●目次
クズの定義・要素
単に
クズといっても、上記にも記しているように多種多様なタイプのクズが存在し、それぞれによって憎まれる意味合いも変わってくる。
独善型クズ
自身の掲げる価値観こそが全て正しいと信じて疑わず、それを他者にも強要したり、少しでも異なる思想を持った者は断じて認めようとしない人間的器量が極めて狭い者達を示す。また、このタイプに部類されるクズの中には、自分が「クズ」である事を全く自覚していない者や、間違いを起こしたとしても自分の非を決して認めようとはせず、他者に責任転嫁して自身を正当化しようとしたり、自身の行いや思想を否定されたり咎められたりすると自身の間違いを棚に上げてそれを逆恨みするなど、大人としての良識すら持てない子供じみた性格の持ち主であることも珍しくない 。
ちなみに**上記にある本項目のメインイラストの画像に使われているクズもこのタイプに部類される**。
公には
ツンデレキャラと設定されているものの、実際には文字通り、身勝手な言い分や嫉妬から周囲の人間(だいたい主人公)に当たり散らし暴力を振るうなど、ツンデレでは済まないような苛烈な所業を平然と行うヒロイン。その常識を疑うような理不尽ぶりからクズ扱いされ、嫌悪される事も多い。
基本的には
ラブコメ、
エロゲー作品などで無意識のうちに複数の異性から好意を抱かれ、最終的に
ハーレムを形成する主人公などに対する揶揄に過ぎない。
「クズ」扱いされるのは彼女または本命の女性がいるにもかかわらず浮気をしたり、ひどい時は女を見れば誰彼かまわず手を出し、都合が悪くなれば付き合っている相手をすぐに見放すなど、身勝手に己の性欲を振りかざす許しがたい者である。
誰かを慕うあまり精神を病んだ状態だが、第三者はおろか恋愛対象とすらまともに
コミュニケーションを取ろうとしなくなり、「相手のため」と称して起こす行動が結果的に相手にとってマイナスになってしまうことも少なくない。その結果、クズ扱いされてしまう場合がある。
『優れた人物、選ばれた人物こそが優等な存在である』という歪んだ思想に毒される事で、自分達以外の地位や立場にある人物の心を知らず、その結果、まともな倫理観を持たない傍若無人な文字通り『見てくれだけ綺麗に着飾った』クズと成り果てる事が多い。
一言でいえば、「出しゃばりすぎ」なキャラクター。
物語の途中で登場したにも関わらず主人公や他のサブキャラよりも目立つような展開が多かったり、彼らを打ち負かして実質主人公の立場を奪ってしまった者もいる。
後から出たにも関わらず「自身の思想を押し付けて**主人公の行動路線を捻じ曲げた**」「**主人公達の面目を潰した**」として憎悪や反感を買ってしまうキャラクター。
日和見型クズ
狡猾な手口や言動を行使して、美味しいところを横取りしようとしたり、一度は味方として振る舞っておきながら、最終的には自分の目先の欲得を優先して裏切り行為に走る
イソップ童話の『卑怯なコウモリ』に登場する
コウモリの様な日和見主義者達を示す。
自己保身型クズ
日和見型クズのイレギュラータイプ。自分の面目や体制、地位などを守ることに執着するあまり、周囲に対する配慮に欠けていたり、場合によっては他人を利用してでも自分が安定、有利になろうと目論む姑息な者達を示す。
外道・残忍型クズ
海外系のドラマや映画、
ジョジョの奇妙な冒険でよく見かける、端から人間的感情が欠落しており、慈悲の心を持たず、他人の命や尊厳を虫けらの如く嘲笑い、虐げることを平然と行える人格破綻者を示す。
人としての倫理観や情に欠け、倫理観や義理人情に欠けた行動も平然と行う。
他者の生命を弄ぶ事に一切の躊躇いを見せないなど、最早「人間」と言い表す事さえも憚られる程の危険人物も少なくない。
何事においてもいかに自分(または所属組織)が得するか、効率よく事を成すかのみを重視する
合理主義者や、危険な研究を行っているにも関わらずその成果だけを見て、被験者について考えない
マッドサイエンティスト などが該当する。
金銭目当ての者は
守銭奴・
