「所長室に案内する」的な事を言われて付いて行ってみたもののマーク達とは別の部屋へ案内された。
しかし案内された部屋が妙な液体の充填されたカプセルが並んだ明らかに「罠」な部屋だ。
あまつさえ通常よりかなりグロテスクなゾンビが全てのカプセルに入っている。
そして既に液体の排出作業が始まったという事は・・・。
「王手、ってことだね。」
「その通りだよ、ハルジオン・アマリリス、いや「オレンジ」君。」
奥から1人の男が出てくる。
「君にとってはお初にお目にかかるかな?」
「初対面、のようだね。」
「申し遅れたな、私はケルヴィン・マーカス、ここで「用心棒」のようなものをさせてもらっている。」
「で、その用心棒が僕に何の用だい?」
「話は簡単だ、どうやって潜り込んだのかは知らんが・・・。」
男は剣を抜いた。
「君のような反逆者を帝国の領土に置いておくのが納得いかんのでな、始末させてもらうよ。」
「面倒くさいね、僕は皇帝に認められてここにいるんだよ?」
「陛下の石は関係ない、これは私の愛国心だ。」
「愛国心?ただの横暴じゃないのかい?」
「問答無用・・・参る!」
最終更新:2011年08月05日 09:47