アル 「みんなしてガンダムガンダムってさ。ザクだって、とってもカッコいいのに」
クリス「そう拗ねないの。ほら、ショートケーキ食べましょ」
アル 「いただきまーす。でもクリスだって
ガンダムじゃん(モグモグ)」
クリス「意味が分からないわよ……。アレックスがどうかしたの?」
アル 「べつに、どうもしないよ(モグモグ)」
クリス「へんな子。じゃあ、おやつを食べ終えたら、バーニィのところへ遊びに行きましょ。
ザクに乗せてもらえば、きっと気分も晴れるわよ」
アル 「もういいっ。クリスにはボクの気持ちなんて、分からないんだ!」
タッタッタッタッタ、ピタ
アル 「あ、お邪魔しました。クリス、ケーキご馳走様」
タッタッタッタッタ
クリス「ちょっと、アルぅ!?」
バーニィ「で、いじけてるのか。ははは」
アル 「笑い事じゃないよ。MSは、ザクがあったからこそ今の発展があるんだ」
バーニィ「そうだな。なら、
ガンダムは嫌いなのかい?」
アル 「ううん、好きだよ。兄ちゃんたちの象徴だし、ボクも
ガンダムって名前だし。キャプテンもカッコイイよ」
バーニィ「ならいいじゃないか。ザクを馬鹿にしてる人なんて、いないんだ。
もしそんなヤツがいたら、俺がとっちめてやるさ」
アル 「……バーニィも、
ガンダム見ると目の色変えるよね」
バーニィ「い、痛いトコを突いてくるなぁ……。でも意味が違うのは知ってるだろ?」
アル 「そうだけどさぁ……」
腹の中に溜まっているアル君のストレスは、ある事件をきっかけに大爆発してしまうのですが、それはまた別のお話。
最終更新:2020年04月12日 20:37