509 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01:13:45.80 ID:???
セイが兄弟入りしないなら…

セイ「なんで僕が兄弟入りしないんですか!?」
リン子「あら?ママを裏切る気?」
セイ「そういう事じゃなくて!」
セイ「僕は映像化された『ガンダム』の主人公なんですよ!それなのに兄弟入り出来ないなんて……
   おかしいですよ、カテジナさん!」
カテジナ「意味も無く私を呼ぶんじゃないよ!」
セイ「ごめんなさい」

セイ「とにかく!僕には兄弟入りする権利があるはずだ!」
セイ「アムロ、カミーユ、キラ……憧れの主人公達の仲間になっていいはずなんだ!」
ラル「いい目をしているな」
セイ「ラルさん!?いや、違う。ラルさん!」
ラル「兄弟にも引けを取らない目だ」
ラルさん「だがそれだけで兄弟になれるほど甘くは無いぞ」
セイ「それでも!僕は兄弟になってみせます!」
ラルラルⅢ「「よくぞ言った!!」」
セイ「ステレオで言わないで!あと名前が変!」
チナ「ベアッガイさんの親戚……?」
セイ「違うから!むしろラルラルの親戚だから!」
ラルさん「ほう、つまりベアッガイは私の親戚と言うわけか」
セイ「止めて!変な想像させないで!!僕は今!自分の想像力を呪う!!」
アレハンドロ「ガンダム以外の台詞を真似するとは、貴様の野望もその程度か」
セイ「それだけでアウトなの!?」
タツヤ「『イオリ・セイの兄弟入りを応援する委員会』では
   『ネタセリフのパロディ元はガンダムのみにする事、お笑い芸人等実在の人物もナシ』となっている」
セイ「厳しすぎるよ!応援する気0だよ!!」
タツヤ「ちなみに会の役員はアスナ・エルマリート、マーク・カラン、バナージ・リンクスとなっている」
セイ「応援する気マイナスだったー!?っていうか解散したんでしょ!?シン兄さん(仮)が解散させたんでしょ!?」
バナージ「それでも、俺達は蘇るんだ。亡霊じゃない。確かにこうしたいって気持ちがあるから出来るんです!」
セイ「最低だ!」
バナージ「最低だ、俺達」エッヘン
セイ「いばるな!!」

510 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01:14:23.45 ID:???
セイ「話を元に戻すと!」
セイ「僕は『ガンダム』のパイロットなんだよ!それなのに兄弟入り出来ないなんておかしいよ!」
ハル「MSに本当に乗っていないのに、兄弟入り出来るわけ無いよ。そう、僕みたいに!」
セイ「自分で言ってて悲しくならない?」
ハル「うん」
セイ「でも、ガンダムに乗っていないならアルやシュウトだって同じだ!」
ラル「甘いな。彼らはガンダムの世界に生きている。ガンダムがアニメの世界とは違うのだよ」
セイ「アニメじゃない!」
ハル「アニメだよ!つまり君は僕と同じ枠に入るしかない!」
セイ「本当の事さって言ってよ!?」
ラルさん「いつでも乗ってくれると思っている様では甘いぞ、セイ君」
セイ「そんな……僕の抱いていた兄弟スレのイメージが崩れていく……!」
ゼクス「そのいかにもな思想が甘いというのだ。期待を裏切りたくなってしまうではないか……!」
セイ「Sだよこの人!?」
ノイン「私以外にゼクスをSにさせる子どもがいたとは……!!(鬼女AA)」
セイ「怖いよ!そんなところで対抗心燃やさないでよ!!」
ノイン「377人目の悲しい犠牲者か……」
セイ「犠牲者って何!?ミンチ!?っていうか多いよね!?対抗心も燃え尽きるほど多いよね!?」
ノイン「乙女心は燃え尽きぬもの……覚悟!」
セイ「ぎゃああああ!!」


