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逆転サーカス - (2007/06/11 (月) 06:05:01) のソース

マヨイ 「‥‥‥‥‥‥」
ナルホド「どうしたんだよ、さっきから?」
マヨイ 「マックスが‥‥ニッポン人だったなんて‥‥」
ナルホド「いいだろ? べつに、ナニ人でも。」
マヨイ 「いいケドさ。‥‥いいケド。本名が山田でも。」
ナルホド(ちっとも、よくなさそうだな)
マヨイ 「よし!こうなったら、なるほどくんも外人ぽく行こうよ!」
ナルホド「”こうなったら”‥‥?」
マヨイ 「そうだねえ。ロバート・B・ナルホドー‥‥なんて、どう?」
ナルホド「なんだよ、”B”って。」
マヨイ 「”べんごし”のB。」
ナルホド「‥‥考えておくよ。」
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トミー 「パンパカパーン!
      おめでとうございまっす!あなたが!
      このトミーの部屋に入ってきた1000人目のお客様でぇす!
      記念にこのぶどう、一つぶどう?・・・・なーんて。
      あひゃ!あひゃ!あひゃひゃ!あひゃひゃひゃひゃ!あひゃらひゃら!」
ナルホド「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
トミー 「このカレンダー、ダレのだぁ?・・・・彼んだぁ。・・・・なーんて。
      あひゃ!あひゃ!あひゃひゃ!あひゃひゃひゃひゃ!あひゃらひゃら!」
ナルホド「・・・・・・真宵ちゃん?」
マヨイ 「あひゃ!あひゃ!あひゃひゃ!あひゃひゃひゃひゃ!」
ナルホド(・・・・・・ア、アクムだ・・・・。)
マヨイ 「いやー、笑った笑った。やっぱりピエロさんはおかしいねー。なるほどくん。」
ナルホド「たしかにおかしいね。・・・・どこか。」
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ナルホド「下手なシャレはやめなシャレ」
トミー 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
マヨイ 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥なんでそこでそうなるかなぁ」 
トミー 「ニイちゃん、それじゃカネはとれねーな」 
ナルホド「‥‥‥‥‥(今すぐここで死にたい)」 
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カルマ 「もういい! こんな茶番はもうたくさんよ!」 
ナルホド「茶番どころか、これはレキシ的瞬間です! 
     なにしろ、人形が人間にケッコンを申し込むという‥‥イテッ!」 
カルマ 「‥‥ギロンをすりかえないで。」
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カルマ 「エンゲージ!」
サイバンチョ 「リング!」
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トミー 「3.14159265358979323846!」 
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トミー 「な、何だい何だい!さっきからオレっちばかりイジめてさぁ!
      そりゃ、オレっちのギャグはそこまでオモシロくないかもしれねぇよ?
      でもな!オレっちの目と観察力は、タカよりもすげぇっつうの!
      なんだよ!高いところに座って!人をボケあつかいすんなよな!
      少なくとも、オレっち。アンタよりずっと若いんだぁ!!」
傍聴人 「・・・・・・・・・・。」
サイバンチョ「・・・・・・・・・・。
      コラァァ!証人!あなた、何てことを・・・・・・!」
トミー 「だって、見たモン!あれはマックスだったんだモン!
      白いバラなんかつけてなかったモン!シルクハットもかぶってたモン!」
マヨイ 「だだっ子みたいになっちゃった。」
ナルホド「つくづく、ブキミな光景だなぁ。」
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マヨイ 「うーん。やっぱりこれからはポスターだね。」
ナルホド「‥‥なにが?」
マヨイ 「ウチの事務所も作ろうよ!ポスター。
      “手に汗握るスリルとサスペンス!そして恐怖!
       絶体絶命!イノチをかけた法廷ショー!”‥‥とか。どう?」
ナルホド「依頼人、来なくなるぞ」
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イトノコ「自分だってサーカス見たかったッス。でも自分が行くところ、出し物はいつも同じ…『死体』ッス。」
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カルマ 「弁護人も、カクニンをおねがいできるかしら。
      そんな証拠で、いったい何をねらっているのか‥‥?」
ナルホド「‥‥何をねらってる、って‥‥」
カルマ 「今年のNG大賞、かしら?」
マヨイ 「‥‥えぬじー、だって。」
サイバンチョ 「NG大賞の賞品を与えます!」


[もう一度、証拠を提示]

ナルホド「わかりました。‥‥今度こそ、当てて見せます!」
サイバンチョ 「言っておきますが、私は射的屋のオヤジじゃありませんぞ!」
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ミリカ 「ねぇ、ベンゴシさん。ルーサーに会ったら、とりもどしてくれるよね? 
     ミリカのだいじなもの。・・・ね?」 

[よろこんで!] 
[もちろん!] 
[まかせて!]
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トミー 「人は、死んだって星にはならない。
     時代おくれのピエロだって、そんなの信じてない、ってコトさ。」
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マヨイ 「あたしたちも渡るんだよ! この細いロープを!」
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サイバンチョ 「弁護人!ムネの白いバラがそんなに重要なのですか?」
カルマ 「とんでもない!ただのワルあがきよ!」
ナルホド「・・・・・・・・・・・・」
ナルホド(たしかに、ササイなことだ・・・・
     でも、いつも、真実はササイなほころびからカオを出してきた)
    「・・・・いつだって、そうだった!
     裁判長!リロ君の証言を思い出してください。」
リロ  「キザなシンボル3点セットを、オレはまちがいなく見たしな!
     イヤミな3点セットをぶら下げて、鼻先を通りすぎやがったんだ!
     あのキザったらしい3点セット、見まちがえようがねえよ!」

ナルホド「リロくんは目撃している!マックスの、3つめのシンボルを!
     しかしこの証人は、バラはなかったと言う!これはあきらかに、ムジュンしています!」
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アクロ 「自分が何をしでかしたのか?・・・彼女には、永久にわからない!
     弟が星になった・・・・そんなバカげたことを信じて、ムジャキに・・・・
     あまりにもムジャキに笑っている!どうしても・・・・ガマンできなかったんです」
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マックス「・・・・ボク、飛ぼうか?」
ナルホド「・・・・はい?」
マックス「こういうのはね、ツカミが大切なんだよ。」
ナルホド「い、いやいや!被告人が法廷を飛び回ってどうするんですか!
      フザけてると思われちゃいますよ!」
マックス「じゃぁ、・・・・アンタ、飛んでみないか?
      弁護士が空から華麗に登場!これだけで観客の視線は全てキミに・・・・。」
マヨイ 「だ、だから、大丈夫ですって。」
ナルホド「・・・・・・・・・・」
マヨイ 「どうしたの?なるほど君」
ナルホド(ちょっと、飛んでみたい・・・)
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ナルホド(看守が物言いたげにこっちを見ている。
     後ろに隠しているのは・・・色紙とサインペンのようだ。)
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