「風花の物語」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

風花の物語」(2014/04/12 (土) 08:47:20) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*風花の物語 ◆gry038wOvE 「……いつき」  それはもう、生者ではなく遺体だった。  明堂院いつきは死んだ。ガドルによって殺された。  ガドルは、何のつもりかわからないが、いつきの遺体に『太陽』のカードを添えていた。  確かにいつきは太陽のような、人だった……しかし。 「……私は」  なのはは、その無残な姿を見ても、ガドルに対して怒りを感じる事ができなかった。  そう、彼女は斬殺されている。これはかつて、ダークプリキュアとして、シンケンゴールドを操って行った暴虐と全く同じだった。  自分は、誰かにこの痛みを与えていた。  ゆりの時以上にその感覚が強まっていく。家族じゃなくて、友達でも、こんなに心は痛んでしまう。  自分は、それをやった。  自分は── 「なのはさん……」  つぼみは、いつきの遺体を抱えるなのはに、声をかけた。  こんな事をしても遺体に命は吹き返さない。それはわかっているはずだ。  しかし、抱きしめずにはいられなかったのだろう。命が蘇らないと知りながら、命を諦めきれないように、その温もりが消えていくのを感じてしまう。  繋がった時、あんなに温かった手には、触れる勇気さえ持てなかった。 「つぼみ。私は、これと同じ事をやったんだね……」  つぼみは、黙ってしまった。  彼女が言っている事が真実だ。彼女にとってはそれを言ってもらう方が幸せだろう。  まだ、生まれたばかりで何もわかっていない子供のような彼女には、それも教えなければならない。 「……あなたは、ここで人の命を奪ったんですね」 「三人も……私のために……」  二人、と言われたが、ダークプリキュアとしては三人殺害した記憶がある。  しかしながら、実際のところ、高町ヴィヴィオは辛うじて生存している事を彼女は知らない。 「やり直す事なんてできるのかな……私が」 「できます。……絶対。やり直しのきかない事なんて、ないんですから……」  以前はマッハキャリバーにそう言っただろうか。  スバル、克己、さやか。罪を犯した人はいた。けれど、救いはあった。  どうすれば世界は彼女を許すのか。それはわからない。日本の法律で、もし成人だったなら、死刑もやむを得ないほどの罪かもしれない。  それでも、彼女にはこの場でも、帰ってからもまだできる事がある。  彼女は生まれ変わったのだから、もうあの時のダークプリキュアとは別人なのだと、何度でも言ってわかってもらいたい。 「私は本当に生きていていいの? ……生きていたかった人の希望を奪って、その人の大事な人を悲しませて……。それなのに、私が生きていて、本当にいいの……? そうだ、姉さんも……」  高町ヴィヴィオ、アインハルト・ストラトス、梅盛源太。それから、明堂院いつきや月影ゆりもまた、彼女を庇って死んでしまった。  それに、月影ゆりも、罪を重ねていた。来海えりかを殺したのは彼女かもしれないという事だった。 「……ゆりさん、やっぱり」  ……彼女は、そういえば以前に、月影ゆりが犯した罪を全て、自分のものとしてつぼみに話したのである。つぼみはきっと混乱している。  なのはは、つぼみに全てを話す事にした。全てを話すと、つぼみはどこか納得して、驚きもせず、茫然とする事もなく、ただ……悲しそうな瞳をしていた。ずっと、心のどこかで疑っていたのかもしれない。  ただ、あくまでえりかが死んだ一件は、ダークプリキュア、大道克己の推察であって、本当かどうかはわからない。その可能性があるというだけだ。それも踏まえて、全て、これまでのいきさつをちゃんと話した。  つぼみは、そんななのはに、強く言った。 「行きましょう。あなたは自分の罪と向き合うべきです。……そうすれば、きっと答えがわかると思います。あなたが罪を犯した警察署で、みんなに謝って……それで許してもらえなくても、生きてください。私はそれでも、あなたと一緒にいます。私は、なのはの友達ですから」  警察署。そこに行く前に、まだ行かなければならない場所がある事に、なのははふと気づいた。 「……そうだ、行かなきゃ」 「行かなきゃって、警察署に、ですか……?」  なのはは、首を振る。警察署ではない。 「……つぼみも、来る……?」  なのはは、つぼみに告げた。 「えりかと……お姉さんが、眠っている場所」  ある場所にえりかとゆりの遺体が収められている場所の話もした。これから行くのは、その場所だ。  いつきもまた、同じ場所に寄り添うように、そこにいてほしいのだと。 △ 「くそ……俺は……」  良牙は、自分の姿を憂いた。  五代も、一条も、そしていつきも自分の為に死んだ。──三人は、良牙のために死んでしまったのだ。 「つぼみ、それに、なのは……すまねえ……すまねえッッ!!」  良牙は、項垂れて両膝を突き、地面を殴る。  己を責めながらも、その顔を見られたくないような──合わせる顔がないような様子だった。少なくとも、いつきを守れなかったのは良牙の責任である。  つぼみは、そんな彼に何も言う事はできなかった。 「……おい、お前」  そんな良牙に声をかけたのは、翔太郎であった。 「……やっぱ、フィリップと同年代かそこらってとこか。確かに体だけは俺より強そうだ」 「なんだ、テメエ」  良牙は、つぼみやなのはならともかく、他の人間に話しかけられたら、こんなぶっきらぼうな返事しかできないほどに、自分を責めていた。  ガドルへの怒り、ひいては自分への怒りが良牙の中にあった。 「お前はいつから、仮面ライダーになったんだよ」 「……つい、さっきだ……」 「なんで、仮面ライダーになった」  良牙はそれを言われて、少し悩んだ。