327 名前:長女の訪問1/5投稿日:2007/04/30(月) 14:48:53 ID:???
ロラン「いやー、今日は特売だからって沢山買い物しちゃいましたね、それにオマケとかして貰ったし。」
シン(付き添い1)「そうだな。(こう見てるとロラン兄さんって主夫って言うより主婦だな)」
キラ(付き添い2)「(まあ、家のお母さんみたいなものだからね・・・遠くから見ると本当に主婦に見えそうで怖いな)」
グエン「ローラは私の主婦となってくれる人だーーーーー!!!!!!」
シン「(無言で殴り飛ばす)ったく、あのホモ野郎は何処にでも出てくるな。」
キラ「まあ、あの人にも色々事情があるんだよ、あんなになったのも理由があるらしいし・・・。」
ロラン「(グエン無視)今晩は和食で行こうかな・・・二人とも何かリクエストとかある?」
シン「え、そうだな・・・俺は鯖の味噌煮が良いな。」
キラ「ええっ、僕は味噌煮より塩焼きの方が良いんだけどな。」
シン「何言ってるんだよ、味噌煮の方が美味いに決まってるだろ。」
ロラン「喧嘩しないで・・・じゃあ間を取って鯖の醤油煮にしましょうか。」
キラ「ええ、それって味噌が醤油に変わっただけだよ兄さん。」
ロラン「文句を言わない、ゴールデンウィークの間に味噌煮も塩焼きも作りますよ。」
シン「まあ、特売で鯖安かったから結構買ったしな。」
「ごめんなさい、ちょっと聞きたい事があるんだけど。」
ロラン「あ、はい、何ですか?(髪の長い綺麗な女性だなぁ・・・何だろ?)」
「この写真の人の家を探してるのだけど何か知らないかしら?」
ロラン「どれどれ・・・ええっ!?」
シン「ロラン兄さん、どうしたんだよ・・・ってええ!?」
キラ「二人ともどうし・・・ああっ!?」
「貴方達、この人・・・アムロ・レイを知っているの?」

328 名前:長女の訪問 2/5投稿日:2007/04/30(月) 14:51:20 ID:???
ジュドー「・・・って事であの女の人を連れてきた訳?(ひそひそ)」
キラ「うん、まあね・・・何かアムロ兄さんに会いたがってたから。(ひそひそ)」
ヒイロ「セレーネ・マクグリフ、28歳女性、コーディネイター、深宇宙探査開発機構・通称DSSD所属・・・。」
ガロード「つまり宇宙探査してる所のお姉さんってわけか・・・全然アムロ兄さんと接点ないじゃん。(ひそひそ)」
ヒイロ「解らないぞ、彼処は宇宙探査・開発用のガンダムスターゲイザーを開発しているからな。」
シン「なるほど・・・ガンダムって所が共通点だな。(ひそひそ)」
ジュドー「で、肝心のアムロ兄さんは?(ひそひそ)」
キラ「まだ仕事から帰ってないよ、シロー兄さんも・・・ドモン兄さんは修行に行ったし、コウ兄さんは部屋でガンプラ作ってるし。(ひそひそ)」
ヒイロ「セレーネ・マクグリフ・・・兄さんと接点がないか詳しく調べてみる。」
ジュドー「んなの本人に直接聞けば・・・っていっちまったよヒイロの奴。」
カミーユ「いや、相手はアムロ兄さんに用事があるみたいだし下手に関係を聞かない方が良いと思う。(ひそひそ)」
ジュドー「それもそうか・・・兄さん絡みの事でとばっちりは喰いたくないしな。(ひそひそ)」
ウッソ「あんな綺麗な人を放っておくなんて・・・可笑しいですよ、アムロ兄さん。(ひそひそ)」
ガロード「ウッソ・・・お前それしか言う事ないのかよ。(ひそひそ)」
ジュドー「やっぱあの人、アムロ兄さんの昔の女なのか?(ひそひそ)」
ガロード「で、捨てられた恨みで賠償求めてやってきたとか?(ひそひそ)」
シーブック「二人とも止めないか、そんな推測が当てになるもんか。(ひそひそ)」
ガロード「・・・シーブック兄さん、いたのか?」
ジュドー「影が薄くて全然気付かなかったぜ、作者も最後まで書いた時に気が付いたからな。」
シーブック「シクシク・・・どうせ俺は影が薄いさ・・・。」
ロラン「みんな、そんな一カ所で集まってひそひそ話するのは止めましょうよ。」
ガロード「あ、ごめん・・・それあのセレーネって人に出すの?」
ロラン「ええ、訪ねてきた人にお茶を出すのは礼儀でしょ。」
ジュドー「じゃあさ、ついでにアムロ兄さんとの関係も聞いてきてくれない?」
ガロード「兄さんと何処までの関係だったか知りたいし。」
ロラン「馬鹿な事言ってないで静かにしててくださいよ、迷惑を掛けちゃお客さんに失礼だから。」

