119通常の名無しさんの3倍2019/06/23(日) 08:49:23.06ID:Fi9at9cU0
 『ある日、アルとシュウト、キャプテンガンダムがてくてくと街を歩いていると、
後ろからアムロが走ってきました。

アムロ「大変だ!」
アル「どうしたの、アムロ兄さん?」
アムロ「ウサギの着ぐるみが走っていくのを見なかったか!?
    東京ドームにいるあの白い服着たウサギの!」
アル「……兄さん、ジャビットの着ぐるみでも見たの?」

アムロ「俺はあのウサギの着ぐるみを追っているところだ。じゃあまた後でな」

 そう言うとアムロはどこかへ走っていきました。

アル「ジャビット……。また野球の話?」
キャプテンガンダム「アムロさんが野球の話をしてみんなに迷惑をかける確率50%!」
シュウト「それ、半々で確率の計算になってないよ」

 アルはアムロを追うことに決めました。
アムロがまたみんなに迷惑をかける前に止めなくてはと思ったからです。
アルは走りました。ひたすら走りました。道路に空いている穴に気づかないくらい。

アル「ああ!?」

 アルはその穴に落っこちました。とても深い穴でした。
そして落ちて落ちて地面に尻もちをつきました。

アル(あれ? 痛くない。それに地下なのに明るいぞ?)

 そうアルが疑問に思っていると猫耳をつけたルナマリアが現れました。

ルナマリア「私はチェシャ猫のルニャ。アリスはウサギを追っているんでしょ?」
アル「アリス? アリス=ミラーでもALICEでもないよ。アルだよ。
   それにウサギの着ぐるみを追っているんじゃなくて
   アムロ兄さんを追いかけているところだよ」

120通常の名無しさんの3倍2019/06/23(日) 08:51:46.06ID:Fi9at9cU0
 猫耳をつけたルナマリアは笑いました。

ルナマリア「何を言っているの? アリスって名前知っているんだから」
アル「だからアリスなんて名前じゃないって……。アルだよ。
   今日はどうしたの? 猫耳なんてつけてるし」

 ルナマリアはその問いには答えず、別のことを言いました。

ルナマリア「ウサギならここの先にあるお茶会の方へ走っていったわ」
アル「あ、どうもありがとう……」

 アルはお礼を言うとそのお茶会に向かって走っていきました。
もちろんウサギの着ぐるみを追っているアムロを見つけるためです。
走っていくと2人の女性が椅子に座っていました。
2人の前にはテーブルがあり、その上には紅茶が入ったカップがあります。
きっと今お茶会をしているのに違いありません。

ディアナ「私は帽子をかぶった帽子屋のディアナ」
ティファ「そして私は3月ウサギのティファです。月だけに」
ディアナ「ネズミのシャクティはこの終わりのないお茶会に遅刻してまだ来ていないのです。
     はあ……、いったいどうしたのか」

アル「終わりのないディフェンス!?」
ディアナ「終わりのないお茶会です。
     アリス、あなたはウサギを探しているんでしょう?」
アル「アリスなんて名前じゃないし、探しているのはアムロ兄さんなんだけど……。
   いったい今日はみんなどうしたの?」

121通常の名無しさんの3倍2019/06/23(日) 08:53:56.54ID:Fi9at9cU0
 2人はその問いには答えず、ウサギの行方を言いました。

ディアナ「ウサギならこの先の公爵夫人や女王のところだと思います」
ティファ「走っていくのを見ました」

アル「あ、ありがとうございます」

 アルはお礼を言うとさっそく公爵夫人と女王がいるというこの先へ走りだしました。

アル(うーん、少しわかってきたぞ。チェシャ猫、帽子屋、3月ウサギ、ネズミ、そしてアリス。
   まるで不思議の国のアリスみたいな世界じゃないか。
   すると公爵夫人と女王は誰だろう?)

 アルがさらに走っていくとまた2人の女性が現れました。
そばにはお城が建っています。

エミリー「私は公爵夫人にしてフリットの夫人のエミリー」
アル「エミリー、いつフリット兄さんと結婚したのさ」
レイン「そして私は女王のレイン。キングオブハートの結婚相手」
アル「レイン、いつドモン兄さんと結婚したのさ。
   だいたいキングの奥さんなら女王でなくて王妃じゃないの?」

レイン「今日はかたいこと言いっこなし。
    とりあえずアリスにウサギの場所を教えましょう」
アル「だからアリスじゃないって……。
   でもアムロ兄さんがいる場所を教えてもらえればうれしいな」

 とアルが言葉を言うと……、さっきのチェシャ猫、帽子屋、3月ウサギ、
そして先ほどにはいなかったネズミのシャクティが現れました。

ディアナ「ちょっと待ってください。なぜレインさんが女王なのですか!
     でしたら別に女王にふさわしい人がいます!」

122通常の名無しさんの3倍2019/06/23(日) 08:56:18.71ID:Fi9at9cU0
 女王のレインが聞き返しました。

レイン「それは誰?」
ディアナ「私です。私こそ女王にふさわしい」
アル「えー!?」

シャクティ「それなら私も……。一応社長の娘ですし」
アル「社長?」
シャクティ「あ、間違えました。女王の娘です」

ティファ「それなら私だって女王にふさわしいかと」
ルナマリア「私もよ」
エミリー「あー、それなら私も!」

 みんなが口々に言ったのでガンダムファイトならぬキャットファイトが始まりました。

アル「あのー、アムロ兄さんの行方は?」

 勝者は……。

123通常の名無しさんの3倍2019/06/23(日) 08:59:17.06ID:Fi9at9cU0
 勝者はティファでした。
3月ウサギのティファが新しい女王になったのです。

ティファ「やりました!」

 ティファは即座にアムロの行方を探す命令を出し、アルに会わせました。

アムロ「アル!」
アル「アムロ兄さん!」

 そしてアル達を地上の世界に返し、地下の世界を平和に治めました。めでたしめでたし』

ティファ「以上が私が描いた絵本です。どうでしたか?」
ガロード「ティファが女王ねえ……」

アル「キャットファイトって何?」
アムロ「女同士の戦いのことだ。
    ティファ……、アリスパロがやりたいのはわかるが最後はどうなんだ?
    コメントできないぞ」




126通常の名無しさんの3倍2019/06/23(日) 19:37:54.69ID:NI7qKcOr0
地下の世界ってあれかな?
バイストン・ウェル的な
シン「どちらかというと、ルナはネコミミよりもバニーガール…いや違うな
イヌミミは、ステラの方が似合いそうだし、ルナは何が似合うんかな?」
キラ「バニーガールは、コードギ◯スのカレンっしょ
ルナにはもっとしっくりしたのがありそう」



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最終更新:2023年02月20日 12:24