99オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 00:59:17.65ID:qPEaUKn00
 AM 06:46 アクシズ外縁

 正気に戻ったキオとキラの兄弟タッグと
 ナイチンゲールに乗り換えたシャア・アズナブルとの戦いは、
 場所を再びアクシズ外縁部に移して続いていた。

キオ「シャアさん! もうやめましょうよ! こんな戦い……」
シャア「ふっ、君たちから仕掛けておいて今更よくいう!」
キラ「それを言われるとこっちとしても弱いなあ……」

 ボヤキつつもキラはビームライフルとレールガンで弾幕を張った。
 だがナイチンゲールは、重MSの見た目にそぐわない敏捷性で、猛然と二人に迫ってくる。

シャア「こちらはアムロを待たせているのでな、早々に終わらせてもらう!」

 ビームサーベルとビームアックスを抜き放ち、二刀流で襲い掛かるナイチンゲール。
 二人もまた、ビームサーベルでそれを受け止めた。

キオ「話を聞いてくださいシャアさん! アクシズは今、日登町に向かって落ちていってるんですよ!?」
シャア「日登町……」
キオ「そうです! 僕たちが住む日登町ですよ! このままじゃワームホールを通って町に落ちるんです!」
シャア「それがどうした! 地球上に残った人類などは地上のノミにすぎん!」
キオ「本気で言ってるんですか!? 日登町にはネオジオン社やナナイさんたちだっているんですよ!」
シャア「ネオジオン社? 知らないな、私はネオ・ジオン軍の総帥シャア・アズナブルだ!」

 そう言い切ったシャアは一気に二人を押し切った。
 そして体制が崩れたところへマイクロミサイルを発射する。

キラ「まずい……ドラグーン!」
キオ「Cファンネル!」

 AGE-FXとストライクフリーダムは咄嗟にビットを展開、なんとかミサイルを撃ち落とした。

キラ「シャアさん、完全にCCAのシャア・アズナブルになりきって……!」
キオ「こんな戦いすぐやめてアクシズをどうにかしなきゃならないのに! 本当に僕らのこと忘れちゃったんですか!」
キラ「もう無駄だよキオ。今はともかく、全力でナイチンゲールを落とす!」
シャア「落とせるかな、君たちに? ファンネル!」

 可動式バーニアバインダーにマウントされた10基のファンネルが一斉に展開した。
 言い知れぬプレッシャーの前に、キラの背筋に冷たいものが流れる。

100オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 00:59:49.05ID:qPEaUKn00
キオ「ファンネルが来るよ、キラ兄ちゃん!」

 ナイチンゲールのファンネルは、既にドラグーンを半数失ったストライクフリーダムへ集中的に襲い掛かる!

キラ「僕のことはいいから! キオは自分を守ることだけ考えて!」
キオ「でも!」
キラ「いいから!」
シャア「美しい兄弟愛だな。だが甘い!」

 容赦なくストライクフリーダムに襲い掛かるいくつものファンネル。
 キラは持ち前の反応速度でなんとか回避するも、
 先ほどのメガ粒子砲で受けた損傷に加え
 オールレンジ攻撃をすべて避けきれるわけがなく、徐々に被弾していく。

キラ「やめ、てよね……! こう見えて僕、本編じゃまるで被弾しないことで有名だったんだから……!」
シャア「その減らず口がどこまで続くか見ものだな」

 抵抗を続けるキラにシャアがダメ押しの攻撃を与えようとした、その時だった。

キオ「キラ兄ちゃんを……いじめるなああ!!」
シャア「突貫!? 横から?」
キラ「あれは……FXバーストモード!」

 全身に青い光を纏ったAGE-FXがナイチンゲールに突撃を仕掛ける!
 狙うはただ一つ、コクピットのある首のみ!

キオ「うおおおおおお!」
シャア「いい気迫だ。だがまだやられる訳にはいかん!」
キラ「!」

 だが、AGE-FXの攻撃は寸前で回避され、肩のスラスターを破壊するだけに終わった。

キオ「まだまだあぁ!」

 さらに最大限に高まった機動力で連続攻撃を仕掛けるも、
 シャアはそのすべての攻撃を、紙一重で回避していく。

キオ「ウソでしょ……なんで、なんで全然当たんないんだよ!」
キラ「もういいキオ! どいて、次は僕がやる!」

 兄に言われ、キオは咄嗟にナイチンゲールから離れた。
 ガラ空きになったシャアの視界の先には――フルバーストモードのストライクフリーダム!