ロラン「とは言っても一体アムロ兄さんに何の用で来たんだろ・・・気になるな。」

329 名前:長女の訪問 3/5投稿日:2007/04/30(月) 14:52:22 ID:???
ロラン「どうぞ、粗茶ですが・・・。」
セレーネ「ありがとう、頂くわ。」
ロラン「・・・・・・失礼ですがアムロ兄さんには何の用事で会いに来たんですか?」
セレーネ「久しぶりにアムロの顔を見に来たんだけど・・・それじゃ駄目かしら?」
ロラン「え、そ、そうなんですか?(久しぶり・・・まさかアムロ兄さんの昔の恋人!?)」
セレーネ「ええ、もう何年も会ってなかったから・・・寂しくなって会いに来たのよ。」
ロラン「さ、寂しくて!?(や、やっぱりアムロ兄さんの・・・でも、アムロ兄さんの女癖の悪さはいつもの事だし・・・)」
セレーネ「ずっと別れてたから家が解らなくて苦労したわ・・・それでアムロは今何処に?」
ロラン「ええと、その・・・兄さんは今日は残業で夜は遅くなるんです。(取り敢えず今日はお引き取りしてもらおう)」
セレーネ「そう・・・今日しか時間が取れなかったのに・・・残念ね。」
ロラン「(今日しか時間が取れない・・・まさかこの人、アムロ兄さんに振られてやり直しを求めてて駄目なら自殺を・・・。)」
セレーネ「いないのなら私は帰るわ、邪魔しちゃいけないし・・・アムロによろしく言っておいてね。」
ロラン「(駄目だ、アムロ兄さんのせいでこの人を死なせるわけにはいかない。)ま、待って、はやまらないでください!!!」
セレーネ「え?」
ロラン「あんな女癖が悪くてガンダム馬鹿でシャアをミンチにする事が実は好きなサドのアムロ兄さんの為に貴方が死ぬ事はないんです。」
セレーネ「し、死ぬ?」
ロラン「そうです、貴方を惑わせた兄の罪は弟である僕が責任を取って償わさせてもらいます。」
セレーネ「惑わせたって・・・私とアムロは・・・。」
アムロ「(突然扉が開いて)ただいま、今日は早く帰ってこれた・・・ってお客さんか?」
セレーネ「あっ・・・アムロ・・・。」
ロラン「アムロ兄さん!!!!!!」
アムロ「うわっ、どうしたんだロラン!?」
ロラン「貴方という人は・・・ベルトーチカさんやチェーンさんだけに飽きたらず、セレーネさんまで誑し込むなんて!!!!!」
アムロ「セレーネ・・・・・・まさか彼女は・・・ちょっと待てロラン、話を・・・。」
『アムロ兄さん!!!!!!!(こっそり聞いていた兄弟達が雪崩れ込む)』

330 名前:長女の訪問 4/5投稿日:2007/04/30(月) 14:56:05 ID:???
ジュドー「見損なったぜアムロ兄さん、あんたがそこまで女ったらしだとは思わなかったぜ。」
ガロード「そうだ、兄さんは男失格だ。」
シン「アムロ兄さん、あんたって人はーーーーーーーー!!!!!!!」
ウッソ「こんな綺麗な人を見捨てるなんて・・・可笑しいですよ、可笑しいですよぉーーーーーーー!!!!!!!!!」
アムロ「お、お前達まで何を言ってるんだ・・・兎に角話を聞け。」
カミーユ「あんたみたいな大人、修正してやる!!!!」
シーブック「兄さんを殴ることに・・・戸惑いはない!!!!」
キラ「アァムゥロォ兄さーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!」
ロラン「兄さんみたいな人は・・・斬ります!!!!!」
アムロ「ええい、人の話を聞かんか!!!!!!!!!!!!!(プレッシャー発動)」
兄弟達『はぐぁ!!??!??!?』

