443 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/08/05(水) 00:01:27.77 ID:7kIN711/0

――かつて、戦争があった。
兄弟二人の喧嘩に端を発した争いが、家族全体を巻き込む大喧嘩になったのだ
喧嘩がこう着状態となって八日。オリヴァー・マイ・ガンダムは自作の"MDヅダ"による集団特攻作戦を切り札に、他の兄弟たちに対し降伏を迫った。
これに対して他の兄弟たちは、かねてより訓練を重ねてきた決戦兵器"モビルスーツ・ガンダム"を導入。徹底抗戦の構えをとった。
だが、この対応が日登町史上最大の悲劇の引き金となった。
勝利を焦ったオリヴァー・マイ・ガンダムは作戦を強行。他の兄弟も一歩も退くことなくこれに応戦。
戦いは泥沼となり、ついには兄弟たちの故郷である日登町に致命的なダメージを与えてしまった。
町の住人のほとんどがミンチとなった。もはや、喧嘩に勝ちも負けもなかった。

そして、十五年の時が流れた。

(ここでオープニング)

シャギア「…そして、27歳になったアルと26歳になったシュウトが兄たちのMSを回収し
     混沌と化した地上を駆け巡って大活躍…というストーリーなどどうかな?」
ガロード「意味わかんねえよ! ていうか、なんだよこれ!?」
オルバ「アルとシュウトが出番の少なさを嘆いてたからさ。この子らをメインに活躍できるストーリーを作ろうと」
シュウト「なんかよくわかんないけど…ライバルとかはいるの?」
シャギア「互いがライバルであってもいいだろう? はたまた一つ年上のウォレンか…適当に選んでくれたまえ
     最後の敵は…そうだな、DG細胞に感染し地球を侵略しようとする長兄などどうだろう」
カミーユ「…どっかで聞いたような話だな」

444 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/08/05(水) 00:03:14.32 ID:7kIN711/0
シャギア「気のせいだ。…宇宙の機動戦士デスティニーガンダムというのも悪くないが」
アムロ「シャギア・フロスト!」
ガロード「おお、アムロ兄! 言ってやれ言ってやれ!」
シャギア「何かな」
アムロ「ヒロインはいるんだろうな?」
シャギア「ふふふ。女性は強者に惹かれるもの。世界観的に倫理も崩壊しているし、下手をすればハーレムになるかもしれんな
     叔父としてもにぎやかな方が好きだろう?」
オルバ「さしずめ新世界のアダムといったところかな」
アムロ「許す」
ガロード「許すなよ!」
アムロ「多少の犠牲は必要悪だ」
ガロード「多少ってレベルじゃないだろ!?」
ウッソ「アムロ兄さんおかしいよ! おかしいですよ!」
ガロード「…なんでウッソが出てくんの?」
ウッソ「なんだか言わなきゃいけないと思いまして」
ガロード「もういいや。疲れた。マジで実行するわけもないしな」
シャギア「争いの発端など、たいていはごくごくありふれたことなのだよ
     小さな火種は、下らん意地の張り合いで大きくなるものだ」
オルバ「そうそう。こうなった理由は『目玉焼きに何をかけるかで論争になったから』だからね」
ガロード「そんな理由で一家離散させてたまるかぁぁぁぁぁぁ!」

おわり。

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最終更新:2016年05月14日 07:38