82 : 通常の名無しさんの3倍2016/05/11(水) 19:32:30.50 ID:cWrMmcA30
海賊たちの秘密会議中
シーブック「……というわけで、今月の目標は市民に極力迷惑をかけないということでいいかな」
アセム「異議なし」
アルゴ「……同じく」
トビア「問題ないと思いますよ」
アイーダ「いいんじゃない?」
イオ「おう、いいと思うぜ」
シーブック「じゃ、そういうわけで……って、どうしてここにイオ兄さんがいるんですか!?」
イオ「なんか町を歩いてたら連れてこられた」
ザビーネ「ダメじゃないかキンケドゥ~! 部外者を連れてきちゃあ~!」
シーブック「お、俺じゃないですよ!!」
アセム「じゃあいったい誰が!?」
アルゴ「…………」ヒソヒソ
ナスターシャ「俺だ、と言っている」
アセム「よりによってアンタかよ!?」
アルゴ「…………」ヒソヒソ
ナスターシャ「
ガンダム家にはもう一人海賊をやっているヤツがいると聞いて連れてきた、と言っている」
シーブック「いや、海賊違いだから! この人やってるの、
ラジオの海賊放送だから!」
アルゴ「…………」ヒソヒソ
ナスターシャ「やっちまったぜ(。・ ω<)ゞ、と言っている」
シーブック「やっちまったぜ(。・ ω<)ゞじゃないでしょー!?」
アセム「ていうかバツが悪いからってナスターシャさんに代弁させるな!」
トビア「でもどうします? いくらシーブックさんたちのお兄さんとはいえ、ここの事を知られたら……」
アイーダ「まずいことになるわね」
ザビーネ「ど~うするんだキンケドゥ~!?」
シーブック「どうするって……」
アルゴ「…………」ヒソヒソ
ナスターシャ「いっそ口封じするか、と言っている」
アセム「アンタは一旦黙ってて!」
アルゴ「(´・ω・`)」
シーブック「それにイオ兄さんはたとえ撃墜されても敵のMSを乗っ取って帰ってくるゴキブリ並の生命力を持った男だ、下手に事を荒立てたら……」
アセム「余計大参事になりかねない」
シーブック「なんとか俺たちで口外しないようお願いするしかないな」
アセム「ああ、それしかない」
シーブック「あの~、イオ兄さん?」
アセム「今日、ここで見たことなんだけど……」
イオ「お前らがキンケドゥ・ナウとキャプテン・アッシュだってことか?」
シーブック「ハイソウデス……」
アセム「いつも警察と市民の皆様にはご迷惑おかけしております……」
イオ「しかし驚いたぜ。シローが知ったら倒れるんじゃないか?」
アセム「ま、まさかイオ兄さん、シロー兄さんに通報したりしないよね!?」
シーブック「それだけはなんとかご容赦を……!」
イオ「どうすっかなー。俺も海賊放送で警察には睨まれてるし、ここらでシローに恩を売っとくのも悪くないな」
アセム「お願いだからやめてー!」
シーブック「俺たちにできることならなんでもするから!」
イオ「ん? いま、な ん で も っていった?」
シーブック・アセム「「」」
後日
イオ『よおリスナーのみんな、元気か? 今日もサンダーボルト放送局のスタートだ! 今日は海賊放送に相応しい、ビッグなゲストを呼んであるぜ! こいつらだ!!」
キンケドゥ『サンダーボルト放送局をお聞きの皆さま、こんばんは。お、おれの名前はキ~ンケドゥ・ナ~ウ!』
アッシュ『ふ、ふははは! そして俺は
宇宙海賊キャプテンアッシュ様だ~!!』
ミケル「大変です隊長! 海賊放送に、海賊が出ています!!」
シロー「イオー! それでうまいこと言ったつもりかイオー!?」
最終更新:2016年10月24日 20:46