拝金主義 とも呼ばれる。
勧善懲悪系の作品(
北斗の拳など)に登場するザコキャラクターは、それぞれ主人公や味方キャラ、またはライバルや宿敵となる敵役などの正義感や実力、器の大きさを示すための噛ませ犬になるために、大抵はクズな性格に設定されていることが多い。
その境遇によっては同情の余地もあるが、復讐に憑りつかれる余りに外道に堕ちた者。
「目的は手段を正当化しない」と言わんばかりに、そのツケを払うかのような最期を迎える事も多い。
一応は
ヒーローではあるが、自身の理想や目的のためなら非道な手段を使う事も辞さない為、周囲からは悪人と同等視される事も多い。
主人公の中にも考え方こそ至極真っ当であるが、鬼畜ともいえる行動にでる者や、社会の裏の一面と関わりの深い者も少なくなく、特に前者の場合は
鬼畜ヒーローとも称される。
自惚れ・傲慢型クズ
自分が持つ才能や権限を過信し、「偉い」、「強い」=「何をしても構わない」という歪んだ持論を振りかざし、自分より下と見た者達を見下す権力者などに多いタイプ。調子に乗ってドジを踏んだり、周囲に多大な迷惑をかけることもよくある。
主人公やその仲間が越えなければならない壁とされるライバルキャラ。その因縁を強く演出し、主人公側への感情移入をしやすくさせる為に必要以上に嫌味だったり、手段を選ばなかったり、身勝手な性格だったりして、視聴者、読み手などの反感や敵意をかきたてるキャラにされる事が多い。
一般的に優秀な才能を持つ者を示すが、優秀さ故にプライドが高く、傲慢な者も少なくない。
成績だけが優秀な者ほど、想定外の事態や自分の価値観を否定される等すると自分を律しきれなくなり、感情的になったり自己中心的な言動を見せるなど、自らを『クズ』へと貶める様な軽率な振る舞いをしてしまう事が多い。
世間の平均的な基準を知らないため、自分をとりまく全てを自分の価値観、世界観におきかえて認識してしまい、そのギャップから周囲に迷惑をかけてしまう。
特に容姿や家柄に恵まれて甘やかされて育ち、「他者が自分に優しくしたり、自分に従うのは当然」という傲慢な態度で赤の他人にも接する甘ったれな人間はクズと見做されても仕方が無いだろう。
威借型クズ
自惚れ・傲慢型クズのイレギュラータイプ。最大の違いは**自分自身は決して特別優れた才能や権力を持っておらず、あくまで身近に存在する権力者(企業のトップ、政治家など)や、強大な力を持った人物といった「虎」の威を借りて傲り高ぶる「狐」**という点で、見方によっては自惚れ・傲慢型よりも質の悪いタイプと見て取れる。 自分以下の立場には尊大・横暴な態度をとるが、自分よりも上の人間にはこびへつらう人間もこのタイプといえる。
腐敗型クズ
刑事、官僚ドラマでよく見かける、自惚れ・傲慢型クズのイレギュラータイプ。言うなれば**自惚れ・傲慢型、威借型の極みともいえるタイプ**。支配階級などの絶対的不動の地位を得ていることによって端から自分中心の歪んだ常識が身に染みてしまっており、その立場を悪用して越権行為も甚だしい悪行を行う穢れきった権力者を示す。何より恐ろしいのは隠蔽の為に自己保身型や、外道・残忍型等新たなクズを生み出し糾弾されれば、社会からも抹殺される程の外道になってしまう可能性も秘めている。
偽善型クズ
「
正義」「
平和」といった一見正当な目的を掲げたり、自分は善人であると自負しているが、実際は目的を達成させるためならば、残酷だったり卑劣な手段を用いることにも抵抗を示さず、たとえ味方であっても自分の考えに異を唱える者を「悪」と同等に見なすなど、結局はドス黒い本性を秘めていたり、自己中心的な言動に走っている者達を示す。
一見クズとは無縁だが、「正義」の意味を
履き違えたり、手段を選ばなくなったり、理想ばかりを追い求めすぎて現実が見えていない者も少なくない。
そうした度が過ぎたり、心得違いな正義は、それこそ「**偽善**」と蔑まれ、クズと同類に見做される事がある。
また、単純に実力が足りない、正義を貫く為の努力をしていない者も「**偽善**」のレッテルを貼られる事となる。