キラ「ターゲット、マルチロック! いけっ!!」
シャア「ちいっ!!」

 連携攻撃を受け、爆発するナイチンゲール。
 今度こそやった、キオはそう思った。
 だが、爆炎が晴れて現れたのは……まだほとんど損傷の無いナイチンゲールの姿だった。

101オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01:01:32.40ID:qPEaUKn00
キオ「どういうこと!? 今確かに爆発したのに!」
キラ「違うよキオ。爆発したのは腰のプロペラントタンク。ナイチンゲール本体はまるでダメージを受けてない。
   当たる寸前で全て避けたんだ」

 キラは確かに見ていた。着弾の瞬間、ナイチンゲールが機体をわずかにズラし、直撃を避けたのを。

キオ「当たる寸前で全て避けるって……そんなのチートじゃない! ウチのアムロ兄ちゃんやカミーユ兄ちゃんだってそんなことできないよ!」
キラ「そうだよね、チートだよね。普通そんなこと、ニュータイプだろうがXラウンダーだろうができやしない。だけど……」

 そこでキラは、再びアクシズを背後に立つナイチンゲールを見た。

シャア「今のは……少々肝を冷やしたぞ。だが君たちの曲芸も、ここらで打ち止めのようだな」

 シャアはニヤリと笑った。

シャア「もう力の差はわかっただろう。黙ってここから立ち去ってくれれば後は追わない。いい加減、子供の遊びに付き合うのはうんざりだ」
キラ「そうだよね、うんざりだよね。でも、それは僕たちもおんなじなんですよ、シャアさん」
シャア「どういうことだ?」
キラ「とぼけないでよ。こっちはもうわかってるんですよ。あなたが僕たちのことを覚えてないフリをしてるだけだってことをね」
シャア「!!?」
キオ「ど、どういうこと? シャアさんは、ヅダエールの影響で逆シャア版のシャアになっちゃったんじゃなかったの?」
キラ「違うよキオ。目の前にいるのは、正真正銘僕たちがよく知る日登町のシャア・アズナブルその人だ」

 キラは迷いなくそう言い切った。

シャア「……証拠は? 証拠はあるのかね?」
キラ「ええ、もちろん。この戦いであなたは僕のハイマットフルバーストを二回、キオのバーストモードの突撃を殆ど無傷で回避した。
   自慢じゃないけどそんなこと、アムロ兄さんをはじめ日登町の誰にもできるはずがないんだ」
シャア「随分な自信だな」
キラ「あくまで事実を言ってるだけですよ」

 キラは悪びれることなく答えると、さらに推理を続ける。

キラ「では、なぜあなたが僕らの攻撃を回避できたのか。それはあなたが僕らのことを知っていたからに他ならない」
キオ「僕らのことを知っていたから避けられた……?」
キラ「そう、兄弟の中で僕たち二人だけ、攻撃の仕方に特徴があるんだよね。
   僕だったらハイマットの時、少しだけ照準をずらして相手の急所を避ける。逆にキオは常に首を最短距離で狙ってくる、みたいにね。
   一度でも僕らと戦ったことのある相手なら、みんな知ってることだよ」
キオ「あ!」
キラ「それは当然、シャアさんもそうだ。だからどこを狙ってくるかもあらかじめ予想できた。
   それが、あなたが僕たちの攻撃を回避できた理由ですよ」

102オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01:02:40.83ID:qPEaUKn00
シャア「…………」
キラ「どうなんですか? 僕の言ってること、どこか間違ってますか? ちゃんと答えてくださいよ!」
シャア「……さすがはキラ・ヤマトくん。スーパーコーディネーターは伊達ではないという訳か」
キオ「認めた? てことは……!」
シャア「そうだ。私は記憶を失ってなどいない。私は日登町で暮らすネオジオン社の社長、シャア・アズナブルだ。君たちのご存知の通りな」

 その告白に、キラは小さく安堵の声を漏らした。
 だがすぐに次の疑問も湧いてくる。

キラ「でもなんで? どうしてわざわざCCAのシャアの真似なんてしてたんですか?」
シャア「仕方ないだろう! ヅダエールの影響でアムロがCCA版のアムロになりきってしまったんだ! 
    ならば私も話を合わせるためにCCA版のシャア・アズナブルになりきるしかない!」
キラ「あ、この逆ギレ、完全にいつもシャアさんだね」
キオ「でも、これでもう僕たちが戦う理由はないですよね。アクシズを止めるために僕らに協力を……」
シャア「……そうはいかん」
キオ「え?」
シャア「私はここで、まだアムロと戦いたいのだ。そのためにも、君たちはここで排除しなければならない」
キラ「なんだって?」
キオ「このままだとアクシズは日登町に落ちるんですよ! それをわかってるんですか!?」
シャア「わかっている! だがそれでも! 私はアムロと戦いたいのだ!」
キラ「この周りを顧みないエゴ……やっぱりこの人もまだヅダエールの影響下にあるのか!?」
キオ「どうして、どうしてそんなにアムロ兄さんにこだわるんですか!」
シャア「それは……アムロ・レイは」

103オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01:04:01.51ID:qPEaUKn00
シャア「アムロ・レイは、私のズッ友になってくれるかもしれなかった男だからだ!!」
キラ・キオ「「ええ~~……?」」
シャア「だが今までの私は、ライバルとしてのプライドが勝ってしまい、
    彼の前では素直になることができなかった……(´・ω・`)
    本当はヤツに会いに来たのに、ついロランくんのためだとか、そういうことを言ってしまうのだ」
キラ「何そのツンデレ属性!?」
シャア「本当は私だってアムロと一緒にタピ活したりパンケースを食べに行ったり……」
キラ「ギャルなの?」
シャア「アムロと一緒に撮った映える写真をSNSにあげてみんなから『いいね!』を貰ったりしたかった……!」
キラ「付き合いたてのカップルなの?」
キオ「ていうかなんでそんなにアムロ兄さんにこだわるんですか? 友達ならガルマさんだっているでしょ!」
シャア「え、だ、だってガルマは若かりし頃謀ミンチしてから、今も会うとちょっとギクシャクするし……(モジモジ」
キオ「自業自得!」
シャア「だがそれも今日までだ! この戦いで私はアムロと友情を深め、
    “ふっ、お前も中々やるな”“お前こそ。やはり私とここまで戦えるのは貴様だけだよ”
    “シャア……これからも俺とずっと友達でいてくれるか?”
    “ふっ……当然だろう”
    みたいな感じでズッ友になるのだ!!」
キラ「なにその昭和の不良が夕方の河川敷で殴り合うみたいなノリ!?」
キオ「そういえば昨日、マークさんと実写シャアも似たような流れで友達になってたね」
シャア「だからどけ! 私とアムロの友情のために! そのためなら……日登町がどうなろうと知ったことか!」
キラ「やめてよね! そんなしょうもない理由で僕らの町を壊そうとするのは!」
キオ「こんな戦い、これ以上長引かせない! やっぱりあなたは、ここで僕たちが倒します!」
シャア「ふっ! 止められるかな? 先ほどまで私に手も足も出なかった君たちが!」

 シャアは再びファンネルを展開した。そしてやってくるオールレンジ攻撃。
 だがそれを、キラとキオの二人は難なく回避した。

シャア「なにっ!?」
キラ「CCAのシャア・アズナブルならともかく、いつもの日登町のシャアさんなら僕たちだって対応できる!」
キオ「シャアさんの戦い方は、近くでずっと見てきてるもんね。
   いったい何度、僕らがアムロ兄ちゃんとシャアさんのケンカを止めてきたと思ってるのさ!」
シャア「お互い、手の内はもうバレているというわけか」
キラ「そういうこと!」

 ビームサーベルを抜いて斬りかかるストライクフリーダム。
 それをナイチンゲールは隠し腕に装備したサーベルで受け止めた。

シャア「ならば、勝敗は何で決まると思う?」
キラ「え?」
シャア「パイロットの経験値? MSの性能? 違うな」

 不敵な笑みを浮かべつつシャアは大型メガ・ビーム・ライフルを構えた。
 キラは咄嗟にビームシールドを展開しようとしたが

キラ「シールドが……開かない!?」
シャア「勝敗を分けるのは、これまでに受けたダメージの差だ!」
キラ「まずい……!」

104オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01:05:20.08ID:qPEaUKn00
 至近距離からビーム・ライフルの攻撃をモロに受け、ボロボロになるストライクフリーダム。
 左腕と右の腿から先、それに腹部のカリドゥスを失い、全身からバチバチと火花をあげている。

キラ「ぐ、ぐうううう……」
シャア「ほう、まだ動くか。思ったよりも頑丈だな」
キオ「キラ兄ちゃん!」
シャア「私の正体に気づいたまではよかったが、そのために少々攻撃を受けすぎたな。
    もはや数の有利もない。このまま一機ずつ、確実に仕留めればいい」
キオ「大丈夫? 生きてるキラ兄ちゃん!?」
キラ「まあ……ね、ぐう……衝撃で、全身無茶苦茶痛いけどまだミンチにはなってないよ」
キオ「ああ、僕のせいだ。僕が暴走した時にサザビーの攻撃から庇ったせいで……」

 今まで見たことのないボロボロの兄を見て、キオは涙を流した。

キオ「もういいよ、後は僕がやる。キラ兄ちゃんはどこか安全なところで休んでて」
キラ「それはダメだよ、キオ。そうやって僕とキオを分断させる。それがシャアさんの狙いなんだ」
キオ「でも……!」
キラ「かなりズタボロだけど、フリーダムはまだやれる。僕たちがシャアさんに勝つには、二人で力を合わせるしかないんだ」

