「ろーうーさーん」
向こう側からぽてぽて歩いてくるのは、僕がひっかけた女の子。テルちゃん。
今日はいつもよりニコニコ笑顔でこちらにくる。
何か良いことがあった、いや、どちらかというと
何かを企んでいる笑顔。
こんな黒い子だったかな、とロウは首を傾げる。
今日はいつもよりニコニコ笑顔でこちらにくる。
何か良いことがあった、いや、どちらかというと
何かを企んでいる笑顔。
こんな黒い子だったかな、とロウは首を傾げる。
「どうしました?」
「あ、あの。聞きたいことがあるんです」
最近はそこらへ出歩いている彼女が
今になって質問とは珍しいな、とすこし微笑む。
ただ、その後ろに何人もの人がいるのは気にするべきだろうか?
今になって質問とは珍しいな、とすこし微笑む。
ただ、その後ろに何人もの人がいるのは気にするべきだろうか?
「できる限りお答えしますよ」
そう言うとテルちゃんは、ぱあっと顔を輝かせた。
何をそんなに聞きたいのかは、なかなか想像できない。
何をそんなに聞きたいのかは、なかなか想像できない。
「で、聞きたいことというのは・・・」
「リヴォルブさんとロウさんの昔話ですっ」
きらきら笑顔のまま嬉しそうに話す。
なぜ今更になって聞くのかは・・・気にしないことにした。
なぜ今更になって聞くのかは・・・気にしないことにした。
「では、リヴォルブも連れてきますね」
「待ってますっ」
まだ笑顔のままひらひらと手を振るテルちゃん。
そんなに楽しみにしてるのかと思うと、話すのも少し楽しみになるわけで。
リヴォルブの部屋に向かいながら、ふふと笑う。
そんなに楽しみにしてるのかと思うと、話すのも少し楽しみになるわけで。
リヴォルブの部屋に向かいながら、ふふと笑う。
「リーヴォルブーっ」
ノックもせずに扉を開ける。
流石にまずかったかな、と思いながらも奥に進む。
当のリヴォルブはというと・・・
流石にまずかったかな、と思いながらも奥に進む。
当のリヴォルブはというと・・・
「リヴォルブ?」
見当たらない。
ベッドの上にも、椅子にも、いない。
おかしいな・・・
ベッドの上にも、椅子にも、いない。
おかしいな・・・
「・・・ここです」
「?」
ふ、と声がした方に目をやる。
声がした方・・・部屋の隅、に布団の塊。
つかつかと歩み寄って引っぺがしてみる、とその中に
なぜか体育座りのリヴォルブ。
声がした方・・・部屋の隅、に布団の塊。
つかつかと歩み寄って引っぺがしてみる、とその中に
なぜか体育座りのリヴォルブ。
「・・・何やってるんです」
「え、や・・・ちょっと」
「テルちゃんが昔話聞きたいんですって。呼びに来たんですけど・・・」
リヴォルブの顔は何となくぽやんとしていて。
風邪かな・・・
おでこに手を当ててみると、やっぱり熱くて。
風邪かな・・・
おでこに手を当ててみると、やっぱり熱くて。
「お布団で寝てください。」
「この方が楽なんですよ・・・」
「いいから。」
「ああ、昔話でしたね・・・今行きますよ」
どうにも言うことをきかないヤツですね・・・。
仕方がないので、リヴォルブを引きずってベッドの方へ。
抱き上げてもいいんだけれど、それだとリヴォルブが怒りそうだし、ね。
朝から姿を見ないと思ったらこれだ。
仕方がないので、リヴォルブを引きずってベッドの方へ。
抱き上げてもいいんだけれど、それだとリヴォルブが怒りそうだし、ね。
朝から姿を見ないと思ったらこれだ。
「いだだだ、病人は大事に扱ってくださいよ」
「動かない貴方が悪い。」
「う''。」
「お話は僕がしますから、リヴォルブはまず寝てください。・・・寝てなさい。」
嫌だといわんばかりの顔をするので、命令する。
寝てなさい、と。
リヴォルブは僕に背を向けるので、あとは放っておくことにした。
寝てなさい、と。
リヴォルブは僕に背を向けるので、あとは放っておくことにした。
「お大事にー」
-------------------------------------------------------------------------------------------
「と、言うことで僕だけでお話しますね」
ついさっきあった事をテルちゃんに説明・・・したのはいいのだけれど
いつの間にか揃っているこのメンバーはなんだろう。
テルちゃんをはじめ、白銀メンバーと、元仮面メンバー。
いつの間にか揃っているこのメンバーはなんだろう。
テルちゃんをはじめ、白銀メンバーと、元仮面メンバー。
「早く早くっ」
どこからかせかす声が聞こえる。
「では、始めましょうか。・・・どこからお話しましょう?」
