「もうこんなに暗くなってしまったね、ゲルトルート。」
外はビル街の電気が消え、信号機だけが明かりを灯していた。
「こういう時に楽しむ者じゃないけど星が綺麗ね。」
ゲルトルートが上を見上げた。
「本当だ、都会の電気が消えてしまったから星が見えるんだね。」
僕の上には満天の星空が広がっていた。
「こんな状況じゃなかったら楽しめたのにな・・・。」
「ねえ、あの子たちにも見せてあげたら?」
「そうだね、そうするよ、あの子たちも喜ぶだろうし。」
僕はカードを取り出すと「彼女」達を召喚した。
僕が今までに作った「武器」の中から今は7人が僕の手伝いをしてくれる。
「ハーイ、呼んだ?」
切谷 京子(きりや きょうこ)、対応する曜日はキリアキ(日曜日)、武器の状態だと7本の刀になる。
「オレンジ?何か用なの?」
寺沢 麗(てらさわ れい)、対応する曜日はデフテラ(月曜日)、武器の状態だと槍になる。
「やっほ~こんな時間に呼んで何するの?」
鳥丸 五色(とりまる ごしき)、対応する曜日はトリーティ(火曜日)、武器の状態だと5本のナイフになる。
「・・・?」
蛍 氷花(ほたる ひょうか)、対応する曜日はテタルティ(水曜日)、武器の状態だと三角形のビットになる。
「久々にコーリング来た~!命令どうぞ~。」
辺見 彩加(へんみ さやか)、対応する曜日はペンプティ(木曜日)、武器の状態だと二丁拳銃になる。
「あれ?みんな揃って何事ですか?」
原 双科(はら そうか)、対応する曜日はパラスケヴィ(金曜日)、武器の状態だと弓矢になる。
「・・・あれ?ここどこ?」
佐波 七実(さば ななみ)、対応する曜日は土曜日(サヴァト)、武器の状態だと鎖になる。
以上が僕の相棒だ。
「皆、今日は特にこれといった用はないんだけど、しばらくの間その状態で過ごしてくれないか?」
「そして僕が出かけるときはこの中から状況に応じて1,2人連れて行くよ、分かった?」
「了解~。」
- お知らせ
- もろもろ仲間になった!
「さて、僕はもう寝るよ、皆は自由にしておいてくれ。」
けれども僕は彼女たちの話し声でしばらく眠れなかったのだった。
最終更新:2011年04月05日 11:45