302 : ドキッ! 喪女だらけのクリスマス会2016/12/24(土) 19:33:06.25 ID:qUa576yE0
ネーナ「えー…それでは『ドキッ!美少女だらけのクリスマス会』開催したいと思いまーす…」
ルナマリア「いえーい…」
ネーナ「なお司会は本来ルーが務めるはずでしたが、本日欠席のため代わりにわたしネーナ・トリニティが務めまーす…」
ファ「いえーい…」
セシリー「ちなみに本人からの伝言がこちらです『ごっめーん、全然興味ないんだけどグレミーに誘われたから仕方なくデートしてくるわ!全っ然興味ないんだけど!』」
ファ「裏切り者…!!」
ネーナ「なお同じく本日欠席のルイスからもこんなメールが届いております『みんな元気ー!?今日のクリスマス会行けなくてごめんねー(T_T)今は家族と海外のスキーリゾートに来てます。ちなみに沙慈も一緒です(///∇//)テレテレ みんなも楽しんでねー(⌒ー⌒)ノ~~~』
ルナマリア「なにこの文面!ケンカ売ってんの!?」
ファ「いや、どう考えても売ってるでしょこの感じはケンカ売ってるでしょ」
セシリー「ルーといいルイスといい…」
カテジナ「あの二人からのメールは今後一週間無視!!」
ファ「でもカテジナも今日は来れないって言ってなかった?」
ルナマリア「そうそう、年上の彼氏と過ごすってあんなにノロケてたのに」
カテジナ「…急な仕事が入ったそうよ。クルノクルの奴、わたしより仕事を選ぶとは…!」
ファ「そ、それはお気の毒…」
カテジナ「まあいいのよそれは。あいつはもうデートどころか仕事にも行けない身体にしといたから」
ルナマリア「い、いったいどんなオシオキをクロノクルさん…!」
ネーナ「ガクガクブルブル」
カテジナ「そういうファこそいいの?クリスマスは毎年カミーユと過ごしてたじゃない」
ファ「だあれ?その女みたいな名前の人?」ニッコリ
セシリー「ええ?」
ファ「あ、長兄を見習って彼女たち全員と分刻みのスケジュール組もうとしてた人かな?それともそれがバレて全員からよってたかってボコボコにされた人?」ニッコリ
ネーナ「ファ、ファが珍しくキレてる…!」
カテジナ「この子、笑顔で怒るタイプなのね」
ファ「セシリーこそ珍しいんじゃない。いつもはお店が忙しいってクリスマス会自体来ないのに」
セシリー「今年は思いのほかすんなり終わったのよ」
ネーナ「ならシーブックと一緒に過ごせばいいじゃん」
セシリー「シーブック?『来年に向けて新ケーキの開発をするぞ!』ってお父さまに連れて行かれたわ。ふふ、いつもこう。せっかくイベントがあってもいつも何かに邪魔をされる。結局私と彼とはなんにもないのよ、なぁんにも…」
ネーナ「なんか…ゴメン」
セシリー「おかしいわよね。シーブックは散々『10年の呪いだー』とかいって同情されてるのにわたしのことはだぁれも同情してくれない。10年待たされるこっちの身にもなってみなさいよ!!」
ルナマリア「お、落ち着いてよセシリー」
セシリー「そもそも誰よクロスボーンで10年何もなかったなんて設定付けたのは!禿か!ロリコンか!いったいどっちのせいで私は…!!」」
ファ「あのセシリーが荒れている…!」
カテジナ「なんだかんだで溜まってたのねこの娘も。いろんな意味で」
ネーナ「うん、わかった。今夜は飲もう。朝まで付き合うよ」
セシリー「ありがとう。ふふ…今夜は悪酔いしそうね」
ルナマリア「いやジュースだからねこれ誤解無いよう言っとくけど」
ネーナ「ていうかそもそもなんでアンタこそここにいるの?」
ルナマリア「へ?」
カテジナ「そうね。『遂にシンと付きあえるようになったから今年のクリスマスは大変だわ~』とかいって半年くらい前から色々準備してたじゃない」
ネーナ「聞かれもしないのに進展教えてきたりしたしね。正直うざかったわ」
セシリー「シンのこと誘わなかったの?」
ルナマリア「…………」
ファ「なにこのトーンダウン」
ルナマリア「…もちろん誘ったわよ。でも普通に断られたわ『ごめん、イブはマユとステラとクリスマス会やるからって』」
ネーナ「あっ…(察し」
カテジナ「たとえ付きあえるようになってもルナマリアの扱いは変わんないわね…」
セシリー「でも当人はそれを受け入れられないみたいだけど」
ルナマリア「おおおおかしいよ私たち付きあってるはずなのになんで断られるの付きあってるのにせっかくのクリスマスイブに会えないなんておかしいおかしいダッテワタシタチツキアッテルンダモノアエナイナンテオカシイオカシイオカシイオカシイソモソモホントウニツキアッオカシイオカシイオカシイオカシイオッカカカイシオオオカシイ…(ry」ガクガク
ネーナ「やばい、ルナマリアが壊れかかってる!」
ファ「精神崩壊しないうちに止めなさい早く!」
セシリー「ほ、ほらルナ、ケーキあるわよケーキ!ウチの残りで悪いけどとりあえずケーキでも食べましょ、ね?」