何故自分がライダーになったのか、それを考え直すと……何もない。しかし、自分の記憶の糸を探りながら、口に出していく事にした。 「……俺はここで、たくさんの仮面ライダーに出会った。何人も……。  ゼクロス、村雨良。感情がねえとか言ってたけど、あいつは魂を継ぐ者、仮面ライダーとして俺たちのために戦ってくれた。  クウガ、五代雄介、それに一条薫。あいつらは誰かの笑顔を守るために戦った。  そして、エターナル、大道克己。奴は本当に感情を失くしていて、俺たちを襲った敵だ。それでも最後にはゼクロスと全力でぶつかり、戦う事で、生きた。つぼみに心を救われて……。  だが、このエターナルだけは最後までゼクロスやクウガのような仮面ライダーとして戦えなかった。だから俺はエターナルを仮面ライダーにしてやるために……!」  いや、それなら──自分で言っていて、それが解答になっていない事に気が付いた。 「じゃあ、お前にとって、仮面ライダーって何なんだよ」  そう、良牙にとっての仮面ライダーの意味は、わからないのだ。  仮面ライダーにするために仮面ライダーになった。──それはおかしい。仮面ライダーが何なのかもわからず、そんな事を言えるわけがない。  良牙は、己が変身する事の意味などわからなかった。 「……」  その問いに、答える事はできない。 「わからねえのか?」  翔太郎は、しかめっ面で良牙に言う。 「俺たちは、街を、世界を、誰かを泣かせる奴を許さねえ……! だから仮面ライダーになった。だけど、お前はガドルを恐れたんだ! 確かにお前は体も強ェし、エターナルの力も強ェだろうよ……けどなッ!」  翔太郎は、良牙の胸倉をつかみ、俯いていた良牙の泣き顔に顔を近づける。  その顔は怒りに歪んでいる。しかし、強い意志にも見える。目を合わせる事が怖い良牙の目を、強い瞳で睨んでいる。  フェイト、ユーノ、霧彦、一条に続いて、いつきまで死んだというその怒りが、翔太郎の顔を激昂に染めていた。  胸が痛い。体を曲げている現状では、翔太郎の胸は軋んでいる。しかし、それさえ忘れさせるほどのアドレナリンが彷彿している。 「……俺は、誰かを、何かを……守りたい気持ちでは、心では! お前にも、誰にも負けないつもりだ! 俺の仲間も同じだ。どんな時でも誰かを守るために立ち上がった! でも、お前は弱い! だから仮面ライダーの意味がわからねえんだ! お前が何も考えてねえし、何も守ろうとしてねえからだろッ!!」  その言葉は、良牙の胸に深く突き刺さる。  守る──良牙は、これまでそんな言葉を誰かに向けた事は、そう「数少ない例外」を除けばなかった。 「……そうだ、俺は……くそっ……」  こんな、生身では良牙に敵いそうもない男の覇気。──まるで、良牙に勝てる余地が見当たらない。  純粋に格闘で戦っても、今ならば負けてしまうような気がする。  そう思うほどに、翔太郎の心は強く、良牙の心は弱かった。 「……おい。お前の知り合いの──早乙女乱馬と、天道あかねの事を、俺は知ってるよ」  ふと、良牙の顔色が変わった。 「早乙女乱馬だ!! ……お前のダチだろ!!」  早乙女乱馬と天道あかねの事は、翔太郎も知っていた。  良牙は、彼が乱馬を知っている事に驚き、躊躇いながらも、「ああ」と力なく答えた。もう会えない知り合いだ。  友と認めるのは癪だが、彼が死んだ時、良牙は彼の事を「ダチ」と呼んだ。  そう、好敵手──ダチだ。 「そいつはな、仲間を失っても、大切な人を守るために戦った。……ガドルより強いダグバと戦い、最後にはダグバに一矢報いたんだよ! その結果、あいつは死んだみたいけど……でも、俺は早乙女乱馬って奴を尊敬するよ。俺の心にその名前が残ってる、俺の中では死んでねえ。そいつの遺志を受け継いだ奴らの名前もな……。俺なんかよりずっと強い奴らなんじゃねえかって思うよ。けどよ、お前はどうして……早乙女乱馬と互角に渡り合えるほどの馬鹿力を持ってるのに、あんな奴にビビッてんだよ……それが、俺には、許せねえよ……!!」  早乙女乱馬──翔太郎は、その戦いを見たわけじゃない。  しかし、ダグバを追い込んだその戦士の意地を、翔太郎は凄いと思った。  生身でダグバと戦った男がいる。それが自分より年下の──あろうことか、高校生だった。  信じられないが、それが事実だと知った時、そいつの意地に翔太郎はただただ感嘆するのみだった。  その戦いには、あまりにも……悲しい続きがあるのだが。 「あかねさんは……あかねさんは、どうしたんだ……」 「……そうだ、もう一つ。お前に知らせきゃいけない事が、あったな」  翔太郎は言いたくはなかったが、あの女とは、もう会った。  会って、戦ったのだ。 「天道あかねは、殺し合いに乗っている」 「!? そんな、バカな……」  天道あかねと、最も似つかわしくない──しかし、どこかで不安として過っていた答えが、良牙の耳に入った。 「本当だ。早乙女乱馬を蘇らせる──その為らしい。ドーパントの力にまで飲み込まれて、暴走までしている。……俺たちにはそいつを止められなかった!! 俺たちがどんなに言葉を届けようとしても、俺たちの言葉は、届かなかった……」  しかし、伝えなければならない。  乱馬がダグバに一矢報いただけならば、それはそこそこ綺麗にまとまる良い話かもしれないが、悲しい続きも含めて、良牙に全て話さなければならないのだ。 「……あかねさん……そこまでして……乱馬を……」  乱馬への、これ以上ないほどの敗北を良牙は感じた。  乱馬は、俺が負けたガドルより強いダグバって奴に善戦した。  乱馬は、その死であの優しいあかねが殺し合いに乗るほどの愛を受けていた。  強さでも、恋でも、また乱馬に負けた……。  案外、もうそれもどうでもいい事なのではないかと、良牙は思った。  そう感じてしまうほど、あかねが殺し合いに乗った事実はショックだった。 「あかねさんが……、この馬鹿げた殺し合いに乗っている……」 「ああ。