右肩の前でボールを打つようにするためには右肩の前でボールを打てるような位置で踏み切ってジャンプすることが必要になります。
そのために、前のページで説明した助走が再び大切なポイントとなってくるわけです。
毎回
レシーブボールはきちんと
セッターに帰るわけではありません。
また同様に、セッターも毎回同じようにトスを上げられるわけでもありません。
このことからアタッカーはこれらのズレに毎回対応しなければならないのです。
たとえば、トスが短い場合、普段の位置でトスを待っていて踏み切ったのでは右肩よりもさらに右側でバレーボールをとらえることになり、理想のフォームで
スパイクを打つことができません。
これを改善するために、トスが短ければそれだけ助走の段階でジャンプする位置を微調整しなければいけないのです。
3歩助走の説明を前のページでしましたが、ジャンプするために最も大切なのは最後の右、左、の踏み切り足である3・4歩目です。
また、この3・4歩目の幅が最も大きくなります。
つまり、1・2歩目は高くジャンプするためにそこまで重要ではないということ。
それよりもさっき述べたように、トスがぶれた場合でも自分の理想のフォームでスパイクを打つための調整するためのステップだという意識が重要です。
助走の1・2歩目は小さく、しかし最後の踏み切りへダイナミックな踏み込みができるように細かく刻んでいかなければならないのです。
これはトスが長くなったり、割れた場合(ネットから離れた場合)も同様です。
これは100点のトスが来ない!とレシーブボールやセッターの状態を見て分かった時点で、それに合わせたスパイクへのステップが必要になるのです。
王様気分でいつも100点のトスを待っているアタッカーではだめということですね。
最終更新:2010年09月23日 13:34