心優しく芯が強いタイプの人物に対する敬称として使用される事も多いが、外部の立場から一方的に「**どんな理由でも殺しは駄目**」「**復讐は何も生まない**」という説教をする場合などは無自覚のクズ扱いされることもある。
特に復讐される対象が
救い様の無い悪党である事とその聖女/聖人が特に苦労した事が無い境遇である事で、その嫌悪感はより増大する。
日常系漫画・アニメ、ドラマなどでよく見かける、他人の事情に対する配慮のはの字も持たず、常に自分のペースのみで話を進め、強引に巻き込むなどして、周囲に災いや不幸をもたらすタイプ。このタイプに部類されている者の多くは、自分の行為が周囲に多大な迷惑をかけているとは気づいていない。
他人の事情に対する配慮はせず常に自分のペースのみで話を進め、強引に巻き込むなどして、周囲に多大な迷惑をかける。
懲りる事もなく再びトラブルを起こす事も多い。
キャラクターによっては
愛すべき馬鹿にもなる。
良く言えば表裏が無い性格で、思った事を率直に口にしたり、行動に移す
純粋なタイプ。
だが度が過ぎると、場の空気を読まない問題発言や図々しい行為を悪びれる事なくとるなど、クズ扱いされてしまう場合がある。
喋り方がウザかったり、行動がウザかったりするため、クズ扱いされる場合が多い。
自制心欠如型クズ
トラブルメーカー型クズのイレギュラータイプ。自身は特別な才能を持っていなかったり、あるいは実力が伴っていないにも関わらず、些細な自意識、劣等感、功名心、自己顕示欲等から、身の程をわきまえずに、迂闊な行動をとったり、調子に乗って暴走した挙句、結果的に仲間の足を引っ張ったり、自分自身の首を締める形で悲惨な目に遭うなどして、味方からも反感を呼んだり、失笑を買う様な者達を示す。このタイプのクズに値する人間は卑屈型クズと合わせ持ったパターンが多い。
粘着質型クズ
「邪魔だから」、「チヤホヤされている」などの下らない理由で、ある一定の人物や勢力のみを徹底的に敵視し、彼らとそれに味方する者に対してネチネチと精神攻撃などの姑息な手口を使って、邪魔をしたり、苦しめたりし、最終的には破滅へと促す事を目的とする陰湿なイジメっ子気質の持ち主達を示す。
特定の人物に対しネチネチと暴力や精神攻撃を加える。毛色は違うが
毒親、
アンチ、
キャラヘイト、
誹謗中傷等も本質的に見れば「いじめ」に部類される。
最悪の場合いじめを受けた者は自殺に至ったり、性格が捻くれ、復讐や犯罪に走ろうと
闇堕ちする者もいる。
報道とは『**真実を追求する**』事が本分であるが、中にはそれを名目に個人のプライベートを著しく侵害したり、他人を貶めるような内容の報道を犯す倫理観に欠けた報道関係者や団体も少なくない。そういった『報道の自由』の線引すべき点は今尚も様々な場所で議論の的とされている。
ネガティブ型クズ
他のタイプのクズの様に道徳観まで腐りきっているわけではないものの、周囲への協調性が皆無で、かなり捻くれていたり、やさぐれたり、極端に無気力、陰鬱な性格の持ち主達を示す。このタイプに部類される者は過去のトラウマ、挫折など、何かしらの苦い経験を味わった者が多い。
TPOや根性、向上心などの人として最低限必要な常識やプライドが、著しく欠けている文字通り「クズ」みたいな生き方をしている者達。クズはクズでも『下劣』ではなく『落伍者』、『堕落人』という意味合いが強い。
卑屈型クズ
ネガティブ型クズのイレギュラータイプ。自らの欠点や弱さを自覚しながらも、それを他人のせいにしたり、自分を変えようという努力をしない者達を示す。それでいて褒められたら慢心し、叱られたら拗ね、馬鹿にされたら開き直り、自分以上に優れた者や
現実生活が充実している者などを見れば嫉妬し、何らかの要因によって自分が有利になれば自信過剰になるきまぐれな性格の持ち主が多く、クズ行為そのものを起こさずとも見ている者達を常にイライラさせるタイプ。
