セレーネ 「ただいまー」
スウェン 「……」
ロラン 「おかえりな……せ、セレーネ姉さんが!」
アムロ 「スウェン君を連れて帰還だと……!」
コウ 「しかも腕まで組んで……!」
ジュドー 「ね、姉さん……まさか!」
セレーネ 「ええ……わたしは彼を
愛しているわ!」
兄弟 「KITAAAAAAAAAAAAAAAA!」
アムロ 「ちょ、これやべえってくぁすぇdrftgyふじこ」
ヒイロ 「落ち着けハマーD」
ロラン 「ついに……ついにあのAI
フェチのセレーネ姉さんにお相手が……!」
シロー 「今日というこの日のことは永遠に
我が家の歴史に……!」
スウェン 「……」
ジュドー 「……って、あ、あれ?」
ウッソ 「僕らの背後にもスウェンさんが……?」
アル 「で、でもスウェンさんはあそこでセレーネ姉さんと腕を組んで……?」
スウェン 「……あれは俺じゃない」
ガロード 「へ? じゃあ一体……?」
カミーユ 「(ピキーン!)……! セレーネ姉さんと腕を組んでいるスウェンさんから、人の魂を感じない……!?」
アムロ 「……まさか、お前……」
セレーネ 「ええ、そうよ! ついに完成したの、
スターゲイザーちゃん専用の原寸大人型ボディが!」
兄弟 「なんじゃそりゃあああああああああ!?」
セレーネ 「うふふ……これで私の理想のAIと二十四時間一緒……!」
スターゲイザー「ハラヘッタ」
セレーネ 「しかも見なさいこの人間的な反応! AI研究はこのスターゲイザーちゃんを以って、新たな段階へと移行したのよ!」
ドモン 「腐ってやがる……」
シロー 「(婚期が)遅れすぎたんだ……」
ロラン 「お、落ち着いてくださいよ! その人型ボディのモデルに選ばれたのは、スウェンさんなんですよ!?」
アムロ 「そ、そうか、つまりセレーネ的理想の男性はスウェン君ということに……!」
シュウト 「……ちなみに、スウェンさんをモデルに選んだ理由は?」
セレーネ 「近くにいたから(即答)」
アムロ 「……ダメだ、こいつはもうダメだ……」
カミーユ 「うわっ、兄さんから久しぶりのいじけオーラが!」
ロラン 「戻ってきてくださいよ兄さーん!」
セレーネ 「うふふ……ああわたしの愛しいスターゲイザー……」
スターゲイザー「……」
セレーネ 「……? なんだか様子が……」
ピピーッ、ガガーッ、ガラガラガラガラ……!
セレーネ 「いやーっ! わたしのスターゲイザーちゃんが唐突に
空中分解をーっ!?」
アムロ 「こ、これは一体……!?」
シュウト 「……いや、空中分解って言ったら……」
アル 「……うん、一人しかいないよね、犯人」
マイ 「その通り、僕がちょっと細工をさせてもらいました」
ジュドー 「ま、マイ兄さん……! どうして
こんなことを!?」
マイ 「不必要なまでの人間性を与えられたAIなど非論理的です。
非論理的なものは即刻空中分解させるのが世の理! 実に論理的です」
ロラン 「その意見のどこに論理性を見出せと言うんですかーっ!?」
ヒイロ 「落ち着けハマーD」
スウェン (……ところで俺は何故こんなところにいるんだろう……)
ソル (と言うか、『一緒にAIを作るって約束したじゃないかーっ!』とまで叫んだのに
完璧にスルーされている僕の存在価値は一体orz)
最終更新:2019年05月27日 18:29