地響きが起こる。

「何だ?こんな時にジャパニーズアースクエイクか?」

「いや違う、これは・・・。」

エーリヒが身構えた。

地下を確認するためにヴォルフの方を向こうとしたその時。

「!」

地面が割れ中から肉塊が溢れだす。

「何だぁ!?」

「知るか!とにかく外に出るぞ!」

そうこうしているうちに足の踏み場もなくなるほど地面が崩れている。

「どうするの?私は別にいいけどガーランドは死にたくないでしょ?」

ハインツが早速鋏を肉塊に突き刺して上に登っている。

「一応やってみるか、このまま登れば地上に出るか?」

「まさかこの変なのに乗るってのか?」

ルーデルが腰に銃を収めた、どうやら登るらしい。

「エーリヒは?」

「グスタフを使う、そのうち降りるさ。」

「ここでユニットを使うのか?」

「ある程度吹き飛ぶかもな、でもここで潰される訳にもいかないだろ?」

「だな、俺は上にいるマルセイユの安否があるから使わんが・・・お前ならいいだろう」

「ではお先に・・・・「メッサーシュミット109グスタフ、エンジンスタート!」」

将軍から貰ったカードから大量の魔力が溢れだす。

「ねえ隊長、アレって何なの?」

「簡単にいえば増糟だな、魔力を高圧で圧縮してカードの形にするんだ。」

「成程、これで装備を増やさず長距離飛行を可能にする訳ですね」

「最新の技術って奴は面白いな、流石は暴君の守護者(タイラント・ガーディアン)だ。」

「え?」

「知らなかったのか?アレは籠崎が考え出したもんだ」

「流石ですね、籠崎さんは。」

「だな。」

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最終更新:2011年08月18日 10:56