721 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/23(日) 20:55:36 ID:???
シーブック「人格コピーなんて、姉さんそんなことやってたんだ・・・」
セレーネ「昔からやってたわよ。おいで、私のかわいいAIたち」
ガンセイヴァーZ『俺の名はガンセイヴァーZ。カミーユ・ビダンの人格データが搭載されている』
ガンパンツァーZZ『ガンパンツァーZZだ。こっちはジュドー・アーシタの人格データだぜ』
セレーネ「キャプテンが搭載しているソウルドライブは私には作れないから、代わりに人格データをコピーして
代わりにしてるのよ」
カミーユ「いつの間に俺たちのデータを!?」
セレーネ「寝てる間に決まってるでしょ?」
カミーユ「こ、こんな非道な事する大人なんか、修正してやる!」
ガンセイヴァーZ『危ない!(とミサイルを発射)』
カミーユ「うわぁぁぁっ!(と爆発で吹っ飛ぶ)」
ミゲル「あ、カミーユが殺された!」
サイ・サイシー「この人でなし!」
ロラン「人じゃないけどね」
アムロ「セレーネお前か! うち(ラーカイラム社)から新型のモビルディフェンダーを盗んだのは!」
セレーネ「あ、バレちゃった(と言って逃走)」
コウ「あ、逃げた」
アムロ「ったく・・・」
ガンパンツァーZZ『え~と、アムロさん。俺たちはどうなるんだ? もしかして廃棄されるの?』
アムロ「いや。AI開発に難航してたから、セレーネが完成させてくれたのはこっちとしてもありがたいんだ。
微調整があるからうちに来てもらえるかな?」
ガンセイヴァーZ・ガンパンツァーZZ『了解!』
セレーネ「(柱の影から)私のAIたちが・・・いいもん、また盗んでやるから」
ロラン「めげないね、姉さん・・・」
724 名前:721の続き ラーカイラム社にて投稿日:2008/03/23(日) 21:12:43 ID:???
アムロ「今晩にでも妹が盗みに来るから警備ロボットの警報レベルを甘くしてくれ。警備員の皆さんも見つけても
スルーするようにお願いします」
アストナージ「ありがたいですねぇ。我々でも苦労していたAIを完璧に作ってくれるんですから」
ブライト「しかもタダだからな。開発費が浮いて助かる」
726 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/23(日) 21:16:56 ID:???
アムロ (それにしても、どうしてセレーネは毎回ご丁寧にほっかむりにレオタード姿で盗みに入ってくるんだ?)
727 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/23(日) 21:20:38 ID:???
アストナージ「それにしても、なんでセレーネさんの相棒やってるこの男は、
毎度毎度ほっかむりにレオタード姿で盗みに入ってくるんだ?」
アムロ「って、そっちもか!」
アストナージ「……同じ画像見てて、何で気がつかないんだよ?」
アムロ「…………」
736 名前:724-727あたりの続き投稿日:2008/03/23(日) 22:42:16 ID:???
<ラーカイラム社 建物内>
ザコソルジャーA「今日は誰もいないザコね」
ザコソルジャーB「おかげで仕事がやりやすかったザコ」
ザコソルジャーC「さぁ、早くこの
ガンダムを持って帰るザコ」
ザコソルジャーA「お前も持つザコ!」
ザコソルジャーB「ずるいザコ」
ザコソルジャーC「ザコには偵察という大事な任務があるザ・・・(と言って凍る)」
アムロ「ん・・・Mk-II? セレーネとスウェンは事務所にいるし・・・? ザク?」
ザコソルジャーC「見つかっちゃったザコ!」
ザコソルジャーB「逃げるザコ!」
アムロ「アムロ・レイより警備部へ! 侵入者を確認した。警報レベル5を発令しろ! キャプテン!」
キャプテン『了解、これより侵入者を駆逐する』
<ラーカイラム社 敷地内>
ザコソルジャーB「なにが偵察ザコ! 役立たずザコ!」
ザコソルジャーC「いきなり出て来るなんて反則ザコ!」
ザコソルジャーA「黙って走るザコ!」
キャプテン『私はキャプテンガンダム。この街で唯一武装火器の所持を許可されている。
Mk-IIを返還し、速やかに撤収せよ!』
ザコソルジャーA「言われなくても撤収するザコ!」
ザコソルジャーB「でも
ガンダムは返さないザコ!」
キャプテン『待て!(ビームライフルを連射)』
ザコソルジャーC「うわぁ逃げるザコ~」
レッドザコ「ええい、世話が焼ける! ザコ」
ザコソルジャーB「あ、レッドザコ様だ!」
キャプテン『ん? 赤い、ザク?』
レッドザコ「この世界の
ガンダムよ、私が相手をしよう、ザコ」
キャプテン『どけ! 邪魔をするならば排除する!』
レッドザコ「面白い。排除出来るものならしてもらおうか、ザコ」
738 名前:736の続き投稿日:2008/03/23(日) 23:16:18 ID:???