いつか、お前の大事な人を奪うかもしれない。……そうなっちまったんだ。悲しい事にな」  激しいショックを受ける良牙に、それでも尚、成長してほしいと思って、翔太郎は心を鬼にする。ただの怒りじゃない。  確かに、先ほどは、ただの怒りが翔太郎を縛っていた。良牙が仮面ライダーとして戦う意味をよく理解せずに戦っていた事への、怒りだ。  しかし、今は、そんな彼が仮面ライダーとなる事への希望と期待を乗せたうえでの、優しさが翔太郎の鬼のような心を言葉にしていた。 「あかねさんは、俺の大事な人だった。俺はあかねさんがずっと、大好きだった」 「……じゃあ、お前は天道あかねが、そこにいるお前の仲間を殺すかもしれないのを、黙って見ているのか?」  花咲つぼみ。  ここで、ずっと一緒にいた少女だ。  もう一人の少女も、死んで欲しくない。ああして与えられた新しい命が奪われるのは許せない。  良牙は、今まで誰かを守るとか、あかねやあかり以外に対しては全く考えた事がなかった。  孤独に旅をし続けてきたからだろうか。しかし、つぼみや一条は道を示してくれた。あるいは、良もそうだった。 「厭だ! 俺は……」  あかねは、本当に優しい人だった。  良牙は、強くて優しいあかねが好きだった。  そんなあかねが、今は── 「……お前が知っているあかねが、もうどこにもいないとしたら?」  翔太郎の、遠い記憶。亜樹子が風都に来て、最初の事件。──街を泣かせたドーパントは、ずっと昔、一緒に遊んでいた、いつも一緒だった津村真里菜という翔太郎の幼馴染だった。  翔太郎は、それこそ恋愛感情ではないものの、彼女が好きだった。彼女と一緒にいるのが楽しかった。彼女の帽子を探して、見つけ出そうとした。  ……だが、翔太郎は街を守るために、彼女を倒すしかなかった。翔太郎にも辛い話だった。それと同じ事を、いま翔太郎は良牙に強いなければいけないのだ。 「俺の知っているあかねさんがどこにもいないとしても……俺は、俺の好きだった優しいあかねさんを見つけ出す……! 本当のあかねさんは優しい人だ。その心が今、どこにもないはずがない……。たとえどこにもいないと言われても、俺は見つけるまで探す! そして、俺はつぼみたちも守る……これは、絶対だ!」  あかね。  それは、良牙が守るべき存在だった。  その名前を思い出した時、良牙は気づく。  あかねを守りたい。  だが、あかねが敵だったら……きっと、つぼみたちも守りたい。 「お前……そう思えるんなら、立派に仮面ライダーできるじゃねえか」  翔太郎は、やっと、良牙に笑った。 「やってやれよ、お前が。仮面ライダーエターナルを、仮面ライダーにするんだろ? 良いじゃねえか……」  天道あかねと出会ったとしても、彼はきっと折れない。  いや、ガドルと出会ったとしても彼は立派に、仮面ライダーとして戦うだろう。 「俺はお前を仮面ライダーの後輩として認めるぜ、仮面ライダーエターナル」  悲しみを乗り越えて戦う。  どんな世界でも、響良牙が仮面ライダーとして戦う世界など、誰も想像しなかっただろう。  しかし、ここで今、数奇な運命によって、それは実現した。  仮面ライダーエターナル、響良牙。──悪のライダーとしてでなく、正義のライダーとして、その名が伝説を塗り替える。 「俺は、あかねさんの笑顔を、みんなの笑顔を奪ったこの殺し合いをブッ壊す! 響良牙として……新しい希望、仮面ライダーエターナルとして!」 △ 「……結局、こうなるのか」  その後のそれぞれの行動方針は簡単だ。  花咲つぼみ、月影なのは、響良牙──そして、明堂院いつきは共に、えりか、ゆりの墓地に行く。  左翔太郎は、これから単独で警察署に向かう予定だった。仲間がそこにいる事も伝えている。まあ、今後ともどうなるかはわからないが。 「本当に一人で大丈夫なんですか?」  翔太郎は、これからしばらく参加者としては単独で行動する事にしていた。  単純に、警察署方面に向かう必要があるからだ。危険かもしれないが、今も相棒は心強い。  それに──制限、という奴が気がかりだった。あれは一人で行動しなければならないらしい。その条件も、『参加者』の誰にも見られず聞かれずが一人になるという事である。  フィリップやザルバのような存在を数に入れていないあたり、おそらく参加者以外は問題なしという事なのだろう。 「……俺は一人じゃねえよ、相棒はいつもココにいる」  翔太郎はダブルドライバーを翳す。  それかたもう一つ── 『Is that your buddy?(それが相棒なのですか)』  マッハキャリバー。これは、翔太郎に預けられたもう一つの支給品だ。警察署にいるヴィヴィオと合流するために、翔太郎に預けておく必要がったのだ。  警察署に、ヴィヴィオがいる事は、なのはにとっても衝撃だったが、少なくとも自分が殺めたと思っていた人間の一人が生きていた事には、安心しているようだった。 「わかりました。……私たちは、みんなのいる場所に行ってから、そちらに向かう事にします」 「おう……気をつけてな。俺たちは、まだしばらく警察署にいる予定だ。美希の事は任せとけ……」  響良牙。花咲つぼみ。月影なのは。  左翔太郎。フィリップ。マッハキャリバー。  二人は、ここでまたチームをそれぞれ分ける事になった。 