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「白銀の序曲」 Guild Wiki
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終わらない旋律を

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こんばんは。

テル。

いいえ、てぃらです。

まだ、テルでいますけど♪

残念ながら仮面メンバーはでないんですよね。

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「チムのマスクなんかつけて、こっチムかないで!」

強烈なリヴォルブさんのギャグが炸裂。

そしてギルドメンバーからの痛いほどの視線。

凍りついた空気。

「それでですねー、あのケーキ屋さんのケーキがおいしーのですよ~」

「じゃあ、みんなで食べに行こうか」

「さんせー!」

見事なまでのスルー。

「スベるのも仕事です・・・」

ぽつり、とリヴォルブさんが漏らす。

そんな、普通の白銀。

いつもの、白銀。

変わらない、白ぎ―。

「俺のゼリー取るんじゃねええええええええええ!」

突然のアネさんのシャウト。

「しっかし、ぶっさいくですよね。これ」

不細工なスライデスゼリーをつまみあげたズーマさんの痛烈な一言。

「なっ、ズーマ。なんてことを!」

あまりにもストレートな言いっぷりによろけながらも

戦闘態勢に入るアネさん。

「こいよ」

ゼリーをぽい、と捨てると冷たい笑みを浮かべる。

「くたばれええええええええ!」

2度めのシャウトとともに、青く光りを放つ槍をズーマさんに向けて走るアネさん。

目はどこが楽しんでいて。

もうもうとほこりが舞い上がり

ベキ、という鈍い音が鳴るとともにズーマさんの悲鳴が聞こえる。

「いでででで!」

短い乱闘の末、舞い上がったほこりの奥から

アネさんに踏まれているズーマさんがぼんやりと見える。

「ゼリーは商品なんだZE!命なんだZE!」

勝利のガッツポーズとともにゼリーを高く掲げるアネさん。

「でもこれ可愛くないですの・・・」

なぜか「ですの」口調で敦眞さんが呟く。

「あっつん、あとでゼリー渡すZEー」

いつものドMはどこへやら。

「・・・死にたい」

アネさんの下ではズーマさんが暗い顔で呟く。

これもやっぱり白銀で。

そんなドタバタの所為で本部の中は荒れ放題。

澄明さんや一弥さんが掃除しているにもかかわらず、

なぜかロビーは荒れる一方。

「勉強してるんで静かにしてもらえませんかあー!」

廊下の奥の方からは猛勉強中であろうアンナさんの声が聞こえる。

「じゃ、私はちょっと遠征ー」

なんて言って、マスターが真っ先に本部を出る。

「はくさく行ってきまーす」

アネさん

「私もはくさく行こうかなー」

「ラピスありますよーっ」

アネさんに続いてだーすさん。

それからお菓子をほおばりながらラピスラズリを探すネーヴェさん

「私は部屋に戻って作業を・・・」

ギャグが滑ったまま放置され、暗い顔のリヴォルブさん。

「頑張ってくださーい♪」

ネーヴェさんのお菓子の横から手を出して食べるブリュークナクさん。

「ちょっと掘ってくるねー」

おなじみのポプリ帽子をかぶって、ドリルを担ぐイチヤさん。

「・・・部屋の掃除しますか」

「ですね・・・」

苦笑いの一弥さんと、それに続く澄明さん。

「私もお手伝いするねーっ」

ほうきを取り出してきた愛澄さん。

そして、いつの間にか居なくなっているズーマさん。

一人がいなくなると一斉に別行動をはじめる。

これもまた白銀。

大きな時計の針だけが時間の経過を正確に刻む。


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ただいまー!

とか

もどりました~

とか

口々にそんなことを言いながら

夜にはみんな戻ってきた。

みんな、みーんな戻ってきた。

大きなテーブルに並べられた夜ごはん。

「ふー」

リヴォルブさんが大きく息を吐く。

何かの合図でもあるように。

カチャリとフォークをテーブルに置いて。

「もうすぐ2周年ですね・・・」

そうですねー、とかって

メンバーが相槌を打つ。

「1周年の時よりさらに良いものを、ね」

何か思わせぶりな口調で。

「うちに家族が増えたんですよー」

嬉しいお知らせの筈なのにどこか重い口調で。

家族ができるってのは

そのまんま。

リヴォルブさんの所にロディールさんがいたり

一弥さんの所にゼルビアさんがいたり。

なんでできるかって

カバリア島の総本部みたいなところから通知が届いたりして。

家族が増えましたっていう感じで。

それが家族。

「今度は誰ですか~?」

「うん、今度は兎さんをね。それで―」

一度言葉が途切れる。

「ちょっとだけ別の所に移動しようかと思って。詳しくは今度話すさー」

遠からずね。って付け加え。

「ちょっと一人旅しようと思ってたりー」

アネさんが呟く。

「他のギルドって結構気になるんだよねー」

とか言って

会話に華が咲く。

「ほら、い××は×り、さんとか。カバ××××社さんとか・・・」

【×の部分はピーって読むんだよv】

そうなると止まらないのが白銀で。

やっぱりこれも白銀で。

「まー、兎さんに集中してもちゃんと顔は出しますよ~」

「そーして貰わないと困りますって~」

「ほら、誰か言ってたじゃないですか」

誰が何を言ったのかなんてそうそう覚えていない。

「えーと、ほら・・・」

メンバーに疑問符が出てきてやまない中

リヴォルブさんがぽつりと言った。

「ギルドは家族だって」

『くさいね』なんて茶化す人はいなかった。

ただ、その言葉を受け止めていて。

「え、ちょ。なんでそんなにしんみり・・・」

あまりの静けさにたじたじのリヴォルブさん。

「え、えーとじゃあ、白銀に乾杯!」

空気を読んだ一弥さん。

乾杯のコール

「かんぱいっ!」


勢いに乗りすぎて酔ったリヴォルブさんが最後にまたやらかす。

「うあっ ミンゴ踏んじゃった!」

「え、何してるんですか!」

「ミンゴに何するんですかあー」

非難のセリフを浴びせられ

とっさに浮かんだ一言は

「ごみんご!」

凍てつく空気はまたも生まれる

それを溶かす談笑は

誰がなくとも生まれてくる




「白銀らしいやw」





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