370 名前:打倒! トロワ=バートン!!投稿日:2008/02/07(木) 19:10:01 ID:???
副題『いけ! いけ! ぼくらのマリアルイゼ様!!』
ストーカー「さて、今日のお話の主役はいつもの
主人公兄弟ではありません。
今日の主役はガンダムローズのファイター、ジョルジュ=ド=サンドと
そばにいるお姫様、マリアルイゼです。
どうやら彼らはドモンに、
そしてドモンの兄弟達に何かを尋ねるようなのですが……。
それでは
ガンダムネタ話、レディー、ゴー!!」
マリアルイゼ「ジョルジュ! ジョルジュ!」
ジョルジュ「お呼びですかマリアルイゼ様」
マリアルイゼ「このチラシを見なさい!
髪型がジョルジュに何となく似ているこの男です!」
ジョルジュ「サーカスのチラシ……? トロワ=バートンの写真が載っていますね」
マリアルイゼ「そう! トロワなんて数字の3みたいな名前でしょう!?
それなのにこの街では悔しいけれど
ジョルジュよりもトロワの方が人気があるんですよ!?」
ジョルジュ「それでよいではありませんか。
ピエロとガンダムファイターを比べるなど無意味」
マリアルイゼ「でも私のジョルジュに人気がないなんて!
せめてこのトロワという男よりも人気が上でないと……」
ジョルジュ「マリアルイゼ様……」
レイモンド「それならばキングオブハートに相談してみてはいかがでしょう?」
ジョルジュ「なるほど。ドモンならいい考えを持っているかもしれませんね」
371 名前:打倒! トロワ=バートン!! 2投稿日:2008/02/07(木) 19:11:51 ID:???
ジョルジュ「というわけでわざわざドモンの家に来たのです」
ドモン「なるほど。人気を上げる方法か。ここは俺の兄弟達に相談してみるか。
俺ではせいぜいトロワと
ガンダムファイトをして
勝って人気を上げるくらいしか思いつかないな」
ヒイロ「トロワはガンダムファイトを受けないと思うぞ。奴はうかつな動きはしない。
もうすでにトロワの方が人気があるのに
わざわざ勝って人気を上げようとはするまい」
マリアルイゼ「くっ! トロワ=バートン!」
シュウト「こんにちは」
マリアルイゼ「えっ? ドモンさんの弟? こんな弟さんいましたっけ?」
ジョルジュ「なかなかドモンの家に来る機会がないですからね。
私も実はドモンに何人の弟がいるのかは……」
ドモン「ジョルジュの人気を上げる方法を探しているんだ。何かないか?」
シュウト「え? ジョルジュって
誰だっけ?」
マリアルイゼ「目の前にいる人ですよ……。ではこの写真の男を知っていますか?」
シュウト「知ってるよ! トロワ=バートンって人だよね! よく見かけるよ!」
マリアルイゼ「きー! トロワ=バートン!」
ドモン「ここは一番上のアムロ兄さんに聞いてみよう。何かいい案はないかな?」
アムロ「そう言われても……。例えば赤い変態を倒したり捕まえたりしたら
ウチの家族の中での株は上がるけどな……」
マリアルイゼ「それですわ。小さいこともコツコツと! 人気のために頑張ります」
レイモンド「つかぬ事をお聞きしますがその赤い変態とはどういう奴なのですか?」
アムロ「独特のプレッシャーがあるからすぐにわかるよ。
奴はよくここに来るからウチの周りを歩いていればすぐに会えるさ」
ドモン「昨日は仲間と2人で午後8時頃に来た。おかげで昨日の晩は大変でな」
マリアルイゼ「ではさっそくその赤い変態とその仲間を捕まえましょう」
372 名前:打倒! トロワ=バートン!! 3投稿日:2008/02/07(木) 19:13:51 ID:???
シン「ふーん。ザクの構造ってこうなってるんだ」
ルナマリア「そうそう」
レイ「シンもザクの良さがわかってきたか」
ルナマリア「これから時間ある? 新しいザクのパーツを買いに一緒に行かない?」
シン「あ、ごめん。俺はもう少ししたらアルと一緒に空港に行かなきゃ行けないんだ」
ルナマリア「どういうこと?」
シン「バーニィさんとクリスさんが旅行から帰ってくるから迎えに行きたいんだって。
クリスさんのために旅行のチケット取るなんて
バーニィさんもやるなあって思ったよ」
ルナマリア「それでアルの面倒を見るために一緒に空港に行くことになったのね?」
シン「そうそう。どこから帰ってくるんだっけ。フラ、フラ……。
あれ? ど忘れしちまった」
レイ「そうか。とりあえず俺もダメだ。
これから知り合いと楽器の練習をする約束があるのでな」
ルナマリア「そっかー。仕方ないわね」
マリアルイゼ「見つけましたよ! 赤い変態!」
ルナマリア「へっ?」
ジョルジュ「なるほど。確かに独特の赤いプレッシャーがありますね。
さすが赤い変態」
レイモンド「マリアルイゼ様。赤いザクの操縦席から盗聴用の機材を発見しました」
マリアルイゼ「さすが変態。ストーカーですね。
そんなものを常に持ち歩いているなんて」
ルナマリア「いや、もう私は盗聴や盗撮から足を洗ったんで。
まだ片付けてないだけで……」
レイモンド「確かに最近使った様子はないですな……」
シン「どうしてこんなもの持ってたんだ? いったい何を盗聴、盗撮してたんだ……?」
ルナマリア「ええと、それは
黒歴史で……」
373 名前:打倒! トロワ=バートン!! 4投稿日:2008/02/07(木) 19:16:09 ID:???
ジョルジュ「マリアルイゼ様、お待ちください。私達が探しているのは2人組のはず。
しかしここにいるのは3人組です」
マリアルイゼ「ではこのそばにいる2人のうちのどちらかが変態の仲間なんでしょう」
ジョルジュ「なるほど! さすがマリアルイゼ様!」
シン「俺は変態の仲間じゃない!」
レイモンド「では質問します。昨日の午後8時頃どこで何をしていましたか?」
レイ「昨日のその時間は知り合いのトロワ=バートンと楽器の練習をしていました。
俺はピアノやオルガンといった鍵盤楽器の担当で……」
マリアルイゼ「くっ! ここでトロワ=バートンの名前を聞くことになるとは!」
ジョルジュ「ほう。トロワ=バートンは楽器演奏が趣味なのか」
レイモンド「なるほど。あなたにはアリバイがありますな。続いて今度はそこのあなた」
シン「その時間は一人で携帯電話をいじっていました」
レイモンド「なるほど。ではそれを証明できる人は?」
シン「いるわけないでしょう!」
レイモンド「あなたにはアリバイがないですね。わかりました。
マリアルイゼ様、この男性が変態の仲間です」
シン「はぁ!?」
ルナマリア「ねえ。なぜ私達2人が縄でぐるぐる巻きにされてるのかしら?」
シン「さあな。あいつらに聞いてくれよ。どうせ誰かと間違えてるんじゃないか?
レイの奴、楽器の練習があるからって俺達をおいて先に帰りやがって……」
マリアルイゼ「これでジョルジュの人気がちょっと上がりましたね!」
おわり
最終更新:2019年05月21日 21:11