第2話 スフィアパイクの扉
トーチ・ポートの貴族であるファブスター卿は、自分の屋敷を改装しようと思いたつ。
そこで、立派なものにするべくさまざまな調度品や家具を集めたが、各部屋の扉だけ、なかなか気に入るものが見つからない。
ところがある日、文献を調べていると、スフィアパイクなる天才家具職人が作った扉があることを知る。しかも自分の先祖が住んでいた屋敷にその一連の扉が使われていたこともわかり、ぜひともその扉を自分の屋敷に取り入れようと決意した。
さて、問題はここからである。
先祖が住んでいた以前の屋敷のまわりは、今では人に見捨てられた辺境に位置し、小さな村がひとつあるきりの怪物の住む地域と化しているのだ。そこで卿は腕の立つ冒険者に、スフィアパイクの一連の扉の回収を頼むことにした。
最終更新:2011年11月30日 01:12