【1日目/夜】 【E―8/森】 【響良牙@らんま1/2】 [状態]:全身にダメージ(大)、負傷(顔と腹に強い打撲、喉に手の痣)、疲労(大)、腹部に軽い斬傷、五代・乱馬・村雨の死に対する悲しみと後悔と決意、男溺泉によって体質改善、デストロン戦闘員スーツ着用 [装備]:ロストドライバー+エターナルメモリ@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(ゾーン、ヒート、ウェザー、パペティアー、ルナ、メタル)@仮面ライダーW [道具]:支給品一式×16(食料二食分消費、(良牙、克己、一条、五代、十臓、京水、タカヤ、シンヤ、丈瑠、パンスト、冴子、シャンプー、ノーザ、ゴオマ、速水、バラゴ))、水とお湯の入ったポット1つずつ×3、志葉家のモヂカラディスク@侍戦隊シンケンジャー、ムースの眼鏡@らんま1/2 、細胞維持酵素×6@仮面ライダーW、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、歳の数茸×2(7cm、7cm)@らんま1/2、デストロン戦闘員マスク@仮面ライダーSPIRITS、プラカード+サインペン&クリーナー@らんま1/2、呪泉郷の水(娘溺泉、男溺泉、数は不明)@らんま1/2、呪泉郷顧客名簿、呪泉郷地図、特殊i-pod、克己のハーモニカ@仮面ライダーW、バッドショット+バットメモリ@仮面ライダーW、スタッグフォン+スタッグメモリ@仮面ライダーW、テッククリスタル(シンヤ)@宇宙の騎士テッカマンブレード、力の源@らんま1/2、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、まねきねこ@侍戦隊シンケンジャー、滝和也のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS、黒子の装束@侍戦隊シンケンジャー、『戦争と平和』@仮面ライダークウガ、『長いお別れ』@仮面ライダーW、インロウマル&スーパーディスク@侍戦隊シンケンジャー、紀州特産の梅干し@超光戦士シャンゼリオン、ムカデのキーホルダー@超光戦士シャンゼリオン、双眼鏡@現実、ランダム支給品1~6(ゴオマ0~1、バラゴ0~2、冴子1~3)、バグンダダ@仮面ライダークウガ [思考] 基本:天道あかねを守り、自分の仲間も守る 0:あかねさん… 1:つぼみ、“なのは”とともに、えりか、ゆりの死地に向かい、いつきを埋める。 2:その後、警察署に向かう。 3:いざというときは仮面ライダーとして戦う。場合によってはあかねも…。 [備考] ※参戦時期は原作36巻PART.2『カミング・スーン』(高原での雲竜あかりとのデート)以降です。 ※夢で遭遇したシャンプーの要望は「シャンプーが死にかけた良牙を救った、乱馬を助けるよう良牙に頼んだと乱馬に言う」 「乱馬が優勝したら『シャンプーを生き返らせて欲しい』という願いにしてもらうよう乱馬に頼む」です。 尚、乱馬が死亡したため、これについてどうするかは不明です。 ※ゾーンメモリとの適合率は非常に悪いです。 ※エターナルでゾーンのマキシマムドライブを発動しても、本人が知覚していない位置からメモリを集めるのは不可能になっています。 (マップ中から集めたり、エターナルが知らない隠されているメモリを集めたりは不可能です) ※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。 ※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。 ※つぼみ、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。 ※男溺泉に浸かったので、体質は改善され、普通の男の子に戻りました。 ※エターナル・ブルーフレアに変身できるようになりました(ただし彼の人間としての迷いや後悔がレッドフレアにしてしまう事もあります)。 ※あかねが殺し合いに乗った事を知りました。 【花咲つぼみ@ハートキャッチプリキュア!】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、加頭に怒りと恐怖、強い悲しみと決意、デストロン戦闘員スーツ着用 [装備]:プリキュアの種&ココロパフューム、プリキュアの種&ココロパフューム(えりか)@ハートキャッチプリキュア!、プリキュアの種&ココロポット(ゆり)@ハートキャッチプリキュア!、こころの種(赤、青、マゼンダ)@ハートキャッチプリキュア!、ハートキャッチミラージュ+スーパープリキュアの種@ハートキャッチプリキュア! [道具]:支給品一式×5(食料一食分消費、(つぼみ、えりか、三影、さやか、ドウコク))、鯖(@超光戦士シャンゼリオン?)、スティンガー×6@魔法少女リリカルなのは、破邪の剣@牙浪―GARO―、まどかのノート@魔法少女まどか☆マギカ、大貝形手盾@侍戦隊シンケンジャー、反ディスク@侍戦隊シンケンジャー、デストロン戦闘員スーツ(スーツ+マスク)@仮面ライダーSPIRITS、デストロン戦闘員マスク(現在着ているものの)、着替え、『ハートキャッチプリキュア!』の漫画@ハートキャッチプリキュア!、姫矢の首輪、大量のコンビニの酒 [思考] 基本:殺し合いはさせない! 1:良牙、“なのは”とともに、えりか、ゆりの死地に向かい、いつきを埋める。 2:その後、警察署に向かう。 3:この殺し合いに巻き込まれた人間を守り、悪人であろうと救える限り心を救う 4:……そんなにフェイトさんと声が似ていますか? [備考] ※参戦時期は本編後半(ゆりが仲間になった後)。少なくとも43話後。DX2および劇場版『花の都でファッションショー…ですか!? 』経験済み  そのためフレプリ勢と面識があります ※溝呂木眞也の名前を聞きましたが、悪人であることは聞いていません。鋼牙達との情報交換で悪人だと知りました。 ※良牙が発した気柱を目撃しています。 ※プリキュアとしての正体を明かすことに迷いは無くなりました。 ※サラマンダー男爵が主催側にいるのはオリヴィエが人質に取られているからだと考えています。 ※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました。 ※この殺し合いにおいて『変身』あるいは『変わる事』が重要な意味を持っているのではないのかと考えています。 ※放送が嘘である可能性も少なからず考えていますが、殺し合いそのものは着実に進んでいると理解しています。 ※ゆりが死んだこと、ゆりとダークプリキュアが姉妹であることを知りました。 ※所持しているランダム支給品とデイパックがえりかのものであることは知りません。 ※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。 ※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。 ※良牙、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。 ※全員の変身アイテムとハートキャッチミラージュが揃った時、他のハートキャッチプリキュアたちからの力を受けて、スーパーキュアブロッサムに強化変身する事ができます。 ※ダークプリキュア(なのは)にこれまでのいきさつを全部聞きました。 【月影なのは(ダークプリキュア)@ハートキャッチプリキュア!】 [状態]:健康、人間化 [装備]:いつきの遺体(運んでいる途中) [道具]:支給品一式×4(ゆり、源太、ヴィヴィオ、乱馬)、ゆりのランダムアイテム0~2個、ヴィヴィオのランダムアイテム0~1個(戦闘に使えるものはない)、乱馬のランダムアイテム0~2個、パワーストーン@超光戦士シャンゼリオン、ふうとくんキーホルダー@仮面ライダーW、霧彦のスカーフ@仮面ライダーW、須藤兄妹の絵@仮面ライダーW、霧彦の書置き、山千拳の秘伝書@らんま1/2、水とお湯の入ったポット1つずつ、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ガイアメモリに関するポスター×3、『太陽』のタロットカード [思考] 基本:罪を償う。 1:つぼみ、良牙とともに、えりか、ゆりの死地に向かい、いつきを埋める。 2:その後、警察署に向かう。 3:源太、アインハルト…。 [備考] ※参戦時期は46話終了時です ※ゆりと克己の会話で、ゆりが殺し合いに乗っていることやNEVERの特性についてある程度知りました ※時間軸の違いや、自分とゆりの関係、サバーク博士の死などを知りました。ゆりは姉、サバークは父と認めています。 ※筋肉強化剤を服用しました。今後筋肉を出したり引っ込めたりできるかは不明です(更に不明になりました)。 ※キュアムーンライトに変身することができました。衣装や装備、技は全く同じです。 ※エターナル・ブルーフレアに変身できましたが、今後またブルーフレアに変身できるとは限りません。 ※警察署内での大規模な情報交換により、あらゆる参加者の詳細情報や禁止エリア、ボーナスに関する話を知りました。該当話(146話)の表を参照してください。 ※心が完全に浄化され、プリキュアたちの力で本当の人間の体を手に入れました。かつてほどの戦闘力は失っている可能性が高いと思われますが、何らかの能力があるのか、この状態では無力なのか、その辺りは後続の書き手さんにお任せします。顔や体格はほとんどダークプリキュアの時と同じです。 ※いつきにより、この場での仮の名前として「月影なのは」を名乗る事になりました。 ※つぼみ、いつきと“友達”になりました。 【いつきの所持品は次の通り(全て遺体とともにあります)】 プリキュアの種&シャイニーパフューム@ハートキャッチプリキュア!、支給品一式(食料と水を少し消費)、大道克己のナイフ@仮面ライダーW、春眠香の説明書、ガイアメモリに関するポスター 【左翔太郎@仮面ライダーW】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(大)、胸骨を骨折(身体を折り曲げると痛みます・応急処置済)、上半身に無数の痣(応急処置済)、照井と霧彦の死に対する悲しみと怒り [装備]:ダブルドライバー@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(アイスエイジ)@仮面ライダーW、犬捕獲用の拳銃@超光戦士シャンゼリオン、散華斑痕刀@侍戦隊シンケンジャー、マッハキャリバー(待機状態・破損有(使用可能な程度))@魔法少女リリカルなのはシリーズ、リボルバーナックル(両手・収納中)@魔法少女リリカルなのはシリーズ [道具]:支給品一式、ガイアメモリ(ジョーカー、メタル、トリガー)、ナスカメモリ(レベル3まで進化、使用自体は可能(但し必ずしも3に到達するわけではない))@仮面ライダーW、ガイアドライバー(フィルター機能破損、使用には問題なし) 、少々のお菓子 [思考] 基本:殺し合いを止め、フィリップを救出する 0:警察署に戻る 1:制限…? 2:あの怪人(ガドル)は絶対に倒してみせる。あかねの暴走も止める。 3:仲間を集める 4:出来るなら杏子を救いたい [備考] ※参戦時期はTV本編終了後です。またフィリップの参戦時期もTV本編終了後です。 ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※魔法少女についての情報を知りました。 【特記事項】 ※シャンプーの支給品は、五代雄介製のおまもり@仮面ライダークウガでした。 ※一条薫の遺体はE-7荒地に放置されています。彼の死体の傍らには、ミカヤ・シェベルの居合刀@魔法少女リリカルなのはシリーズ、レミントンM870(8/8)@現実、五代雄介製のおまもり@仮面ライダークウガ、『塔』のタロットカードが放置されており、アマダムは破壊されています。サイクロン号@仮面ライダーSPIRITSは遺体の付近に倒れた状態で放置されています。 △  ガドルはビートチェイサーに身を乗せて走る。変身を解除し、軍服の男の姿となっていた。  胸と腹は痛む。……これまでで最も重い一撃は、今なお軍服の男の体を痛めている。  彼は特に行くあてもなく、ただ一人、別の参加者との合流を求めて走っていた。  荒地を超え、再び生い茂った森を走る。 (……戦え、戦え、戦え……!)  