………
……
…
「……ちゃん、昨日何処行ってたの?」
「そうだよ! ダメだろ!終わってもないのに学校から出るなんて!」
「そうだー!そうだー!」
朝から質問攻めに少女はあっていた
「逃げたんだろ!」
「……ちゃんって無茶苦茶するけど最後はすぐ逃げちゃうよね?」
「ほんと、なんか絡みにくいっていうか…」
「………キッ」
少女は睨みつけた
「なんだよーこえーな!」
「私は悪いことしてないもん!」
少女が大声で言い返した
「まだそんなこといってのかよ?」
「あーあ、お前(少女)の言うことなんて誰が信じるんだよー」
「せんせーっ! ……ちゃんが睨んできましたーっ!」
………
……
…
少女はまた公園に来ていた
「そう、辛かったねぇ… 誰も味方してくれないなんてね…」
「あいつら皆嫌いだもん!」
「話ぐらいちゃんと聞いてあげてもいいのにね」
「いいもん! 私にはおばさんが話を聞いてくれるもん!」
「ええ、ええ ……ちゃんの話は全部聞いてあげるわよ」
「……う、うん」
少女は少し照れくさそうに下を向いた
………
……
…
すっかり夜になってしまったが少女はご機嫌だった
「ただいまー」
自分の家のドアを開けると少女の父親が立ち塞がっていた
「…あまり遅くなるなよ」
「学校から電話があったぞ 『今日』も抜け出したんだってな」
「……」
少女の沈黙に父親は更に言葉を続ける
「近所の目もあるんだ これ以上俺に恥をかけるなよ」
「うるさいっ!!」
少女は父親の横を抜け、自分の部屋へ入って行った
そして枕に顔を埋めて少し泣いた
………
……
…
今日は少女は学校には行ってなかった
最初から公園のブランコに座っていた
「つまり最初からここにいればいいだろーっ♪っと!」
「お父さんは私なんてどうでもいいみたいだし、もう知らない!」
「……あーあ 私も橡と一緒にお母さんについていきたかったなぁ」
「……ちゃん、大丈夫?」
女性の声に少女は軽快に返事をした
「うん、今は大丈夫! 私のこと分かってくれる人に出会えたもん!」
「そう、私なんかでもお役にたてているなら良かったわ」
少し戸惑いの表情を浮かべながら女性は答える
…その時、見知った顔が公園に入って来た
「あ、……ちゃん! こんな所にいたのね! 探したわよ!」
「…先生」
少し罰が悪そうな顔で少女は下を向いた
「全く!こんな所で『一人』で何をしてるのよ! ちゃんと学校に来ないと私が何を言われるか……」
「……え?」
少しの沈黙が流れる、そして少女は女性の方を見た
「………」
寂しそうな表情を浮かべる女性
その時、少女は全てを悟った
「………ッ!!!」
少女は走った
その目には大粒の涙を浮かべながら
「………ちゃん!!」
先生が叫んでる声が聴こえた… 気がした
少女はもう振り返らなかった、公園の入り口横の花束も目には留まらなかった
誰も見ていない公園の空を流れ星が1つ走る…
最終更新:2013年07月23日 07:32