セイ「はあ……はあ……!」
ゼクス「どうしたのだ、肩で息をしているぞ」
セイ「貴方の彼女にミンチにされたから必死で戻ってきたんでしょう!?」
バナージ「笑って戻って来れないと、兄弟どころかスレ入りすら出来ませんよ。
     そう、あんたの存在自体が間違っているんだ!」
セイ「存在否定!?なんでそんなに厳しいの!?」
バナージ「分からないのか!?先を越される人の気持ちが……
     俺は、もう何年も待っているんですよ。一度は兄弟入りしかけたのに、また屋根裏に戻されて……
     フリット達は分かる。ガンダムで戦争をして、俺とは屋根裏で楽しく生活して、兄弟入りした後の事も話し合って……!
     でも、あんたは何なんだ!いきなりやってきて、『俺、兄弟です』って。
     そんなの、スレの入り方じゃありませんよ!!」
フェリーニ「で、要するに?」
バナージ「嫉妬だ!!」
セイ「   」

511 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01:15:02.79 ID:???
セイ「そもそも!バナージ兄さんはもうすぐ兄弟入りできるじゃないですか!?
   先に入るからって力関係が変わるわけでもないのに、おかしいですよ!」
バナージ「兄さんって媚を売ったって俺の立場は変わらないからな」
セイ「それなら、もし反対するのを止めてくれたら、僕はバナージ兄さんとミネバちゃんに協力します!」
バナージ「そんな事で……!」                    買収?主人公らしくねーなー>レイジ
セイ「僕からみんなに言って、最低でもBF組は仲間になって貰えるよう説得します!」   言うだけならタダよね>アイラ
バナージ「卑怯だ!そう言われたら、俺は降りるしかない!」      お、成功したみたいだぜ>レイジ
セイ「やった!これで1人……」       これって私達も協力しないといけないのよね?>アイラ
アスナ「へえ、裏切り者なのね」  って事は……>レイジ
ガトー「ミネバ様の敵……!」    逃げるわ!>アイラ

 どっかーん!!(AA略)

レイジ「まあ、こうなるよな」
アイラ「そうね」
ガトー「終わった、な」
ドズル「うむ。無事悪を滅ぼした事だし、この話も終わり……
セイ「ちょっと待ったー!」
レイジ「お、ミンチから回復するの早いな」
レイ「何ナチュラルに対応してるの!?っていうか爆心地にいたのになんで平気なの!?」
アイラ「そんなもの!ミンチを感じる私に、攻撃が通用するわけ……
ドズル「何度でも消し去ってくれるわ!」ズゴゴ
アイラ「何これ!?避けられない!!」

 ちゅどーん!!(AA略)

セイ「ごめんなさいもうバナージさんの味方をするなんて言いません」
ドズル「うむ、分かればよいのだ」
レイジ「ったく、弱っちーなー」
セイ「だからなんでレイジだけ平気なの!?」
アイラ「私を忘れないでよね!」
セイ「思いっきりミンチになってたのに威張れないよね!?」

512 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01:15:39.47 ID:???
セイ「話を元に戻そう!」
セイ「僕は兄弟入りがしたい!憧れの兄弟達と暮らしたいんだ!
   僕はみんなの原作セリフだって全部言えるし、戦いだって完璧に思い浮かべられる!
   これ以上何が足りないんだ!」
タツヤ「過ぎたるは及ばざるが如し、という言葉がある」
セイ「杉の樽?」
タツヤ「知りすぎるのは良くない、という事だ。
    兄弟の原作を知りすぎていては、逆に差し障る事もある。例えば……s」
セレーネ「ふうん、そんな事もあるのね」
タツヤ「……!」
セレーネ「あら?綺麗なお姉さんを目の前にして緊張しちゃったの?」
タツヤ「シ、シーブックとリィズの関係、とかな……」
セイ「確かに……!」
タツヤ「鉄道マニアは鉄道会社に就職できないという都市伝説もある。
   ガノタであればあるほど、兄弟入りから遠ざかってしまう可能性があるな」
セイ「じゃあ、どうすれば……!」
セレーネ「方法が無いわけではないわ。全てを解決する魔法の言葉があるの。それを教えるわ」ゴニョゴニョ
セイ「なるほど、分かりました!では……」
セイ「ゲイザーちゃんは最高です!ゲイザーちゃんは最高です!!」
セレーネ「やっぱり私のゲイザーちゃんを馴れ馴れしく呼ばないでっ!!」ボカッ
セイ「理不尽すぎるううう!?」
チナ「イオリ君が……飛んでる……」