 そう言ってキラは、ナイチンゲールの攻撃から我が身を庇おうとしたAGE-FXを押しのけ、再び前に立った。

キラ「ねえキオ。バーストモードだけど、もう一回できる?」
キオ「FXバーストモード? う、うん。さっき使っちゃったからフルパワーは無理だけど、短時間ならなんとかなると思う」
キラ「そっか、わかった」
シャア「ほう、あれだけやられてまだ立つか。自分たちの状況を正確に理解しているようだな」

 今や絶対的優位に立ったシャア。だが慢心することなく、冷静に敵を見据える。
 どんな攻撃を仕掛けてきても全て捌き切る。そういう自信の表れだった。

キラ「キオ、一個だけお願いがあるんだけど」
キオ「なに?」
キラ「僕、これから『らしくない』ことをするけど……絶対に他の兄弟には言わないでね。特にシンには」
キオ「え……?」
キラ「絶対にからかわれるの目に見てるからさ。……じゃ、頼んだよ」
キオ「ちょっと待ってキラ兄ちゃん! 一体何を……」

 キオの問いかけにも答えず、キラは飛び出した。
 ストライクフリーダムはナイチンゲールに向けて、わき目もふらずに突き進む!

105オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01:06:56.51ID:qPEaUKn00
シャア「ほう、一人で来たか。意図はわからないがまあいい。ファンネル!」

 ナイチンゲールから飛び出す10基のファンネル。
 ストライクフリーダムも残り2基のドラグーンを出して対抗するも、数の差は覆せない。
 瞬く間にドラグーンは撃ち落とされた。だが

キラ「これで……いい!」
シャア「速さが一段階、上がっただと!」

 ドラグーンを全て射出したストライクフリーダムは、背中のウイングから光の翼を展開、
 フル出力でナイチンゲールに突貫する!
 シャアは急いでファンネルを呼び戻そうとするが間に合わない。

キラ「うおおおおおおお!」
シャア「ちいい!」

 ビームサーベルを振りかぶって襲い掛かるストライクフリーダム。
 シャアは手持ちのビームライフルを投げ捨て、同じくビームサーベルで迎撃する。

シャア「無駄なことを! 先ほど同じ攻撃でやられたのをもう忘れたか!」
キラ「忘れちゃ……いないさ!」

 そう言ってキラは鍔迫り合いをやめ、何を思ったかビームサーベルを投げ捨てた。
 そして宙を切る敵のサーベルを避けつつ、しっかりと相手に抱き着く。

シャア「何を……」
キラ「もう少しだけもってくれよ、フリーダム!」

 そしてスラスターを噴かし、ストライクフリーダムはナイチンゲールを抱えたまま前進した。
 そのまま二機は、背後にあるアクシズの壁面に激突する。

キラ「今だキオ! バーストモードで、僕ごとシャアさんを倒して!」
シャア「なんだと!」
キオ「そ、そんな! できるわけないよ! いくらなんでも、キラ兄ちゃんごとシャアさんを撃つなんて……」
キラ「いいからやるんだ! シャアさんが動けないうちに……僕のフリーダムごと、ナイチンゲールの首を狩れ!!」
キオ「え……」

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     ̄ ̄] l    ∧:::::::::::::::::; '   /    |←キオ
   ::::::::::::| | ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄  /

 一瞬で妖怪首おいてけと化したになったキオはバーストモードを発動。
 とてつもない速さでナイチンゲールに向かって突貫する!!

シャア「正気か貴様! 弟に自分ごと首を狩らせるとは……ええい、離せ!」
キラ「離すもんか! 約束したんだからね、絶対にシャアさんとアムロ兄さんを連れて帰るって!」
シャア「ちいっ!!」

 シャアは苦し紛れに機体を殴りつけるも、ストライクフリーダムを殴りつけるもびくりとも動かない。
 ならばと目標をAGE-FXに変え、展開していたファンネルでオールレンジ攻撃を仕掛けるが……

キオ「邪魔だあアアアアアア!!」

 キオもまた、全方位にCファンネルを展開。一気に10基すべてのファンネルを撃墜する!

シャア「馬鹿な!」
キオ「置いてけ! 大将首、置いてけ! チェエエエエエエエエストォーーーー!!」

 青く光りながら突撃するAGE-FX。
 ストライクフリーダムガンダムとナイチンゲール、二機の首は一瞬で切り落とされ、勝負は決まった。


アクシズ外縁部での戦闘結果

ストライクフリーダムガンダム……AGE-FXにより頭部を切断され撃墜
ガンダムAGE-FX……中破。パイロットのキオ・アスノは首狩り欠乏症を克服
ナイチンゲール……AGE-FXにより頭部を切断。戦闘不能


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最終更新:2023年05月09日 12:27