838 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/14(水) 12:52:32.46 ID:???
○月1日

 よく晴れた夜、あるアイドルのライブが行われた。
整形前の顔に戻し、自分本来の姿で勝負することにしたミーアである。

 ステージ上のミーアの後ろにはミーア専用ザクが置かれている。
ミーアが乗るわけではないがピンク色をしたアレである。
普段ミーアはラクスの影武者をしているのだが今回はそうではなく
身元を隠した謎の歌手としてここに来ていた。
……ミーアザクを知っている者には身元がわかりそうだが
とにかく今日のライブは謎の歌手なのである。

 その歌声はライブ会場に来た観客を確実に魅了していた。
そこにはラクスのそっくりさんではない、本物のミーア=キャンベルがいたのだ。
ライブは次のゲストの登場で最高潮に達した。

ミーア「ここで今日のゲストを紹介します」

 ざわめく観客。

ミーア「ガンダム兄弟スレの主人公兄弟の一人、アル君です」

 どよめく観客。

ミーア「アル君はザク派なのよね」
アル「そうだよ。ザク最高!」

 その言葉に盛り上がる場内。どうやら観客はザク派ばかりのようだ。
ミーアとアルはそのまま歌いだした。
その歌声にさらに観客のボルテージはヒートアップ。
ライトアップされたステージ上をみんなみつめている。

ミーア(勿論私は顔を変えて影武者活動しますけど今日はそれとは別)
アル「(小声で)ミーアお姉ちゃんありがとう。今日は楽しかったよ」
ミーア「それはライブが終わってから言う言葉です。ここはステージ上ですよ」

 観客席にはなぜかギュネイがいて大声で騒いでいる。

839 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/14(水) 12:55:20.05 ID:???
ギュネイ「おお、なんだ。このアイドルは。正体は誰なんだ!? 最高だ!」

バーニィ「やっぱり声ネタなのかなあ。ギュネイのあの騒ぎようは」
クリス「ふふ、いいじゃないの。それより私もミーアライブ見ましょ? ね?」
バーニィ「あ、ああ」

 クリスに腕を掴まれて、ちょっと赤くなるバーニィ。
アルのお守り役としてきた2人であるが、
今日のバーニィとクリスはいつもよりもちょっと大人な雰囲気である。

840 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/14(水) 12:59:05.83 ID:???
○月2日

 大嵐の日、あるアイドルのデビューが行われた。
女装アイドルとしてデビューしたイーノである。

 ステージ上の後ろにはZザクが置かれている。
Zの頭がザクのアレである。
普段イーノはZザクが好きなのだが、
それをアピールするために今回はアイドルデビューして歌手としてここに来ていた。

ジュドー「やめろー! イーノ、やめるんだ!」
イーノ「ここで今日のゲストを紹介します。
    ガンダム兄弟スレの主人公兄弟の一人、マイさんです」
マイ「まかせてください。今日のことはちゃんと記述して素晴らしいレポートにしますよ。
   新聞社やTV局も取り上げるトップニュースです」

イーノ「この大嵐の日にふさわしい曲を歌います。曲名は『嵐の中で輝いて』」

ジュドー「やめろー、イーノ、それはZZじゃなくて別のガンダムの曲だ!」

 イーノは曲を歌いだした。それをあっけにとられながら見る観客。
どこからか飛んできたアプサラスに乗ったアイナの温度は怒りのためにヒートアップ。
いつでもビーム兵器を撃てる用意をしたまま、ライトアップされたステージ上を見つめている。

ジュドー「やめろー! やめるんだ」

 今日の兄弟スレはいつもよりもちょっとミンチと流血が多い雰囲気である。

クリス「あ、あれは?」
アル「ミンチだ。ミンチがある」
バーニィ「すごいことになってるな……」

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最終更新:2016年03月23日 07:29