セイ「セレーネ姉さんは怒って帰っちゃったし、もうダメだ……!」
レイジ「諦めるなよ、セイ」モグモグ
アイラ「そうよ、諦めたらそこで試合終了よ」モグモグ
セイ「ギャグ顔でお菓子食べながら言う言葉じゃないよ!」
レイジ「これか?ドズルのおっさんに貰った」パクパク
アイラ「バナージって人をやっつければもっとくれるんだって」パクパク
セイ「買収されてる!?」
レイジ・アイラ「はっ、俺(私)はそんな安っぽい人間じゃねーよ(ないわ)!!」ガツガツ
セイ「擬音まで合わせないでよこのバカップル!」
レイジ・アイラ「「はあ?バカップルはお前(あんた)だろ(でしょ)?」」モチャモチャ
チナ「////」
セイ「ただのカップルだから!バカップルまで行ってないから!委員長も照れないでバカって所は反論して!!」
チナ「じ、じゃあ私達アホップルかな?」
セイ「ああもうかわいいないいんちょう!!」

513 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01:16:29.60 ID:???
セイ「どうしよう……このままじゃあ本当に兄弟入り出来ない……!」
レイジ「気にすんなよ。お前が兄弟だろうと何だろうと、俺達は最高の仲間だろ?」
セイ「微妙にフォローになってないから!」
マーク「セイは2度と兄弟入りは出来なかった……
    兄弟とそれ以外の中間のキャラクターとなり、永遠に兄弟入りを願うのだ。
    そして、兄弟になりたいと思ってもなれないので、その内セイは、俺達の仲間になった」
セイ「嫌なパロディ止めてよ!!」
シン「やっぱり、なかなか良いツッコミだな」
セイ「シン兄さん!助けに来てくれたの!?」
シン「いや、今日は見にきただけだ」
セイ「なんで!?」
シン「当事者が関わっちゃまずいだろ?ここぞって時は自分で何とかしないとな」
セイ「そ、それは正論だけど……」
レイジ「セイ、前に出ろ」
セイ「え?」
レイジ「シンがここにいるって事は。まだ可能性が0じゃねえ。だったら前に出て、お前の気持ちを見せてみろ」
バナージ・アスナ・マーク「……」
セイ「……そうだよ!イオリ・セイ。行きます!!」
セイ「うおおおおっ!!」

ドズル「ふん、その意気や良し!ならば手始めにこのドズル・ザビが試させてもらおう!!」
セイ「あ、やっぱ無理」
 ちゅっどーん!!
セイ「     」


 ちゅんちゅん
セイ「はっ……!夢か……」
セイ「そうだよ、僕はガンダム兄弟で……」
トビア「セイ、いつまで起きてんだよ、学校に遅れるぞ!」
セイ「トビア、おはよう!……って、家って反対方向だよね?」
トビア「は?同じ家に住んでるのに何言ってるんだ?」
セイ「え?」
ハサウェイ「セイが寝坊するなんて珍しいな」
アスナ「せっかく私が作ったのに」
イオ「お前が作ったからじゃないか?」
セイ「な……なんだこれ……兄弟スレのはずじゃあ……!」
マーク「ハハハ、何言ってるんだ、ここは兄弟スレだぜ」
ハル「正式名称は『兄弟入りできなかったガンダムの主人公が兄弟だったら』スレだけどね」
セイ「何それーーーー!?」

 おわり



515 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/04/20(日) 07:38:02.11 ID:???
乙です

セイ「ミンチになるって…こんな感じなんだね…」
レイジ「すごいよなー、何度死んでも生き返られるって」
セイ「君の適応力の方がすごいと思うよ、僕なんか未だに見るのも慣れないのに」
レイジ「でもあの兄弟に入るんなら慣れなきゃダメだろ?日常茶飯事みたいだし」
セイ「えー…」

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最終更新:2016年03月17日 10:27