自分は絶対善で敵は絶対悪

自分は絶対善で敵は絶対悪とは考えの一つ。「自分と味方は絶対善で敵は絶対悪」「自分は絶対正義で敵は絶対悪」「自分と味方は絶対正義で敵は絶対悪」とも言う。

概要

文字通り自分は絶対善・絶対正義で敵なら無条件で絶対悪であるという考えの事や自分と味方は絶対善・絶対正義で敵なら無条件で絶対悪という考えの事を言う。

「善悪は存在せず自分と味方と敵とそれ以外がこの世の全て」「善悪は存在せず敵とそれ以外がこの世の全て」という考えも本質は全く同じである。

敵味方中毒」は「自分は絶対善で敵は絶対悪」だと考えていると言える。一部のフィクション作品で「主人公なら絶対善で敵役なら絶対悪」と扱っている事も「自分は絶対善で敵は絶対悪」という考えに近いものがある。

問題点

上記を見れば分かると思うがこの考えは極めてエゴイズムで自己中心的で傲慢な考えである。当然ながらこの考えは危険な考えである。

自分(や味方)の事を絶対善・絶対正義と考えるのは傲慢で対局的に見ておらず客観的に考えない考えであり敵というだけで無条件で絶対悪と考えるのは一方的であり理不尽であり敵を全く理解しようとしない考えである。

自分(や味方)の事を絶対善・絶対正義と考えて敵というだけで無条件で絶対悪と考えれば自分(や味方)が敵や悪かもしれないと考えなくなる危険性があり敵には何をやっても許されると考えて必要以上に傷つけたり殺したりする恐れもある。

この世に善悪は存在せず自分か敵か味方かそれ以外か(敵かそれ以外か)がこの世の全てと考えるのも実質的に「自分は絶対善で敵は絶対悪(自分と味方は絶対善で敵は絶対悪)」という考えと同じである。

当たり前だが自分や味方は誰かにとっての敵や悪かもしれないし敵だってそいつにとっては自分であり誰かの味方や善かもしれないのだ。誰もが自分である。誰もが味方かもしれない。誰もが敵かもしれない。誰もが善かもしれない。誰もが悪かもしれない。そういう風に考える事が大事なのである。

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最終更新:2024年01月31日 19:58
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