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「ねぇ、知ってる?」
「何を?」
「最近巷を騒がす―――――」
「まったく、あんたまで吸血鬼の話をするつもりじゃないでしょうね。」

あたし、。
勉強に苦しんだり、恋をしたり、部活に励んだり、いたって常識的で一般的な女子高生だ。
最近、あたしの住んでいる地域の学校は、小、中、高に限らずこの話題で持ちきりだ。
―――――最近真夜中0時に出没する、吸血鬼。
   若い女をさらい、血を飲み干して協会の前に捨て置く。
まったく、日常に飽きて非日常を体験したい願望が出ただけじゃないのか。
あたしはそう思って呆れきっていた。
仮にも高校生が、そんな夢物語、しかも人の命が失われるようなろくでもない話、テンションを上げて休み時間のたびに話すことではないと思う。
そういうと、いいじゃないの、と完全に浮かれた返答をされる。

「そんなことで騒いでる暇があるなら、少しは次の小テストの勉強でもしなさい!!」
「ちぇ~、つれないね~」
「余計なお世話。」

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最終更新:2010年06月23日 17:07