリー「ふふ…どうせトビア君やウモン爺さんに妙なこと頼まれたんでしょ?
相変わらずお人よしなんだから」
カミinシー「(トビア?ウモン爺さん?聞いたことない名前だな…それに妙なこと?
…まあ考えてもしかたないか)…あ、ああ。まあね」
セシリー「あまり無理はしないでね。実際何回かバレかけたんでしょ?」
カミinシー「(バレたらやばいこと…?今度問い詰めてみるか…)大丈夫。心配しないで」
セシリー「そうね…でもあなたに何かあったら私…あ、
もう学校着いたわ。それじゃまた後で。今日もバイトよろしくね」
カミinシー「あ、ああ。じゃ、また(へぇ、なんだかんだでうまくやってるな、あいつ)
332 名前:いれかわり4~カミーユinシーブックの場合~2/4投稿日:2006/06/11(日) 19:49:14 ID:???
昼休み…
ドワイト「シーブック、飯食いにいかないか?」
カミinシー「ああ…あ、やべ!」
ドワイト「どうしたんだよ」
カミinシー「弁当忘れた…購買でパン買ってくる…」
ドワイト「え!?お前購買のパン嫌いじゃなかったのか?」
カミinシー「え、そんなことないけど?(あいつ好き嫌いはなかったはず…
しかもパン屋でバイトしてるんだからパンに関してはなおさら…)」
ドワイト「じゃあこの前アーサーを半殺しにしたのは何だったんだよ!
お前があいつにパンもらったとき、『こんなクズパン食わせやがって…
逝っちゃえよ!!』と、分身しながらボコボコにしたくせに!」
キュピーン
シーinカミ「だってよ…アーサーなんだぜ…」
ロザミア「何言ってるのおにいちゃん?」
アーサー「マジで死ぬかと思ったよ…っていうか今変なカットインなかったか!?」
カミinシー「あ、ああ。あの時はすまなんだ。それとカットインは気のせいだ
(あいつそんなに出番がほしいのかよ…
これだからチェリーは…)」
ドワイト「まあ、食えるようになったんならいいか…でもあまりキレないようにしろよ」
カミinシー「ああ、気をつけるよ(あいつ外で一体なにやってんだか…)」
333 名前:いれかわり4~カミーユinシーブックの場合~3/4投稿日:2006/06/11(日) 19:50:07 ID:???
放課後…
エリシャ「
シーブック君…」
カミinシー「え、なに?(確かこの娘は…ウッソの部活の…)」
エリシャ「あ、あのさ…確かグライダー好きだったよね?」
カミinシー「う、うん。そうだけど…(何だこの展開…)」
エリシャ「今度私もやってみようかと思うんだけど…教えてくれない?」
カミinシー「え…俺が?(あいつ何セシリー以外の女の子とのフラグ立ててんだよ!
地味で誠実なキャラがあいつの売りじゃなかったのかよ!)」←自分のことは棚に上げている…
エリシャ「や、やっぱりダメかなぁ…」
カミinシー「(そんなあいつには兄としておしおきだ!)いや、俺でよければいくらでも」
エリシャ「ホント?!じゃあ今度の日曜とか空いてるかな?」
カミinシー「(確か今週の日曜は…セシリーとのデートだって聞いたな…よし!)うん、1日中空いてるよ」
エリシャ「じゃ、隣町のグライダー場で…」
カミinシー「オッケー!楽しみにしてるよ(さてどうするシーブックw)」
エリシャ「ありがとう!それじゃあね」
カミinシー「じゃあな(日曜あいつがどうなるか楽しみだw)」
334 名前:いれかわり4~カミーユinシーブックの場合~4/4投稿日:2006/06/11(日) 19:51:03 ID:???
バイト時…
カミinシー(まずいな…
エリシャと話してて遅刻しちまった…まあいいか)
ザビーネ「だめじゃないかぁシーブック!遅刻なんてしちゃあ!!
お前は店員なんだぞ、こんな時間に来ちゃあ!!」
カミinシー「(う、うぜぇ…)すいませんでした。以後気をつけます」
カロッゾ「ふははははは!!いいではないかザビーネ!彼は今までほとんど遅刻など
なかったのだから!狭い心では朝パン主義は成就せぬぞ!」
カミinシー「あ、ありがとうございます(相変わらずハイなおっさんだな…声デカいし…)」
カロッゾ「ところでシーブック君!またも新作パンが出来たのだ!
名づけてM・バンガードパン!さっそく試食してみてくれたまえ!」
カミinシー「…この刺さってる透明の旗はなんですか?」
カロッゾ「飴細工だ!そろそろ装飾にも凝ったパンを導入しようと思ってな!」
ザビーネ「いいから早く食え!本来はお前なんぞが食せるものではないがな!!」
カミinシー「うるさい!これから食うとこなんだよ!修正するぞこの悪趣味貴族が!」
ザビーネ「あ、悪趣味だと…orz」
カミinシー「まったく…はむッ…普通にうまいじゃないですか!」
カロッゾ「ふははははは!美味かろう!!テーマは『衣』でいってみた!」
カミinシー「(言ってることは訳わからんがうまいんだよな、実際…)もう店に並べてるんですか?」
カロッゾ「…と言いたいところだが、作成に時間がかかるのでな…商品化のメドは立っておらん!」
カミinシー「じゃあなんで作ったんだよ!意味ないだろうが!!」
カロッゾ「ふははははは!!今日のシーブック君は別人のようにアグレッシブだな!
ストレスでも溜まっておるのか?いかんぞ、なんでも溜め込むのは!」
カミinシー「(あ、やば!!)そ、そうですかね?気をつけます…」
カロッゾ「君も朝パン主義を担う期待の星だからな!!ストレスには気をつけたまえ!」
カミinシー「は、はい!(よくこんな奴ら相手にシーブックは平気でいられるな…
大体なんだよ、朝パン主義って…しかもあいつ期待されてんのか…)」
セシリー(むしろお父さんがストレスの原因であることに早く気付いてよ…orz)
次で終わります。あと、エリシャの設定は過去スレの作品からお借りしました。
最終更新:2019年02月25日 18:40