携帯が鳴った。

ゲルトルートからだ、恐らくデータの解析が終わったのだろう。

「ハロハロ?オレンジ?データの解析終わったけどどうする?」

「どうするって・・・どうしてそこで選択肢が発生するんだい?」

「いや、そっちで見るなら転送するし、こっちで見るなら貴方を待つけど・・・。」

「そういうことか、じゃあそっちで見させてもらうよ、時間が空いたらそっちに向かうから。」

「了~解~、なるべく早く帰ってきてね~。」

ゲルトルートが電話を切った。

「ふう・・・少し遊んでから帰るとしよう。」

僕はまた歩き出した。

「でもこの事件、皇帝が黙ってはいないはずなんだけどな・・・。」

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最終更新:2011年03月24日 12:20