ただし、卑屈で見ていてイライラするという理由で彼らをいじめたり暴力を振るうといった行為は、結局同罪故に許されるものではない。彼らを上記の理由でいためつける者達(タイプとしては自惚れ・傲慢型、粘着質型に多い)も人間のクズといえる。
その不甲斐なさや卑屈な言動が苛立った視聴者・読者の反感を買うなどして、『情けない奴』という侮蔑の意味合いでクズ扱いされる傾向にある。特に悪党が本質的にその性格を顕にすると、それまで巨悪に見えていた者でも急に三下感を感じてしまう事は否めない為、そうした者達は
小悪党とも称される。
アウトロー型クズ
一般的な人間社会の常識、道徳に囚われずに己が欲望に忠実となり、犯罪行為を含んで自由気ままに行動する無法者を示す。人間性はおろか、生き様そのものを否定的にみられる事が多い。
飲酒・喫煙・喧嘩・ギャンブル・恐喝・援助交際、その他自己または他人の徳性を害する反社会的行為を平気で行っている者たち。カタギの人間からは基本的にクズと蔑まれたり、畏怖される事が多い。
少なくともフィクションの世界においては、仁義を重んずるなど良心的な面がある人物もいる。
ネガティブ型、日和見型、卑屈型のハイブリットタイプ。罪悪感や後ろめたさなど、良心の呵責に由来する自己の感情を誤魔化してやり過ごそうとするタイプ。このタイプのクズはネガティブ型、卑屈型程、大胆な開き直りが出来るほどの図々しさを持てず、自分の悪行に罪の意識を感じて悩んだりするなど、神経の細いヘタレや外面の善人が多い。また、何らかの形で辛いことから逃げ続けてきた怠け者・臆病者であることも多い。その性質上、**事を起こした前後での自制や反省は皆無である**ため、**何を仕出かすか分からず**、タガが外れると犯罪行為も躊躇わない危険性がある。**「気が付いたらやってしまっていた」とは、このタイプのクズがトラブルを起こした際の常套句である**。
また、自己正当化とは異なり、様々な自己欺瞞で行為自体を無かったことにして忘却してしまうのが彼らの本領。つまりは、原因となるものが無ければ良心の呵責も消えるという寸法である。初見で見抜くことが難しく、同じことを繰り返す(**常習性**)恐れがあるという意味でも実に厄介。
人間のクズに関する名言
人間のクズを糾弾または揶揄する名言
「俺の様な化け物は…、人間でいる事にいられなかった弱い化け物は、人間に倒されなければならないんだ。やめろ人間、化け物にはなるな。私のような…」byアーカード
「あなたたちが魂を売った相手は、こういう奴だ…やられないうちにとっとと消えろ…消えろぉぉぉぉぉぉっ!!」by伯亜凌駕
「君は確かに科学者としては優秀かもしれん…しかし、人間としては、最低だ!」by城石丈雄
「おれは、からだは悪魔になった…だが、人間の心をうしなわなかった!きさまらは人間のからだを持ちながら、悪魔に!悪魔になったんだぞ!これが!これが!おれが身をすててまもろうとした人間の正体か!」by不動明
「今まで色んなクズと出会ったけど、あんたはその中でも群を抜いて断トツのクズよ」by滝口あさひ(水蓮寺清春)
「とにかくあいつは医者のクズ、ううん、それ以下。人間のクズよ」by神原晶
「自分も底辺の醜いゴミクズの一匹であることを自覚しろ!」by古美門研介
「お前は人間だろう!? これが人間の心かっ!? 人間の心とは……もっと美しい筈だっ!!」byチェイス
「また会う事があったら容赦しねぇ…あんたが積み重ねた罪状や証拠を閻魔のように並び立てて、必ず地獄にぶち込んでやっからそう思え!!」by工藤新一
「その口で…正義を語るな!どんなに言い繕おうと、お前のやった事は殺人だ!薄汚い犯罪にすぎん…!そしてお前が犯した愚かな行為は、全国に29万人いる警察官全ての誇りを傷つけたんだ!そのお前に、正義を語る資格など、微塵もない!」by目暮十三
- 警察官でありながら殺人を正義と嘯く立野の胸倉をつかみ、上記のセリフで一喝した。
尤も、これに関しては殺された人物が正真正銘の極悪人であり、この叱責には賛否両論ある。
また、警察官の尊厳を傷つけたのはコナンの被害者・犯人で大勢存在している。
