イトノコ「せっかく、御剣検事がいないあいだ、
自分がキレイにしてたッスのに‥‥。
これじゃあ、自分の努力が
水のアワッス!」
ミツルギ「掃除までたのんだ覚えはないが?」
イトノコ「たのまれた花の水やりも
ちゃんと毎日やってたッスよ。
掃除のほうは、
週末の大サービスッス!
土日の半分ぐらいは、
この部屋の掃除についやしたッス!」
ミツルギ(この刑事は、ほかに
やることはないのだろうか?)
自分がキレイにしてたッスのに‥‥。
これじゃあ、自分の努力が
水のアワッス!」
ミツルギ「掃除までたのんだ覚えはないが?」
イトノコ「たのまれた花の水やりも
ちゃんと毎日やってたッスよ。
掃除のほうは、
週末の大サービスッス!
土日の半分ぐらいは、
この部屋の掃除についやしたッス!」
ミツルギ(この刑事は、ほかに
やることはないのだろうか?)
ケンジ「大変なコトが起きましたねえ、
御剣検事。」
ミツルギ「うム。検事局で殺人とは、
ダイタンな犯行だ。
ハンニンにはしかるべき報いを
与えてやらねばな。 」
ケンジ「聞けば、なかなかの難事件とか。
わからないコトがあれば、この私に
相談してくれてもいいのですぞ!」
ミツルギ「その折には、よろしく頼む。」
ミツルギ(‥‥ダレだったかな、
このヒトは)
御剣検事。」
ミツルギ「うム。検事局で殺人とは、
ダイタンな犯行だ。
ハンニンにはしかるべき報いを
与えてやらねばな。 」
ケンジ「聞けば、なかなかの難事件とか。
わからないコトがあれば、この私に
相談してくれてもいいのですぞ!」
ミツルギ「その折には、よろしく頼む。」
ミツルギ(‥‥ダレだったかな、
このヒトは)
マコ「スズキの人生は、まさに不運と
敗北と大番狂わせの見本市ッス。」
ミツルギ「・・・・?」
マコ「生後6ヶ月のとき、マンションの
9階から落っこちたのを皮切りに、
ひととおりの乗り物にはひかれ、
ひととおりの食べ物にはあたり、
だいたいの試験には落第して、
ほとんどの災害をも経験して、
警備員になってみれば、逆に
犯罪者に間違われる始末。」
ミツルギ「むう‥‥それはまた、
困ったことだな‥‥。」
敗北と大番狂わせの見本市ッス。」
ミツルギ「・・・・?」
マコ「生後6ヶ月のとき、マンションの
9階から落っこちたのを皮切りに、
ひととおりの乗り物にはひかれ、
ひととおりの食べ物にはあたり、
だいたいの試験には落第して、
ほとんどの災害をも経験して、
警備員になってみれば、逆に
犯罪者に間違われる始末。」
ミツルギ「むう‥‥それはまた、
困ったことだな‥‥。」
ミツルギ「来客を待たせるソファだ。」
イトノコ「ここで寝ると、よく
法廷の証言台に立つ夢を見るッス。」
イトノコ「何回見てもあの弁護士に
してやられるッス。クヤしいッス!」
ミツルギ(私も一度寝てみようか。
モチロン、勝つために)
イトノコ「ここで寝ると、よく
法廷の証言台に立つ夢を見るッス。」
イトノコ「何回見てもあの弁護士に
してやられるッス。クヤしいッス!」
ミツルギ(私も一度寝てみようか。
モチロン、勝つために)
ミツルギ「シッカリとカギがかかっている。」
イトノコ「ハリガネで開いたり
しないッスかね?」
ミツルギ「ここは上級検事執務室だ。
そのへんのコソドロが開けられる
ような、ヤワなつくりではない。」
イトノコ「なるほど! すると、ハンニンは
大ドロボウってことッスか!」
ミツルギ「‥‥なぜ、そうなる?」
イトノコ「ハリガネで開いたり
しないッスかね?」
ミツルギ「ここは上級検事執務室だ。
そのへんのコソドロが開けられる
ような、ヤワなつくりではない。」
イトノコ「なるほど! すると、ハンニンは
大ドロボウってことッスか!」
ミツルギ「‥‥なぜ、そうなる?」
ユウキ「ボクは、このジャケットのように
マッシロさ。
マコくんは、そのジャージのように
マックロだと思うよ。 」
マコ「このジャージは、クロというよりも
ハイイロッス!」
マッシロさ。
マコくんは、そのジャージのように
マックロだと思うよ。 」
マコ「このジャージは、クロというよりも
ハイイロッス!」
マコ「これぐらい、スズキにとっては、
たいしたことじゃないッスよ!
空き巣と殺人犯だけですんで、
まだラッキーだったと思うッス!
これで、強盗や誘拐犯まで現れたら、
スズキにはお手上げッスから。
自分も、やっと<<不幸なヒト>>
レベルに近づいてきたッスよ!」
ミツルギ(‥‥別の警備員をやとった
ほうが安全ではないか?)
たいしたことじゃないッスよ!
空き巣と殺人犯だけですんで、
まだラッキーだったと思うッス!
これで、強盗や誘拐犯まで現れたら、
スズキにはお手上げッスから。
自分も、やっと<<不幸なヒト>>
レベルに近づいてきたッスよ!」
ミツルギ(‥‥別の警備員をやとった
ほうが安全ではないか?)