<ラーカイラム社 建物内>
トーレス「大変です。警備ロボットが全て破壊されています!」
セレーネ「・・・あの、私たちじゃないわよ?」
ブライト「解っている! くそ・・・」
アムロ「すまない、ブライト」
ブライト「・・・キャプテンガンダムはどうした!?」
トーレス「敷地内で戦闘中です。相手は・・・あれは、ザク? シャアのザクです! 二頭身ですが・・・」
アムロ「シャアだって!?」
<ラーカイラム社 敷地内>
レッドザコ「反応が遅いぞ、
ガンダム(キャプテンの放つビームを軽々と回避する)」
キャプテン『ならば接近戦で!(ビームライフルを投げ捨て、ビームサーベルを抜く)』
レッドザコ「潔いな、だが!(ヒートホークを手に、突進して来るキャプテンを真正面で受け止める)
動きが単調だ、ザコ(と足をひっかけキャプテンを転倒させる)」
キャプテン『うわっ!(と芝生に倒れる)』
レッドザコ「
ガンダムとは言え、この程度か(倒れたキャプテンにザコマシンガンを連射する)」
キャプテン『うわぁぁぁっ!』
レッドザコ「む? とどめを刺してやりたいが、これまでか(レッドザコの背後の森からコムサイが浮上する)」
キャプテン『うう・・・待て・・・』
レッドザコ「
ガンダムはいただかせてもらう、ザコ(と、コムサイに飛び乗る)」
キャプテン『待て・・・シュウト・・・(ここで機能停止)』
<ラーカイラム社 建物内>
トーレス「キャプテンガンダム大破!」
アムロ「くっ!」
ブライト「アムロ、どこへ行く!」
アムロ「キャプテンを助けに行くに決まっているだろう! 今ならまだ間に合う! セレーネ、来い!」
セレーネ「は、はい!」
739 名前:738の続き投稿日:2008/03/24(月) 00:05:22 ID:???
<ラーカイラム社 敷地内>
セレーネ「キャプテンが・・・
こんなことって・・・」
アムロ「起きろ、キャプテン! 起きろ! 起きるんだ!!」
キャプテン『再起動ヲ開始・・・再起動ニトモナウ自己診断開始・・・エラー発生・・・エラー発生・・・』
アムロ「くそっ・・・再起動できないのか」
セレーネ「兄さん・・・」
アストナージ「とにかくソウルドライブのハッチを・・・(とキャプテンの胸部をさぐる)」
セレーネ「(キャプテンの開かれた胸部にあるモノを見て、息をのみ込む)これが、ソウルドライブ・・・」
アムロ「ソウルドライブは・・・(神妙な面持ちでソウルドライブを手に取る)」
アストナージ「どうですか?」
アムロ「光は弱まっているようだが、これ自体は無傷だ。良かった・・・(その場にへたりこむ。目にうっすら涙)」
アストナージ「最悪の事態は免れましたね」
アムロ「ああ、本当によかった」
セレーネ「・・・兄さん、一体これはどういうこと?」
アムロ「(アストナージを見て)アストナージ、修理をよろしく。シュウトたちに言い訳がきくうちに」
アストナージ「(アムロを見て)了解しました」
セレーネ「ちょっと、兄さん。アストナージさん。無視しないでよ」
<ラーカイラム社 建物内>
ブライト「キャプテンは?」
アムロ「なんとか、ボディの修理で済みそうだ。
ブライト「そうか、良かったな。・・・ところでコイツを見てくれ」
アムロ「警備ロボットが残した映像? 何があったんだ?」
トーレス「キャプテンと戦ったザクが映ってました。おそらく、警備ロボットを破壊したのはこいつかと」
ブライト「(ビデオを見ながら)動きが速いな。無駄も無い。かつてのシャアを彷彿とさせる」
トーレス「何者なんでしょうね?」
ブライト「わからん。ただモビルディフェンダーには間違いないだろう」
アムロ「妹にタダでAIを組ませる提案をしたばかりに、
こんなことになってしまった。どんな罰も受けるよ」
ブライト「減棒六ヶ月・・・お前だけじゃなく、提案に乗った俺も罰を受けるよ」
アムロ「・・・すまない」
ブライト「気にするな。だが・・・奴らMk-IIを盗んで行って、どうするんだろう・・・?」
741 名前:739の続き これで完結投稿日:2008/03/24(月) 01:15:59 ID:???
アストナージ「仮のボディだが気分はどうだ、キャプテン」
キャプテン『良好だ。だが・・・』
アストナージ「だが、どうした?」
キャプテン『理解不能な感情が、私の中に存在している。敢えて言葉にするなら、あのザクに勝ちたい』
アストナージ「そうか。まぁボディが直るまで休むといい。ボディが直ったら訓練をすればいいじゃないか」
キャプテン『わかった。システムを休止させてもらう。修理を頼む。アストナージ』
アストナージ「わかってる。おやすみ、キャプテン」
アストナージ「という訳で、キャプテンの戦闘能力向上のために、戦闘技術を教え導く教官を作りたいんですが」
ブライト「教官? キャプテン以上に戦闘データを蓄積した機体はないぞ」
アムロ「いや、戦闘データを蓄積した機体が無いわけじゃない」
ブライト「どこにそんなのがあるんだ?」
アムロ「EXAMやALICEのデータを統合すれば、ベテラン兵士並のものが出来るんじゃないか?」
アストナージ「なるほど! でもそれで完成するシステムは巨大になります。通常サイズのモビルディフェンダー
には搭載できないと思われます」
ブライト「別に人型にこだわる必要はないんじゃないか?」
アストナージ「MAでもいいと?」
ブライト「開発費は出すから存分に作ってくれ」
アストナージ「わかりました」
ガンバイカー『ということで出来たのがこのワシ、というわけだ』
ロラン「へ~そんなことがあったんですか」
アル「ねぇねぇ今度ネオ・新宿へ乗せてってよ」
ガンバイカー『ワハハハ、お安い御用だ』
キャプテン『私の訓練は?』
ガンバイカー『ドモンと半日ほど組み手をやっていろ』
ウッソ「アバウトな教官だなおい」
アムロ「MAでもいいとブライトは言ったがよりにもよってサイドカー・・・アストナージめ、趣味なのか」
最終更新:2019年11月07日 21:55