「おかしいだろあんたら!!人が、一人亡くなってんだぞ!もっと他に思う事ねーのかよ?!何でそんな平気でいられるんだ?!自分のせいだったんじゃないのかとか思わねーのかよ?!!」by海崎新太
「ムカついた!! てめーみたいなカスにはぜってー負けねーからなァ!!」by藤原拓海
「琴浦が吐く程お前の心が汚いって事だろ」by真鍋義久
「命乞いなら貴様の好きな"お金様"に頼んでみろ!!」by緋村剣心
「殴る価値のねぇヤツと喧嘩するのは好きじゃねぇ…だが、てめぇみてぇなヤツをのさばらせておくのは、もっと好きじゃねぇ…来やがれ、この外道!」by桐生一馬
「ボンボンなのもいい、親の看板使って調子に乗るのも許してやる…だがな…何の抵抗もできない相手を、絶対安全な立場からいたぶんのは外道だ」by桐生一馬
「俺には嫌いなタイプの人間が2種類おってなぁ。1つは、人が苦労して取ったぬいぐるみちゃんたちをバラすようなアホンダラ……もう1つは、立場の弱い女子供を食い物にするようなクソッタレ……どっちもお前らのことじゃボケェ!」by真島吾朗
「ワシも、目的のためなら何でもする男や。せやけど…ガキを人質にとるんは趣味に合わん」by郷田龍司
「君の妹がさっきから胸糞悪くてね。ただ、あいにく女を殴る趣味はないんで持てあましてたとこなんだ」by秋山駿
「彼女はもう声をあげることもできねんだぞ……?そこから目ぇそらして何が正義だ!」by八神隆之
「ふざけろ!正義なんて言葉チャラチャラ口にすんな!俺はその言葉が一番嫌いなんだ!奥さんを助けたかったなら、総督の地位なんか捨てて、薬でも何でも探せばよかったじゃないか!あんたは奥さん一人のためにすら地位を捨てられないくずだ!」byロイド・アーヴィング
「お前偉いんだろ? だからこんなことになったんだぞ! なのに逃げるのか!? 全部お前のせいでこうなったんだぞ! 逃げるなんて許さないぞ!!」by野原しんのすけ
「自分の子供にくたばれって言う親がどこにいる! 親は子供に生き抜けっていうもんだろうが!」by野原ひろし
「てめえの考えは悪魔の考えだ!てめえみたいな奴がこの世に生きている限り…平和は来ねえんだ!!」by竜崎一矢**
「句楽、貴様は正義の味方なんかじゃない!血に飢えた化け物だ!!」by片山
人間の本質に潜んだクズな一面について語った名言
「なんにだって受け皿は必要よ。それに正しさばかり求めると、自分達以外の意見、考えを否定しかねない。それがどんなに危ないことか」byヤーコン
「フン、人が人を導くのも傲慢なものよ。最終的に決めるのはあくまで自分自身!」byハクレイ
「今までの価値観がまっさらになった時、人間てどう転ぶかわからないんだよね。いるのよ、混乱に乗じて悪い事してやろうって奴らが…逆に自分の明日もわからないくせに、人の事を必死で助けようとするお人好しもいるしね。思ったなぁ…(※中略)人間、その気になれば天使にも悪魔にもなれるんだって…」by鈴木梨香
「完全に完璧に完成された生物など存在しない。人間という神のまがい物は常に愚かで常に欠けている」byデューイ・ノヴァク
「誰だって褒められりゃ嬉しいし、悪口いわれると、腹が立つさ」byドラえもん
「ワガママで、身勝手で、狡くて、汚くて醜い底辺のゴミクズ共。それこそが我々人間だ!」by古美門研介
「法や建前を除けば、人間を突き動かしてきたのは欲望だ」byセス
「人は!平等ではない。生まれつき足の速い者 美しい者 親が貧しい者 病弱な体を持つ者 生まれも育ちも才能も、人間は皆!!違っておるのだ。そう、人は差別される為にある。だからこそ人は争い、競い合い、そこに進歩が生まれる。不平等は!悪ではない。平等こそが悪なのだ。」byシャルル・ジ・ブリタニア
「所詮この世は弱肉強食 強ければ生き、弱ければ死ぬ。どんなに上手に嘘の作り笑いをしたところで、この真実からは逃れられねえぜ」by志々雄真実
「この世には救うに全く値しない者共が、我が物顔に生をむさぼっている…そして、その人面獣心の輩が、本来救われねばならない、心清き者達の未来を奪っているのが、この現世」by悠久山安慈
