アットウィキロゴ



まだまだ余裕が視得る『忘れ神』を相手に、
依頼主も護らないといけない使命があるBBNの一向は普段より本調子を出せずにいた

………
……

髪結・茶織:「ったく! 全員依頼人放置して何してるんだ!」

茶織が片手で印を切ると信二の周りに淡い光が張り巡らされた!

信二:「…お、な、なんだ?」
高原 細斗:『っ!すまない!だがこいつ・・・やべぇんだ!』
久月:「死にたくなければそこから出ない方がいい」

信二:「お、おう!?」

信二の周りの淡い光が結界となり、とりあえずの安全が約束された
これで少し安心した、その時…

忘れ神:「病気を頂きにうかがいました………」

『忘れ神』の体が大きく震え、その口から腐食する黄緑の息が吐きだされた!
その悍ましい息は無人の荒野を作るが如し、上空を通っただけで地面の草木が枯れ始めた!


高原 細斗:『ちっ・・・!?』
カルノ:「く・・・さぁぁい!?」
宍戸・玲緒:《図に乗るな・・・!》
RED:「・・・・くっ!」
久月:「勘弁してくれ」
篝火:「危ない!」


ほぼ全てのメンバーは交わし、武器で受け切ることが出来たが、
先ほど猛毒を受けたREDだけが毒に体が蝕まれ、体制が大きく崩れた!

髪結・茶織:「だーっ! あんまり得意じゃないけど!!」

再び茶織が印を切った! 同じくREDの周りには淡い光のヴェールが張り巡らされ、
『忘れ神』より放たれた息はREDから左右に流れていった。

RED:「髪結様・・・申し訳ありません」

カルノ:「くさい!臭いよ!!」
高原 細斗:「なんて息だよ・・・!」

『忘れ神』は攻撃の手を休めることなく、
先ほど細斗によって焼かれた森の木の炎を片手にとり、それを練り上げ始めた

そして、それは不気味な青白い炎と化し、カルノ目掛けて投げつけて来た!

カルノ:「火?」

ボーっと物珍しい物として見続けていたカルノだが、脅威に対して即座に対応し愛刀でその青白い炎を斬り裂いた

…が、斬られた青白い炎は呪いとなりカルノの体全体に纏わり付き始めた

カルノ:「なにこれ?」炎をつついたりしてみる
高原 細斗:『何だ?あれは・・・』
RED:「黒犬様が・・・! あの炎は一体・・・」
螢火:「カルノくん!大丈夫!?」
カルノ:「大丈夫だよー!」


そしてまた森は閉じ始めた…


久月:「うおおお!?また森が寄って来た」
高原 細斗:『やべぇぞ・・・これ・・・!』
高原 細斗:「ケリを付けなければ・・・」

最大火力で放ったライフルは前回とは違い『忘れ神』に直撃した
その巨体は大きく崩れ、その顔は僅かながら歪んだ!

高原 細斗:「急がねぇと・・・」

細斗は最大火力を放ちエネルギー不足になった操機から降り、
新たな戦力を呼び出す為に詠唱を始めた…

一方、不気味な青白い炎で遊ぶのに飽きたカルノが機会を逃すことなく『忘れ神』に向かった
…しかし、青白い炎には恐ろしい呪いが込められていた

カルノ:「なんか変なのついてるけど・・・いくぞー!」

カルノの刃は確実に『忘れ神』を斬りつけた
…少なくてもカルノの眼にはそう見えた


篝火:「カ…カルノくん!?」


実際はその凶刃は久月の傀儡人形である篝火に向かっていた!

篝火:「あ…危ない!」
螢火:「カルノくん!」
高原 細斗:「篝火!カルノ!?お前何しやがる!!」
RED:「黒犬様・・・!? あの炎の影響でしょうか?」

カルノ:「おりゃあああ!よしあたった!」

宍戸・玲緒:(アーマー内で後で殺すって顔をする)
篝火:「カルノくん…」
篝火:「あとでおしおき!」
RED:「錯乱している・・・こんな時に!」
高原 細斗:「くそ・・・!こいつ・・・!」

カルノ:「よーし・・・どんどんいくよ!」

振り回した刃は敵味方なく乱れ狂う
数発は『忘れ神』にも向けられたが、近くに構えていた蛍火、篝火にも命中していく

螢火:「ちょっと!カルノくん!」
高原 細斗:「カルノ・・・後でずたずたにするからな・・・」

流石に違和感に気付いたのか、カルノは周りを見渡し少し落ち着いた

カルノが正気に戻りつつある中、久月は十八番の『焔』を玲緒に与えた
玲緒の拳にも更に燃えたぎる『焔』が宿り、空中を舞う呪われた木の葉はその場で燃え落ちて行く

宍戸・玲緒:《ありがとう・・・助かる》

玲緒の礼を聞いた後、久月は傀儡人形に次なる指示を与え依頼主に向けて危機を伝えた

久月:「また森が寄ってくるな…気をつけろ」

信二:「おう! さんきゅーな!」

指示を受けた傀儡人形達は一旦カルノから距離を取り、
『忘れ神』に大剣を重量に任せた遠心力で撃ちこみ続ける!

篝火:「とにかくカルノくんからは離れないと…」
螢火:「助けに行きたいけど…まずはこっちを倒さなきゃ」

篝火&蛍火:「このぉ!」

息の合った連続での剣舞は『忘れ神』に更なる苦悶の表情を浮かべさせるのは十分であった!

忘れ神:「………!!」

しかし、斬り付ければ斬り付ける程、『忘れ神』の体から払われた枯草がまるで鎌鼬の如く舞い飛び、
森全体を切り裂き続ける…
その無差別な刃は信二や玲緒にも向かう!

RED:「そんな・・・信二さん、とにかく落ち着いてください。いいですね!?」
螢火:「あ…レオさんごめんなさい!」

信二:「お、おお… 安静に… 安静に…」
宍戸・玲緒:《この位なら大丈夫・・・続けて》


その中で鎌鼬と化した枯葉を身に受けながらも構わず進む獅子がいた

宍戸・玲緒:《さて・・・通らないなら・・・これでっ・・・!》

『聖なる焔』を宿したその一撃は、『忘れ神』に僅かだが混乱を与えた
遠い目をし、まるで過ぎ去りし日の自分を見つめるように暫し遠くを見続けている
堪えていない筈はない、確実に終わりは近づいて来ている。


RED:「ようやく私も動けますね・・・」


毒から少し回復したREDが一筋の赤い閃光と化し『忘れ神』の懐に飛び込んだ!
その名に恥じぬ身の熟しは、『忘れ神』所か味方にもほとんど認識させない程の物であった

RED:「・・・もう一度」

大鎌が風を斬る音が響いた…と『忘れ神』が認識した時、
既にその刃は二度も振りぬかれていた!

…死神に魂を引き寄せられるが如く、『忘れ神』は一瞬意識を失いかける
しかし、次の瞬間には自身にこの苦痛を与えたREDに向けて不敵な笑みを浮かべてた…

RED:「く・・・これは、私の力では辛いですね」


最終更新:2013年08月30日 16:58