クウガもダグバももういない。  ガドルの心に開いた穴を開く何者かの存在を求めて、ガドルは夜を往く。 【1日目/夜】 【F―7/森】 【ゴ・ガドル・バ@仮面ライダークウガ】 [状態]:疲労(小)、全身にダメージ(小)(回復中) 、肩・胸・顔面に神経断裂弾を受けたダメージ(回復中)、胸部に刺傷(回復中)、腹部・胸部にかなり強いダメージ、ダグバの死への空虚感、電撃による超強化、ビートチェイサー2000に搭乗中 [装備]:ビートチェイサー2000@仮面ライダークウガ、スモークグレネード@現実×2、トライアクセラー@仮面ライダークウガ、京水のムチ@仮面ライダーW [道具]:支給品一式×8(スバル、ティアナ、井坂(食料残2/3)、アクマロ、流ノ介、なのは、本郷、まどか)、東せつなのタロットカード(「正義」、「塔」、「太陽」を除く)@フレッシュプリキュア!、ルビスの魔剣@牙狼、鷹麟の矢@牙狼 [思考] 基本:殺し合いに優勝し真の頂点に立つ。 0:ダグバのように、周囲の人間を殺して誰かを怒らせるのも良い。 1:参加者を探す。 2:石堀、エターナルと再会したら殺す。 3:強者との戦いで自分の力を高める。その中で、ゲームとしてタロットカードの絵に見立てた殺人を行う。 4:体調を整え更なる力を手に入れたなら今まで取るに足らんとしてきた者とも戦う。 ※死亡後からの参戦です。 ※テッカマン同士の戦いによる爆発を目にしました。 ※ナスカ・ドーパント、ダークメフィストツヴァイを見て、力を受け継ぐ、という現象を理解しました。 ※フォトンランサーファランクスシフト、ウェザーのマキシマムドライブによって大量の電撃を受けた事で身体が強化され、アメイジングマイティに匹敵する「驚天体」に進化できます。また、電撃体の使用時間も無限になっており、電撃体とその他のフォームを掛け持つ事ができます(驚天体では不可能です)。 ※仮面ライダーエターナルが天候操作や炎を使ったため、彼に「究極」の力を感じています。また、エターナルには赤、青の他にも緑、紫、金などの力があると考えています。 *時系列順で読む Back:[[強者の物語]]Next:[[愛]] *投下順で読む Back:[[強者の物語]]Next:[[超絶]] |Back:[[強者の物語]]|[[ダークプリキュア]]|Next:[[なのはの決意! プリキュアとして、戦います!!]]| |Back:[[強者の物語]]|[[左翔太郎]]|Next:[[X、解放の刻/楽園からの追放者]]| |Back:[[強者の物語]]|[[明堂院いつき]]|&color(red){GAME OVER}| |Back:[[強者の物語]]|[[一条薫]]|&color(red){GAME OVER}| |Back:[[強者の物語]]|[[花咲つぼみ]]|Next:[[なのはの決意! プリキュアとして、戦います!!]]| |Back:[[強者の物語]]|[[響良牙]]|Next:[[なのはの決意! プリキュアとして、戦います!!]]| |Back:[[強者の物語]]|[[ゴ・ガドル・バ]]|Next:[[]]| ----
*風花の物語 ◆gry038wOvE 「……いつき」  それはもう、生者ではなく遺体だった。  明堂院いつきは死んだ。ガドルによって殺された。  ガドルは、何のつもりかわからないが、いつきの遺体に『太陽』のカードを添えていた。  確かにいつきは太陽のような、人だった……しかし。 「……私は」  なのはは、その無残な姿を見ても、ガドルに対して怒りを感じる事ができなかった。  そう、彼女は斬殺されている。これはかつて、ダークプリキュアとして、シンケンゴールドを操って行った暴虐と全く同じだった。  自分は、誰かにこの痛みを与えていた。  ゆりの時以上にその感覚が強まっていく。家族じゃなくて、友達でも、こんなに心は痛んでしまう。  自分は、それをやった。  自分は── 「なのはさん……」  つぼみは、いつきの遺体を抱えるなのはに、声をかけた。  こんな事をしても遺体に命は吹き返さない。それはわかっているはずだ。  しかし、抱きしめずにはいられなかったのだろう。命が蘇らないと知りながら、命を諦めきれないように、その温もりが消えていくのを感じてしまう。  繋がった時、あんなに温かった手には、触れる勇気さえ持てなかった。 「つぼみ。私は、これと同じ事をやったんだね……」  つぼみは、黙ってしまった。  彼女が言っている事が真実だ。彼女にとってはそれを言ってもらう方が幸せだろう。  まだ、生まれたばかりで何もわかっていない子供のような彼女には、それも教えなければならない。 「……あなたは、ここで人の命を奪ったんですね」 「三人も……私のために……」  二人、と言われたが、ダークプリキュアとしては三人殺害した記憶がある。  しかしながら、実際のところ、高町ヴィヴィオは辛うじて生存している事を彼女は知らない。 「やり直す事なんてできるのかな……私が」 「できます。……絶対。やり直しのきかない事なんて、ないんですから……」  以前はマッハキャリバーにそう言っただろうか。  スバル、克己、さやか。罪を犯した人はいた。けれど、救いはあった。  どうすれば世界は彼女を許すのか。それはわからない。日本の法律で、もし成人だったなら、死刑もやむを得ないほどの罪かもしれない。  それでも、彼女にはこの場でも、帰ってからもまだできる事がある。  彼女は生まれ変わったのだから、もうあの時のダークプリキュアとは別人なのだと、何度でも言ってわかってもらいたい。 「私は本当に生きていていいの? ……生きていたかった人の希望を奪って、その人の大事な人を悲しませて……。それなのに、私が生きていて、本当にいいの……? そうだ、姉さんも……」  高町ヴィヴィオ、アインハルト・ストラトス、梅盛源太。それから、明堂院いつきや月影ゆりもまた、彼女を庇って死んでしまった。  