303 : ドキッ! 喪女だらけのクリスマス会2016/12/24(土) 19:34:10.39 ID:qUa576yE0
(五人で黙々とケーキ咀嚼中)
カテジナ「……ファ、そこのグラス取って」
ファ「はい」
セシリー「……」
ルナマリア「……」
ネーナ「…ねえ、今疑問に思ったんだけど」
セシリー「なあに?」
ネーナ「なんでアタシたち、こんなところで黙々とケーキ食べてるワケ?おかしくない?」
ファ「だって今日はそういう会じゃない」
ネーナ「いやおかしいわよ!世間はクリスマスイブなのよ!?なんで華の女子高生が集まってこんなたいして美味しくも無いケーキをみんなでつつかなきゃならないの!」
セシリー「ふふふ殴るわよネーナ」
ファ「今のはちょっと謝った方がいいわよネーナ」
ネーナ「ウン、ごめん。今のは口が滑った。ともかく!わたしが言いたいのは世の中の男連中は何をしているんだってことよ!こんな美少女五人をほっといて、なんで誰も誘わないわけ!」
ファ「いや、自分で美少女って言っちゃう?」
カテジナ「…言われてみれば確かにそうね」
ファ「ちょっとカテジナさん?」
カテジナ「世の中に男はクロノクルだけじゃないんだから、誰か別の男が誘ってきてもいいはずよ。例えばあの小賢しいウッソ・エヴィンとか!」
ネーナ「そうよ!私もクリスマス予定空いてるってみんな知ってるはずなんだから誰か一人くらい誘いなさいよせっちゃんとかもうこの際ギリでもいいから!!」
ルナマリア「そーだそーだ!」
ファ「ちょっと三人とも!落ち着きなさいよなんか変な方向に行ってるわよ!?」
カテジナ「間違っているのは私たちじゃない、世界の方よ!」
ネーナ「そうだ!」
カテジナ「クリスマスに女を一人にさせるような世界は焼却しなければならない!!」
ネーナ「ちょっとあたしスローネドライ持ってくるわ」
ルナマリア「わたしもザクウォ持ってくる」
カテジナ「よし、よく言った!私もゴトラタンを持ってくる、三人で街へ出てカップル共を焼きはらうぞ!!」
ファ「結局ただの嫉妬!?」

ファ「ちょっとセシリー!止めないと、あの三人本気で街を血のクリスマスに変えるつもりよ」
セシリー「いいじゃない…今年くらいクリスマスが惨劇で終わっても…私なんて十年なにもないんだもの…十年あれば街だって焦土から復興するわよ…」
ファ「いや正気に戻ってよ!?あなたこのグループの数少ない良心なんだから!私ひとりじゃあの三人ツッコみきれないわよ!!」
ピンポーン
トビア「ちわーブラックロー運送でーす」
セシリー「…あら、宅配?こんな時間に」
ファ「ちょうどいい!さ、一緒に受取りに行きましょセシリー!あんたたちも私たちが戻るまでおかしなことしないように。ケーキでも食べてなさい!」
カ・ネ・ル「「「はーい」」」

ファ「よいしょ、大きい荷物ね」
セシリー「それに随分重いわね。人ひとりくらい入れそうな大きさだし」
カテジナ「宅配便?誰から?」
ファ「それが差出人書いてないのよ」
ネーナ「ひょっとして誰かのサプライズプレゼント!?」
ルナマリア「まさか開けたら中からサンタの格好をしたシンが…!」
ファ「その可能性は限りなく低いと思うけど。まあともかく開けてみましょ」ガサゴソ
パカッ
クーデリア(全裸にリボン)「み、みなさんメリークリスマース!!」
ファ「……」
ルナマリア「……」
セシリー「……」
ネーナ「……」
カテジナ「……」
クーデリア(全裸にリボン)「メ、メリークリスマ~ス……!!」
カテジナ「……なにやってるの、クーデリアさん?」
クーデリア(全裸にリボン)「ええっ!?だ、だって地球のクリスマスではお世話になった方のお宅へこうやって伺うのが普通だとフミタンが…!あれ、フミタン!?フミターン!!?」

なんか全員毒気を抜かれました。
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最終更新:2019年12月31日 02:50