「お前、殺されるために並んでる人間の列を見た事あるか?明日殺されることが分かってて、おもちゃにされてる人間を見た事あるか?それを笑顔で眺めてる人間の顔をよぉ…目の前で子供を殺された母親を見た事あるか?!その逆は?!!やってる奴らは鼻歌交じりでいかにも楽しんでますって顔つきだ…分かるか?人は笑いながら人を殺せるんだ。お前だってきっと出来るぜ。気が付いてないだけでなぁ!」by御手洗清
「思い上がるな!!神でもない人間が他人を制裁する権利などありはしないのだぞ!!」by天英星バルロンのルネ
「おばあちゃんが言っていた。“自分に溺れる者は、いずれ闇に落ちる”」by天道総司
「人は愚かだから…か。あぁ、確かに愚かだよ。(※中略)愚かだから、転んでケガしてみないと分からない」by門矢士
「完璧な人間なんて一人もいねぇ。互いに支えあって生きていくのが人生ってゲームさ!」by左翔太郎
「誰が正しくて、誰が間違ってるってとっても難しいことだと思います。自分が正しいと思うと周りが見えなくなって、正義のためなら何をしても良いって思ったり……きっと戦争もそうやって起こっていくんです」by火野映司
「世の中には弱い奴がたくさんいる。そいつらが全員、善人だと思うか?……だったら、強い奴も全員が全員、悪人って訳じゃないだろ。……力そのものに善悪はない」by阪東清次郎
「人間に悪人がいないなら、そもそも警察官なんて必要ない。右も左もズルい奴でうんざりすることばっかりだ!だが……だからこそ、まっすぐ生きてる人が光って見える!」by泊進ノ介
「これが人間の本性だ…人は皆この通り…化け物と呼び合う心を持っているんだぁぁぁぁ!!」 by仁良光秀
「見返りを期待したら、それは正義とは言わねえぞ」by桐生戦兎
「あのね、正しいっていう言葉を簡単に使うほうが危ないから。」by御子柴朱美
「力を持った人間はよく道を間違える。だから人間なんだ」 by桐生一馬
「誰にも迷惑かけずに生きることなど、誰にもでけへん……」by冴島大河
「人がいちばん残酷になるのは自分に正義があると思ってるときだ」 by八神隆之
「どんな過去があろうと、何をしてもいいってことにはならねえ」by長谷川善吉
「お前を恨んでいる人間はいないか? お前を馬鹿にしている人間はいないか? お前は本当に誰かに必要とされているのか? お前を殺してやりたいと思っている人間は、本当に誰もいないのか?」byジーン
「これが人間だ! 成功は欲望を生み、欲望は破滅を呼ぶ。だが一度快楽を知ればもう抜けられん!」by鬼龍院皐月
「人間が徒党を組む以上、この世に完璧な組織などねぇと思え!」byたしぎ(スモーカー)
「世界には完璧な物など存在しないのだヨ。陳腐な言い回しになるがネ、それは事実だ。なればこそ、凡人どもは完璧に憧れ、それを求める。だがネ、完璧に何の意味がある? 何も無い。何も、何一つだ」by涅マユリ
「人間の正義なんて、所詮は怖い物に蓋をする為の言い訳だ。人間の正体は、恐がりで弱虫のクズなのさ。」byロベルト・ハイドン
「死んだ奴に会いたいも、金が欲しいも、女が欲しいも、世界を守りたいも、全部ほっする心。すなわち、願いだ。俺に言わせりゃ、欲にいいも悪いもねぇ。欲っつうもんに偉そうに格付けするから、人間はややこしいんだよ」byグリード
「自分一人でデカくなった気でいる奴は、デカくなる資格はねえな」by野原ひろし
「世の中には手段の為ならば目的を選ばないという、どうしようもない連中も存在する。つまり我々のような」byモンティナ・マックス
「これが人の夢! 人の望み! 人の業! 他者より強く、他者より先へ、他者より上へ! 競い、妬み、憎んで、その身を食い合う!」byラウ・ル・クルーゼ
「人とはどこまでもどこまでも…救い難い生き物だな!」byラウ・ル・クルーゼ
「バカは一人いれば賢者百人分の働きをするモノさ」byリード・ウェラー