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

アムロ「良いか、セレーネは昔の恋人でもなければやり直しを求めてやってきたんじゃない・・・解ったか!!!」
兄弟達『イエス、マイブラザー・・・・・・。』
アムロ「よし、サイコフレームを応用した方法だが上手くいったな・・・次からはこれで黙らせるか。」
セレーネ「アムロ、この子達に一体何をしたの?」
アムロ「ちょっとした催眠療法だ、気にするな・・・それにしてもセレーネ、久しぶりだな。」
セレーネ「ええ、ドモンが生まれた頃だから・・・もう20年になるかしら。」
アムロ「そんなに経つのか、時が経つのは早いな・・・名前を聞くまで全然解らなかったよ。」
シロー「ただいま、今日は早く帰ってきた・・・あ、アムロ兄さん帰ってたんですか、それにその人は?」
アムロ「おかえりシロー・・・シロー、この人はお前もよく知ってる人だぞ。」
シロー「えっ、どういう・・・・・・・・・ま、まさかセレーネ姉さん!?」
セレーネ「ええ、20年前に養子にだされてそれっきりだったセレーネ・マクグリフよ。」

331 名前:長女の訪問 5/5投稿日:2007/04/30(月) 14:57:25 ID:???
シロー「久しぶりだな、セレーネ姉さんと会うのも・・・もう20年も経ったのか。」
アムロ「ああ、あの頃は家が経済的に苦しくてセレーネが養子に出されたからな。」
セレーネ「あれからずっと連絡しなくてごめんなさいね、それでこの子達は?」
アムロ「ああ、みんな親父の子で俺達の弟だよ、他にもドモン以外にあと四人いる。」
セレーネ「・・・私がいない間に結構増えたのね、てっきりアムロが此処で下宿してるのかと思ったわ。」
シロー「まあ、確かにこれだけ似てないと弟とは思わないよな。」
アムロ「それにあの絶倫親父に似てる奴等も少しいるしな。」
シロー「(・・・アムロ兄さんが一番お父さんに似たと思うけど。)」
アムロ「それでセレーネ、何でいきなり家に来たんだ?」
セレーネ「仕事でこの辺りに来たから会いに来たのよ・・・家を探している時にロランに会って教えてもらって来たってわけ。」
アムロ「そうか・・・じゃあ今日は家に泊まるか?」
セレーネ「まだ仕事が残ってるから無理ね、今日は挨拶に来ただけだし。」
シロー「じゃあせめて夕食は食べていってくださいよ、積もる話もありますし。」
セレーネ「そうね・・・じゃあそうさせてもらうわ、所でドモンは?」
アムロ「あいつはいつもの通りに修行だ、流派東方不敗に入門してな、今じゃガンダムファイターだ。」
セレーネ「流派東方不敗・・・それって何の格闘技なの?」
シロー「うーん・・・敢えて言うなら格闘技とは言えない格闘技かな。」
セレーネ「?」
アル「ただいまーー・・・あ、アムロ兄ちゃんとシロー兄ちゃん帰ってたんだ。」
シュウト「あれ、その人は?アムロ兄さんのお客さん?」
アムロ「いや、この人はセレーネ・・・お前達のお姉さんだ。」
シュウト・アル「「?」」

その後、セレーネは兄弟達と食事をした後仕事先へと帰っていった。
後日、仕事場所がこの街のDSSD支部に転属になったので一緒に住む事になったのは
後の話である。
因みにサイコフレームで催眠を掛けられた兄弟達はアムロが元に戻したらしい。

332 名前:オチ 忘れられた人達投稿日:2007/04/30(月) 14:59:03 ID:???
ヒイロ「そうか、セレーネ・マクグリフは俺達の姉だったのか・・・任務完了、みんなに伝えに戻る。」

セレーネが姉である事を知って報告するも既にみんなが知った後だった。
ヒイロは「任務失敗・・・。」とだけ告げて自爆したらしい。

コウ「はぁ、やっぱガンダムは良いよなー、次は何作ろうかなーーー。」

セレーネの事ですっかり忘れ去られたコウ。
みんなに呼ばれずにずっとガンプラ作りを続けたらしい。

グエン「何故だ、何故ローラと一緒になってはいけないのだー。」
シャア「ホモだからさ。」

何処かのバーで愚痴を言うグエンとグラスを片手にそう答えるシャア。
この時シャアは何故自分はいつの間に変態キャラになったのかを考えていたらしい。


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最終更新:2019年04月16日 14:23