カロッゾ 「唐突だがカロッゾパンは本日からカロッゾライスとして再出発する、という訳でパン主義のキミは首だ。シーブック君
シーブック 「な・・・なんとぉぉぉ!そんな馬鹿な事、考え直して下さい!」
セシリー 「ごめんね、シーブック。父さんったらお米には七人の神様がいるとか言って聞かなくて・・・・・私もご飯主義に」
シーブック 「嘘だろ・・・セシリー・・・・・」
ザビーネ 「ふん、さっさと荷物をまとめて帰るんだな。シーブック、米の力は偉大だぞ。キサマも早くパン主義から離れるがいい」
シーブック 「ザビーネ・・・貴様!パン職人の誇りを忘れたのか!」
ザビーネ 「ククク・・・米米米米米米ライスライスライスライスライスライス米米米米米!!」
シーブック 「やめろ・・・・・・・」


米ライス米ライス米ライス米ライス

~~~~~

シーブック 「うわああああああ!って・・・夢、か」
ザビーネ 「ライスライスライスライスライス・・・・・ち、起きたか」
シーブック 「ザビーネ・・・二つ程お前に聞きたい事がある」
ザビーネ 「言ってみろ」
シーブック 「一つ、ここは何処だったか?」
ザビーネ 「カロッゾパンの工房だ、昨夜新作を作るとか言って泊まり込んだと聞いたが。まだ寝惚けているな」
シーブック 「そういやそうだったな・・・途中で寝ちまったのか、そしてもう一つ。その片手に持ってる本は何だ?」
ザビーネ 「ん?何も持ってないが」
シーブック 「嘘つけ!今後ろ手に隠しただろ!」
ザビーネ 「ふ・・・小さい男になるなよ、シーブック」
カロッゾ 「なになに・・・『ミミズでもかかる洗脳術』・・・か」


シーブック 「・・・・・・・」
ザビーネ 「さて・・・朝の新鮮な外気でも吸ってくるか!」(ダッシュ)
シーブック 「今日こそ決着をつける!待て、ザビーネぇぇぇ!!」

カロッゾ 「これが若さというものか・・・作業中に寝たのはおとがめ無しにしておくかな」
セシリー 「お父さん!シーブックとザビーネが!」
カロッゾ 「いやはや、ライバルとは良い物だ。お互いを高めてくれる」
セシリー 「・・・自分の世界にどっぷり入ってるし・・・・・はぁ」


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最終更新:2019年04月17日 15:54