「正義は人間が考え出したもの。根の弱い人工の植物のようなものだからです。その存在を望み、大切に育てる人がいなくなれば、たちまち枯れてしまう。不正に飲み込まれて、力のない人間は押しつぶされていってしまう」by杉下右京
己の中のクズを克服し、人間として成長していく為の名言
「人間を愛するには、人間を知らなければいけない。人間の“強さ”も“弱さ”も、“美しさ”も“醜さ”も…」by郷秀樹
「優しさを失わないでくれ。 弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。例えその気持ちが何百回裏切られようと…」by北斗星司(ウルトラマンA)
「人として出来る事。それは自分自身で決めるしかないんだ」byマドカ・ダイゴ
「自分の力に溺れちまえば、必ず自分の力の限界を知る時が来る。己の未熟さを知り、初めて自分の立場を実感できる。誰かに言われて判ることじゃない」byヒビキ・ゴウスケ
「自分にとって当たり前の事が、人には当たり前じゃない事…自分にとって、とても大切なものが、人には全然つまらない事だった事…(※中略)分からないのが当たり前なんだ」byサコミズ・シンゴ
「焦らなくていいんだよ。いつか、心の声は聞こえるさ。そしたら、心のままにやってごらんよ」by福嶋フミ
「見えない巨人なんか頼っちゃ駄目だ…!自分自身で今、敵に立ち向かっていくしかないんだよ、保くん…。心の中に見えない巨人を育てないでくれ。逃げないでくれ。諦めちゃ駄目だ…!」by大熊拳
「正義って言葉はね、やたらと口に出して振りかざすものじゃないのよ。自分の心の中に大切に強く秘めておくものなのよ。」by佐藤美和子
「人欲張りにこだわり続けていては、自分の殻を小さくするだけだ。小さな殻で纏ってしまえば、そこで成長は止まってしまう」by高橋涼介
「
ラクな方に逃げてばっかりいるとどんどんダメになる。何かを求めて前に進むんだ」by秋山渉
「負けた事が悔しけりゃなぜ負けたのかを考えてそれを次につなげていくのが本当の東堂塾の精神だろ?」by舘智幸
「常に上を向いて努力をつづけていなければ、上のレベルに移行する事はできない。道を極めるという事はそういう事だと思っている」by城島俊也
「所詮、武器など借り物の力。自分自身を鍛えねば、己の技すら受け止めずに倒される。戦いの心得その四、借り物の力に溺れるな!」by玄武
「悪党を倒すのに、俺らまで悪党になってどうすんだよ。」by坂本竜司
「心技体……この中で他人から教わることが出来るのは技術だけ。むしろ、技術はどうでもいいの。大切なのはこころよ…心と体は対を成す、同じモノ。精神を教えることは出来ない。自分で習得するしかないわ」byザ・ボス
「喧嘩に負けたやつが敗者になるんじゃねえ。張り続けられなかった奴が敗者になるんだ」by久瀬大作
「生き方なんて人に教わるもんじゃねえ……誰だって自分なりの道を必死に生きてるんだ。 俺もそうだ。俺だって生きるのに必死んなってもがいている」by桐生一馬
「人を落とそうとする行為は、結局自分を落とす…今まで積み重ねてきた努力や信頼を、自分で踏みにじるな。頑張ってきた自分に失礼だ!そんな真似して喜んでいられるのは、もう頑張る事を諦めた負け犬だ!」by海崎新太
「力を手に入れるってのは、それ相応の覚悟が必要なんだよ。半端な気持ちでなろうなんて思うな!」by桐生戦兎
「道を選ぶという事は必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶって事じゃないんだぞ」byドラえもん
「悪いことをした時はごめんなさいって言うんだゾ。幼稚園じゃみんなそうしてるゾ」by野原しんのすけ**
「間違ったことをしてしまった時、それを本心からやり直したいと思ってるのなら……その人からやり直すチャンスを取り上げる権利は……誰にもないわっ!!」byミリー>ミリー(かいけつゾロリ)
「もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら。方法は1つだ……“醜さ”を愛せ」by 古美門研介
ではクズではない人間とは?