それに、月影ゆりも、罪を重ねていた。来海えりかを殺したのは彼女かもしれないという事だった。 「……ゆりさん、やっぱり」  ……彼女は、そういえば以前に、月影ゆりが犯した罪を全て、自分のものとしてつぼみに話したのである。つぼみはきっと混乱している。  なのはは、つぼみに全てを話す事にした。全てを話すと、つぼみはどこか納得して、驚きもせず、茫然とする事もなく、ただ……悲しそうな瞳をしていた。ずっと、心のどこかで疑っていたのかもしれない。  ただ、あくまでえりかが死んだ一件は、ダークプリキュア、大道克己の推察であって、本当かどうかはわからない。その可能性があるというだけだ。それも踏まえて、全て、これまでのいきさつをちゃんと話した。  つぼみは、そんななのはに、強く言った。 「行きましょう。あなたは自分の罪と向き合うべきです。……そうすれば、きっと答えがわかると思います。あなたが罪を犯した警察署で、みんなに謝って……それで許してもらえなくても、生きてください。私はそれでも、あなたと一緒にいます。私は、なのはの友達ですから」  警察署。そこに行く前に、まだ行かなければならない場所がある事に、なのははふと気づいた。 「……そうだ、行かなきゃ」 「行かなきゃって、警察署に、ですか……?」  なのはは、首を振る。警察署ではない。 「……つぼみも、来る……?」  なのはは、つぼみに告げた。 「えりかと……お姉さんが、眠っている場所」  ある場所にえりかとゆりの遺体が収められている場所の話もした。これから行くのは、その場所だ。  いつきもまた、同じ場所に寄り添うように、そこにいてほしいのだと。 △ 「くそ……俺は……」  良牙は、自分の姿を憂いた。  五代も、一条も、そしていつきも自分の為に死んだ。──三人は、良牙のために死んでしまったのだ。 「つぼみ、それに、なのは……すまねえ……すまねえッッ!!」  良牙は、項垂れて両膝を突き、地面を殴る。  己を責めながらも、その顔を見られたくないような──合わせる顔がないような様子だった。少なくとも、いつきを守れなかったのは良牙の責任である。  つぼみは、そんな彼に何も言う事はできなかった。 「……おい、お前」  そんな良牙に声をかけたのは、翔太郎であった。 「……やっぱ、フィリップと同年代かそこらってとこか。確かに体だけは俺より強そうだ」 「なんだ、テメエ」  良牙は、つぼみやなのはならともかく、他の人間に話しかけられたら、こんなぶっきらぼうな返事しかできないほどに、自分を責めていた。  ガドルへの怒り、ひいては自分への怒りが良牙の中にあった。 「お前はいつから、仮面ライダーになったんだよ」 「……つい、さっきだ……」 「なんで、仮面ライダーになった」  良牙はそれを言われて、少し悩んだ。何故自分がライダーになったのか、それを考え直すと……何もない。しかし、自分の記憶の糸を探りながら、口に出していく事にした。 「……俺はここで、たくさんの仮面ライダーに出会った。何人も……。  ゼクロス、村雨良。感情がねえとか言ってたけど、あいつは魂を継ぐ者、仮面ライダーとして俺たちのために戦ってくれた。  クウガ、五代雄介、それに一条薫。あいつらは誰かの笑顔を守るために戦った。  そして、エターナル、大道克己。奴は本当に感情を失くしていて、俺たちを襲った敵だ。それでも最後にはゼクロスと全力でぶつかり、戦う事で、生きた。つぼみに心を救われて……。  だが、このエターナルだけは最後までゼクロスやクウガのような仮面ライダーとして戦えなかった。だから俺はエターナルを仮面ライダーにしてやるために……!」  いや、それなら──自分で言っていて、それが解答になっていない事に気が付いた。 「じゃあ、お前にとって、仮面ライダーって何なんだよ」  そう、良牙にとっての仮面ライダーの意味は、わからないのだ。  仮面ライダーにするために仮面ライダーになった。──それはおかしい。仮面ライダーが何なのかもわからず、そんな事を言えるわけがない。  良牙は、己が変身する事の意味などわからなかった。 「……」  その問いに、答える事はできない。 「わからねえのか?」  翔太郎は、しかめっ面で良牙に言う。 「俺たちは、街を、世界を、誰かを泣かせる奴を許さねえ……! だから仮面ライダーになった。だけど、お前はガドルを恐れたんだ! 確かにお前は体も強ェし、エターナルの力も強ェだろうよ……けどなッ!」  翔太郎は、良牙の胸倉をつかみ、俯いていた良牙の泣き顔に顔を近づける。  その顔は怒りに歪んでいる。しかし、強い意志にも見える。目を合わせる事が怖い良牙の目を、強い瞳で睨んでいる。  フェイト、ユーノ、霧彦、一条に続いて、いつきまで死んだというその怒りが、翔太郎の顔を激昂に染めていた。  胸が痛い。体を曲げている現状では、翔太郎の胸は軋んでいる。しかし、それさえ忘れさせるほどのアドレナリンが彷彿している。 「……俺は、誰かを、何かを……守りたい気持ちでは、心では! お前にも、誰にも負けないつもりだ! 俺の仲間も同じだ。どんな時でも誰かを守るために立ち上がった! でも、お前は弱い! だから仮面ライダーの意味がわからねえんだ! お前が何も考えてねえし、何も守ろうとしてねえからだろッ!!」  その言葉は、良牙の胸に深く突き刺さる。  守る──良牙は、これまでそんな言葉を誰かに向けた事は、そう「数少ない例外」を除けばなかった。 「……そうだ、俺は……くそっ……」  こんな、生身では良牙に敵いそうもない男の覇気。──まるで、良牙に勝てる余地が見当たらない。  純粋に格闘で戦っても、今ならば負けてしまうような気がする。  そう思うほどに、翔太郎の心は強く、良牙の心は弱かった。 「……おい。お前の知り合いの──早乙女乱馬と、天道あかねの事を、俺は知ってるよ」  ふと、良牙の顔色が変わった。 「早乙女乱馬だ!! ……お前のダチだろ!!」  