「よっ!久しぶリダなオレンジ、元気ダったか?」

目の前に現れたのは思いもしない人物だった。

「アーサー?どうして君がここに?」

「頼まレた物を届ケに、それト声の調整。」

「君はどうしてそうバグったような声を出すのかいつも不思議でならないのだが。」

「まあ仕方ないジャないの、チゃんと調整しテクれたら普通に喋レるんダから。」

「まあ、努力してみるよ。」

数分後。

「有難う、これで普通の声が出せるわ。」

アーサーは大きく伸びをした。

「でも大丈夫なのかい?君は仮にもハウンドドッグの隊長だろう?」

「大丈夫よ、あの子たちは私がいなくても十分やっていけるわ。」

「そうか、それが君にとって部下に対しての信頼の現れなんだね。」

「そうかもしれないわね、でも私は好きよ、こういうの。」

僕は立ち上がると彼女に1つの紙袋を手渡した。

「これ、「あの子」に届けてくれるかい?」

「お安い御用よ、声の調整のお礼に行ってあげるわ。」

「よろしく頼むよ、アーサー。」

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最終更新:2011年03月10日 20:55