俺達6人は甲板に集結した。
とりあえず俺は咳払いをする。
「いいか、俺達はこの訓練で大きなもの得た。」
「特に何も得てないと思うけどな~俺は。」
ルーデルめ、こういう時は「雰囲気」に従っておけとあれほど・・・。
「でも私は結構色々学んだわよ?」
「ハインツさんは夜な夜な戦ってたからそうでしょうけど、私は隊長の傍にいただけですよ。」
「2人とも落ちつけ、俺はガーランドの言うとおりだと思うぞ?」
「エーリヒはずっと本読んでただけじゃないか。」
「地下で豪遊してたお前に言われたくは無い。」
「お前ら!俺を置いて話を進めるな!」
俺は息を荒くして叫んだ。
「いいか!とりあえず全員発進準備だ!生き残った生存者たちにお別れの航空ショーを見せてやるんだ!」
「了解。」
「了解した」
「了解!」
「りょ~か~い。」
「俺は帰るぞ。」
「駄目だルーデル、お前も参加しろ、でないと食事抜きだぞ。」
「けっ、つまんねぇの・・・。」
「ショーが終わったらそのまま事務所に戻るぞ、帰ったらみっちり説教してやる。」
俺達は滑走路のに立つとユニットのエンジンを掛けた。
「アドルフ・ガーランド、並びにオルトロス!発進する!」
最終更新:2011年11月06日 15:17