グラチャンで活躍した世界のアタッカーのスパイクを元日本代表キャプテンの荻野正二氏が解説しています。
まずはなんといっても注目の日本代表福澤選手です。
ポイントは3つあるそうです。
1.大きなバック
スイング
2.左腕を上げる
3.左腕の絞込み
福澤選手のスパイクフォームは癖がなく、綺麗だと思います。
それを言い表すポイントになっていると思います。
福澤選手は素晴らしい跳躍力の持ち主ですが、抜群のジャンプ力の原動力として大きなバックスイングがあるようです。
ジャンプのために踏み込むタイミングに合わせて、後ろから前へバックスイングが大きく取られています。
もちろん、ジャンプ力はこれだけではなく、基本的な足の筋肉が必要ですが、筋肉が発する力をもれなくジャンプ力に変換していくのには、バックスイングの形やタイミングがしっかりとしていることが必要になってくると思います。
福澤選手はおそらく、鍛え抜かれた瞬発力を綺麗なフォーム(バックスイング)でうまく使っているのでしょう。
さらに、打つ前に左手を上げることによって両肩のラインを平行に保っているそうです。そうして空中で姿勢が崩れないようにしているらしいです。
打った後に左腕を絞り込むことによって、打った後もバランスが崩れず、体重がのったスパイクになるそうです。また、両足での着地が可能になり、足への負担を軽減しているみたいです。
空中でバランスを崩さないためには、腹筋と背筋が強くなければなりません。福澤選手は腹筋と背筋もバランスよく鍛えていて美しい空中姿勢を生み出しているのでしょう。
また、高くジャンプすればするほど、着地の際の体への負担は大きくなります。特にひざや腰への負担は大きいはずです。いつでも両足で着地することと、着地の衝撃を吸収する足の筋肉はやはり相当強靭なものなのでしょう。
福澤選手になれと言っても難しいですが、福澤選手のスパイクフォームから学ぶことは多いです。
特に空中でのバランスの取り方は参考になります。
空中でバランスを取れれば余裕を持ってスパイクできます。
ぜひ、取り入れてみてください。
最終更新:2010年09月25日 14:03