国鉄183系電車 - ひいらぎの鉄道館

既に特急運用からは引退し、臨時運用の夜行快速などに使われる１８３系

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１９７２年にデビュー。
最初は房総地区の総武本線・房総東線（現外房線）・房総西線（現内房線）の特急に投入された。それまで特急型列車は片側２ドアだったが１８３系は夏季の多客時を見越して片側２ドアになった。

１９７４年には特急とき・あずさ用の１８１系や特急あまぎ・白根用の１５７系の置き換えのために耐寒・耐雪装備を強化した１０００番台が登場。
１９７５年には特急あさま用に信越本線横川～軽井沢でのEF63と協調運転を可能にした１８９系を投入した。

JR化後はJR東日本に受け継がれグレードアップ改造を受けながら活躍していたが新型特急電車が相次いで登場するにつれ活躍の場を狭められ、２００５年にはついに全ての定期特急運用から離脱した。

現在定期運用が残っているのは長野地区での普通・快速列車の妙高のみ、臨時運用では快速ムーンライトながら、ムーンライト信州、ホリデー快速河口湖など快速列車での運用に投入されている。

一方、JR西日本では特急北近畿などに使用されている４８５系が直流区間しか走らないために交流機器を撤去し１８３系８００番台、７００番台を名乗らせた。
撤去された交流機器は１１３系に装備し４１５系８００番台として七尾線に投入された。
また交流機器を撤去せず使用停止のみにとどめた２００番台も存在する。

• 活躍している路線（臨時含む）

JR東日本：信越本線（長野～直江津）、東海道本線（東京～大垣）、中央本線（新宿～塩尻）、篠ノ井線（塩尻～松本）、大糸線（松本～白馬）、富士急行線
JR西日本：山陰本線（京都～城崎温泉）、福知山線、北近畿タンゴ鉄道宮福線、北近畿タンゴ鉄道宮津線（宮津～天橋立）

• かつて走っていた路線（覚えているだけ）

総武本線、成田線、内房線、外房線、鹿島線、東北本線（上野～大宮）、高崎線、上越線、信越本線（高崎～長野、長岡～新潟）、中央本線（東京～新宿）、武蔵野線（武蔵浦和～新松戸）、常磐線（新松戸～我孫子）

• 使用列車（臨時含む）

JR東日本：普通・快速妙高（長野～直江津）、快速ムーンライトながら（東京～大垣）、快速ムーンライト信州（新宿～白馬）、快速ホリデー快速河口湖（新宿～河口湖）

• 使用されていた列車（覚えているだけ）

特急しおさい（東京～銚子）、特急あやめ（東京～佐原・鹿島神宮・銚子）、特急さざなみ（東京～館山）、特急わかしお（東京～上総一ノ宮・勝浦・安房鴨川）、特急とき（上野～新潟）、特急あずさ（新宿～松本・白馬・南小谷）、特急かいじ（東京・新宿～甲府・竜王）、特急あさま（上野～長野・直江津）、特急ウイングエクスプレス（大宮～成田空港）、特急あまぎ（東京～伊豆急下田）、特急踊り子（東京～伊豆急下田）、特急白根（上野～万座・鹿沢口）、特急すいごう（新宿～銚子）、中央ライナー（東京～八王子）、特急北近畿（新大阪～豊岡・城崎）、特急文殊（新大阪～天橋立）、特急まいづる（京都～東舞鶴）、特急こうのとり（新大阪～福知山・豊岡・城崎温泉）、特急きのさき（京都～福知山・豊岡・城崎温泉）、特急はしだて（京都～天橋立）

臨時の夜行快速ムーンライトながらには専用の方向幕が用意されている

８００番台の特急はしだて

現在はこうのとりに改称された北近畿

北近畿地方の特急列車にはビッグXネットワークのロゴが貼ってある。

国鉄色だが帯など微妙にデザインが違う８００番台