アットウィキロゴ
88 : 通常の名無しさんの3倍2016/11/02(水) 15:19:38.79 ID:DPjLnR4P0
居酒屋にて
イオ「…………」
ダリル「…………」
シロー「はあ、おまえら無言で睨みあうのはやめろ。他の客が怖がってるだろうが」
イオ「べつに来たくて来たわけじゃねーからな。シローがどうしてもいうから来ただけで」
ダリル「俺もマイさんに頼まれなかったら来ませんでしたよ」
シロー「まあそれに関しては意外だったよ。まさかイオの喧嘩相手がマイの知り合いだったとは」
マイ「リビングデッド課には商品テストとか品質検査でお世話になってますからね」
ダリル「いえいえ、こちらこそお世話になってます」
シロー「まあそれはともかくとして、今日こうして集まってもらったのは他でもない。お前たちの喧嘩でみんなが迷惑してるんだ、いい加減和解したらどうだ」
マイ「先日もFAガンダムとサイコザクの喧嘩で、街の一角が崩壊したコロニー状態になりましたからね」
イオ「おいおい、ケンカくらいアムロ兄貴とシャアだってよくやってるだろ」
シロー「あれはもう恒例行事だからな、俺も諦めた」
マイ「傍目から見ると、ほとんどじゃれ合いですからね。ただ迷惑なだけで」
シロー「そもそもあの二人と違って、お前らは殺意が漲り過ぎてるんだよ。ほとんど殺し合い、決闘じゃないか。ナノマシンで建物が修復したり、ミンチになっても復活できるこの街だからまだなんとかなってるが」
マイ「冷静に聞くといったいどういう理屈なんでしょうかね」
シロー「ともかく、さすがに警察としてはこれ以上見過ごせん。このままだと本当にどっちか死ぬぞ」
イオ「へっ、望むところだぜ。とことんやってやるよ」
ダリル「カーラを残して死にませんよ俺は。こいつは殺しますが」
マイ「とりつく島もないですね」
シロー「まったくおまえらは……。なあ、そもそも何が原因でこうなったんだ?」
イオ「そりゃおまえ、俺がベランダでくつろいでたら、こいつがビッグガンで狙撃してきやがって、ムカついたんで俺もフルアーマーを持ち出して……」
シロー「それは先日の喧嘩の原因だろ! 俺が聞いてるのはお前たちがそもそもこうして殺しあうようになった原因だ」
イオ「あん?」
ダリル「えーと、それは……」
マイ「確か二人は同じラジオの海賊放送でDJをしてますよね。もしかしたらそこで何かあったのでは?」
ダリル「そうですよ! 先月俺の番組の聴取率がこいつの番組を越えたんですけど、そしたら途端にリスナーから大量のクレームが届くようになったんです」
イオ「へっ、そりゃお前の番組がつまんねえからだろ」
ダリル「違う! 調べてみたら全部同じパソコンから送られたメールだってわかったんです! それで発信元に問い合わせてみたら……」
キ○・ヤ○ト『僕はうちの愚兄に脅されてやっただけなんです。本当はやりたくなかった……その証拠に、アドレス偽装だって手を抜いてすぐわかるようにしたでしょ!』
イオ「ギクリ」
シロー「イオ……お前って奴は」
イオ「ちょっと待ってくれ。それだってそもそもこいつが番組で俺のラジオをDisるから……」
ダリル「リクエストも受け付けなければリスナーからのメールも読まない。ただ自分の選んだ曲を掛けて好き勝手喋るだけ! 事実だろうが!」
イオ「なんだと! それに最初に俺の番組にクレームつけるよう扇動したのはてめえだろうが! ちょっとばかし女子供にウケるからって!」
ダリル「扇動なんかしてない! 俺の番組時間が増えたから後番組のお前のラジオが減らされただけだ! 当たり前だろ時間枠は限られてるんだから!」
シロー「醜い……醜すぎるぞおまえら」
マイ「海賊放送なんて自由にやってると思ってましたが、意外にシビアなんですね」
シロー「じゃあラジオ番組でのいざこざがお前らの揉め事の原因なんだな?」
イオ「いや、違う」
ダリル「ラジオでこいつがポップスを悪く言うから、スタジオに直接文句言いに行ったのが俺が番組DJをやるキッカケだったんで」
マイ「二人が殺し合うようになったのはもっと前と」
イオ「そうだな」
シロー「というか大嫌いなはずなのにお互い番組はチェックしてるんだな」
マイ「逆説的にアンチが一番熱心なファン、というアレでしょうか」

89 : 通常の名無しさんの3倍2016/11/02(水) 15:21:12.23 ID:DPjLnR4P0
シロー「話を戻すぞ。どうして二人が殺し合うようになったのか」
マイ「そういえばイオは一時期ビーハイブ支社でバイトしてましたよね」
シロー「ああ、クローディアのとこの」
マイ「当時リビングデッド課はビーハイブと競合してましたからね、そこで何かあったのでは?」
イオ「そうだ、そういえば俺が留守にしてる間に、こいつがサイコザクで襲撃してきやがったんだ。営業成績でウチに抜かれたからって卑怯な野郎だ!」
ダリル「嘘をつくな! 成績はウチの方が勝ってた! 悔し紛れに先に襲撃しようとガンダムで出撃したのはお前だろ!」
イオ「襲撃なんかしませんー、ただの営業ですー」
ダリル「フルアーマーのMSで営業に行くバカがどこにいる!」
シロー「ああ、思い出したぞ。結局お互い会社を爆破しあって、その後街中で戦いまくってたな……」
マイ「あれは酷かったですね。警察でもアムロ兄さんたちでも止められず、相打ちでお互いのMSが大破するまで続きましたから」
イオ「へっ、それでも勝ったのは俺だけどな」
ダリル「ふざけるな、あの時勝ったのは俺だ」
シロー「だから相打ちっていってるだろ……。じゃあお前らの因縁はそこからなんだな?」
ダリル「いえ、違います」
イオ「俺がクローディアんとこでバイト始めたのは、こいつが近くで働いてるって聞いて叩き潰してやろうと思ったからだし」
マイ「またですか」
シロー「いい加減にしろ! じゃあなにがきっかけなんだ!」
ダリル「こいつのせいでカーラは幼児退行を……」
イオ「コーネリアスをさらったからだろうが!」
ダリル「さらってない! 向こうが勝手に来たんだ! 貴様だってショーンやフーバーをミンチにして!」
イオ「その前に俺を撃墜したろうが!!」
ダリル「!!!!!!!?」
イオ「!?!? !!!!!!!」
ダリル「!@%¥「*!!」
イオ「$%#&@>!!」

イオ「上等だ! 表へ出やがれ!!」
ダリル「ああ、望むところだ!!」
イオ・ダリル「「今度こそ殺してやる!!」」

マイ「ああ……また始まっちゃいましたよ」
シロー「結局なにがキッカケでこうなったのかわからないままだし、何だったんだ今までの時間は……」
マイ「真相は藪の中、というか、あそこまで行くと多分本人たちですら明確な理由はわかってないんじゃないですかね」
シロー「ふたりは殺し合う宿命、か……。あー、クソ!それでも止めない訳にはいかないだろ立場上! おおーい、止めろ二人ともー!!」
マイ「大変ですねシロー兄さんも」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年04月05日 08:51