「んー・・・最初から!省いたりしても構わないですけどっ」
テルちゃんが嬉しそうに話す。
「そうしましょうか」
----------------------------------------------------------------------------------------------
そうですね、僕が・・・僕らがこの島に来たのはざっと4年ほど前。
第3回目の出航でした。
リヴォルブがたまたま持ちだした雑誌にこの島のことが書いてあってね。
行きたいと言わんばかりに僕のもとへ持ってくるので、軽いノリで来たんですよ。
1回の出航に、乗れる人数は6人。
あんなに大きな船なのに、不思議ですよね。
今思えば、キャラクターが被らない様にするためかもしれません。
まあいいでしょう。
第3回目、ということは僕らが来る前に、すでに12人の人がこの島にいたわけなんですが
流石、といいますか何と言いますか、設備が不完全でね。
皆さんおなじみのエステルさんの説明も解りづらいというか・・・
彼女の説明は今も解りづらいですね。
大まかな目的と生活手段だけは教えていただいたので、なんとなく生活できました。
ここは、元の世界と違って時間の進み方が早いので日付もどうでもよくなりましたねー
することと言えばレベル上げ、しかなかったので3ヶ月ほどで転職したのかな?
僕はマジシャンに、リヴォルブは発明家に。
何を手品する訳でも、何を発明するわけでもなかったんですけど。
だからか、生活もマンネリ化するわけで。
刺激を求めてか、リヴォルブが言ったんです。
ギルドに入ってみないか、って。
実を言うと、それまでずっとソロだったんですよね。
で、たまたま見つけたギルドに入ろうって話になったんです。
そのギルドが、この白銀の序曲。
初めてのたくさんの人に戸惑ってばかりでした。
リヴォルブの方が割と気さくな性格なのでなじむのは彼の方が早かったと記憶しています。
僕もちゃんと馴染んでいきましたよ。
どこからですかね、リヴォルブとの距離が空いたのは。
狩りでも、掘りでも一緒にいたんです。
おかげですっかり有名人でした、なんて。
ふふ、今も有名人ですよ。
たまに傭兵にも行ったこともあったかな。
二人組だとsn
恥ずかしい話、「白銀のデュオ」なんて呼ばれたり。
デュエットだと長いので、デュオ。
まあ、これも別にいいでしょう。
白銀に入ることで、他の方々と接する機会も増えた。
その所為か、何かと意見が合わないことも増えたといいますか・・・
ほんと、どこぞのカップル見たいですよね。
ああ、敦眞さん、あなたの事じゃありませんって。
僕はリヴォルブと比べて向上心の強い方で、今は面影もないかもしれませんけどね。
ある時に狩りに誘ったんです。そのときが、初めて大きく意見が食い違った時でしょうか。
-------------------------------------------------------------------------------------------
「リヴォルブー、狩り行きませんー?」
「私はいいです。」
「・・・?なんでまた?」
「私はもう十分ですよ。それほど強くなることは望んでません。」
「そう・・・ですか。」
「もういいじゃないですか、そんなに必死になってどうなるんです」
「・・・っ」
-------------------------------------------------------------------------------------------
今思えば、リヴォルブなりになにか悩んでた時期だったのかもしれません。
それに突っかかって行った僕が悪かったのかもしれませんね・・・
と、これがキッカケで距離が開き始めて・・・
仮面設立に至ったワケです。
さて、リヴォルブの様子が気になるのでお話はこれで終わりにしましょうか
-------------------------------------------------------------------------------------------
「あ、あのっ」
テルちゃんが最初とは違う表情で僕に話しかける。
「どうしました?」
「なんだかごめんなさいっ」
暗い話だったことを悔やんだのだろうか。
「気にすることはありませんよ。リヴォルブの看病、お手伝いしてもらえますかね?」
そう言うとテルちゃんは笑って、それから大きく頷いた。
あまり、多くを語る必要もないだろう。
あまり、多くを語る必要もないだろう。
さて、風邪っぴきはどうしてるかな