これまでに挙げたクズの特徴を除外した上で『クズではない人間』を説明すれば、独善的でなく、日和らず、常に慈愛をもって人と接し、力や階級に驕らず、物事に多角的な視点を向け、自分の弱さを正面から受け止め、他者への気配りを忘れず、強い自制心を持ち、人を妬まず、保身は考えず、常に冷静であり、しかし前向きに思考し、真実や過ちから目を背けない人間……という事になるが、傍から観ても解るとおり、ここまで完成されると最早人間ではない何か…それこそ「神」と称される存在ともいえる。
そして何より、人間がそこまで完成された生き物であれば、上記の進ノ介が言うように
警察官や政府機関をはじめとした治安や秩序を正したり、議論していく役職は勿論の事、そもそも『秩序』や『ルール』『法律』『常識』といった言葉なども端から存在しないはずだ。
また、玄武、グリード、阪東が述べた様に力、道具、地位や欲、願望といったものは善悪や強弱の概念が存在せず、使用者の使い方や状況次第でいずれ手離さざるを得ない借り物でしかない。
それは、インターネットや機械、鉄道や自動車といったテクノロジーも例外ではない。
要するに、上記のデューイ、スモーカー、マユリが言った通り、
完全無欠な、人間、世界、組織、ましてや命や心などこの世には存在し得ず、古美門、ウェスカー、セスが述べ、仁良、ラウが経験した様に
人間とは常に何かしら「クズ」「風上に於けない」と嘲られ、存在意義を疑われる様な欲深さや、愚かさ、浅ましさ、狡賢さ、そして“狂気”や“悪意”といった危険な一面を抱えているものの、桐生や翔太郎が言う様に、
そういった矛盾や不完全によって生まれる弱さを認め、向き合い、互いに支え合う事で補われ、初めて成立する生き物なのだ。
大切なのは上述の通り、一人ひとりが己の“クズ”な一面を自覚、抑制するといったコントロールをしていく事で、「クズ」ではなく「個性」といったポジティブに受け入れられる様に昇華させていくこと…古美門の言葉を借りると「(自分自身の)醜さを愛せ」ということだ。
その為には、郷が経験し、上記でシンプルに述べた様に、様々な人間の長所、短所に見て、触れるなど、経験を重ね、見聞を広げる中で、「相手の立場になって考える」「相手を思いやる」という協調性を身につけ、己の世界観や価値観だけが全てではない事や、時と場合によってはそれらを改めたり、捨てる覚悟も必要である事を理解し、
フミ婆の言うように焦らず、一度頭を冷やして、自分の立場や力量を正しく把握し、過信、慢心によって失敗したり破綻する事がない様に心がけ、もし失敗や挫折したら舘が言うように行動する前に原因を考える等、客観的に自分を見る事を忘れないようにすること。
そうして周囲を見つめながら自分を正しく律していくことで、力、道具、権利に溺れる事も、永遠、完璧、絶対、正義と言った言葉の色気に惑わされる事も無くなり、命や心の重みに気付き、本来は不都合として背けやすい事実や真実と向き合い、原点に戻って問題点を是正することが出来る。こうして人間という永遠に完成される事のない不完全な生き物は、例え少しずつであっても、例え善人でも悪人だろうが、醜くも美しく精錬されていくのである。
言い換えればアーカードと安慈が経験して、涼介が指摘、御手洗が怒り叫んだ様に、そういった人間の本質に対して目を背け、否定し、己の持つ考えや態度を改める事をしない故に「人間のクズ」「人間でいる事にいられなかった弱い化け物」と呼ばれ、遅かれ早かれ、結果として死亡フラグが成立したり、てめーは俺を怒らせたことによって身の破滅を招いてしまう事を覚えておこう
むしろ、この両者とそれによって多くの物語で退場する悪役の存在意義が
「ああ、こういう事をしてはいけないんだな」
「そうならない様に気を付けよう」
という意識を芽生えさせ、「如何なる理由があろうとこんな奴に決してなってはならない」という作者や物語を作った多くの製作者が、読者や視聴者に突きつける警告と教訓であることを我々人間は忘れてはならない。
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人間の鑑…対義語ではあるが、上記にある様に必ずしも真逆とは言えない。
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最終更新:2025年02月22日 19:58