早乙女乱馬と天道あかねの事は、翔太郎も知っていた。  良牙は、彼が乱馬を知っている事に驚き、躊躇いながらも、「ああ」と力なく答えた。もう会えない知り合いだ。  友と認めるのは癪だが、彼が死んだ時、良牙は彼の事を「ダチ」と呼んだ。  そう、好敵手──ダチだ。 「そいつはな、仲間を失っても、大切な人を守るために戦った。……ガドルより強いダグバと戦い、最後にはダグバに一矢報いたんだよ! その結果、あいつは死んだみたいけど……でも、俺は早乙女乱馬って奴を尊敬するよ。俺の心にその名前が残ってる、俺の中では死んでねえ。そいつの遺志を受け継いだ奴らの名前もな……。俺なんかよりずっと強い奴らなんじゃねえかって思うよ。けどよ、お前はどうして……早乙女乱馬と互角に渡り合えるほどの馬鹿力を持ってるのに、あんな奴にビビッてんだよ……それが、俺には、許せねえよ……!!」  早乙女乱馬──翔太郎は、その戦いを見たわけじゃない。  しかし、ダグバを追い込んだその戦士の意地を、翔太郎は凄いと思った。  生身でダグバと戦った男がいる。それが自分より年下の──あろうことか、高校生だった。  信じられないが、それが事実だと知った時、そいつの意地に翔太郎はただただ感嘆するのみだった。  その戦いには、あまりにも……悲しい続きがあるのだが。 「あかねさんは……あかねさんは、どうしたんだ……」 「……そうだ、もう一つ。お前に知らせきゃいけない事が、あったな」  翔太郎は言いたくはなかったが、あの女とは、もう会った。  会って、戦ったのだ。 「天道あかねは、殺し合いに乗っている」 「!? そんな、バカな……」  天道あかねと、最も似つかわしくない──しかし、どこかで不安として過っていた答えが、良牙の耳に入った。 「本当だ。早乙女乱馬を蘇らせる──その為らしい。ドーパントの力にまで飲み込まれて、暴走までしている。……俺たちにはそいつを止められなかった!! 俺たちがどんなに言葉を届けようとしても、俺たちの言葉は、届かなかった……」  しかし、伝えなければならない。  乱馬がダグバに一矢報いただけならば、それはそこそこ綺麗にまとまる良い話かもしれないが、悲しい続きも含めて、良牙に全て話さなければならないのだ。 「……あかねさん……そこまでして……乱馬を……」  乱馬への、これ以上ないほどの敗北を良牙は感じた。  乱馬は、俺が負けたガドルより強いダグバって奴に善戦した。  乱馬は、その死であの優しいあかねが殺し合いに乗るほどの愛を受けていた。  強さでも、恋でも、また乱馬に負けた……。  案外、もうそれもどうでもいい事なのではないかと、良牙は思った。  そう感じてしまうほど、あかねが殺し合いに乗った事実はショックだった。 「あかねさんが……、この馬鹿げた殺し合いに乗っている……」 「ああ。いつか、お前の大事な人を奪うかもしれない。……そうなっちまったんだ。悲しい事にな」  激しいショックを受ける良牙に、それでも尚、成長してほしいと思って、翔太郎は心を鬼にする。ただの怒りじゃない。  確かに、先ほどは、ただの怒りが翔太郎を縛っていた。良牙が仮面ライダーとして戦う意味をよく理解せずに戦っていた事への、怒りだ。  しかし、今は、そんな彼が仮面ライダーとなる事への希望と期待を乗せたうえでの、優しさが翔太郎の鬼のような心を言葉にしていた。 「あかねさんは、俺の大事な人だった。俺はあかねさんがずっと、大好きだった」 「……じゃあ、お前は天道あかねが、そこにいるお前の仲間を殺すかもしれないのを、黙って見ているのか?」  花咲つぼみ。  ここで、ずっと一緒にいた少女だ。  もう一人の少女も、死んで欲しくない。ああして与えられた新しい命が奪われるのは許せない。  良牙は、今まで誰かを守るとか、あかねやあかり以外に対しては全く考えた事がなかった。  孤独に旅をし続けてきたからだろうか。しかし、つぼみや一条は道を示してくれた。あるいは、良もそうだった。 「厭だ! 俺は……」  あかねは、本当に優しい人だった。  良牙は、強くて優しいあかねが好きだった。  そんなあかねが、今は── 「……お前が知っているあかねが、もうどこにもいないとしたら?」  翔太郎の、遠い記憶。亜樹子が風都に来て、最初の事件。──街を泣かせたドーパントは、ずっと昔、一緒に遊んでいた、いつも一緒だった津村真里菜という翔太郎の幼馴染だった。  翔太郎は、それこそ恋愛感情ではないものの、彼女が好きだった。彼女と一緒にいるのが楽しかった。彼女の帽子を探して、見つけ出そうとした。  ……だが、翔太郎は街を守るために、彼女を倒すしかなかった。翔太郎にも辛い話だった。それと同じ事を、いま翔太郎は良牙に強いなければいけないのだ。 「俺の知っているあかねさんがどこにもいないとしても……俺は、俺の好きだった優しいあかねさんを見つけ出す……! 本当のあかねさんは優しい人だ。その心が今、どこにもないはずがない……。たとえどこにもいないと言われても、俺は見つけるまで探す! そして、俺はつぼみたちも守る……これは、絶対だ!」  あかね。  それは、良牙が守るべき存在だった。  その名前を思い出した時、良牙は気づく。  あかねを守りたい。  だが、あかねが敵だったら……きっと、つぼみたちも守りたい。 「お前……そう思えるんなら、立派に仮面ライダーできるじゃねえか」  翔太郎は、やっと、良牙に笑った。 「やってやれよ、お前が。仮面ライダーエターナルを、仮面ライダーにするんだろ? 良いじゃねえか……」  天道あかねと出会ったとしても、彼はきっと折れない。  いや、ガドルと出会ったとしても彼は立派に、仮面ライダーとして戦うだろう。 「俺はお前を仮面ライダーの後輩として認めるぜ、仮面ライダーエターナル」  悲しみを乗り越えて戦う。  どんな世界でも、響良牙が仮面ライダーとして戦う世界など、誰も想像しなかっただろう。  しかし、ここで今、数奇な運命によって、それは実現した。  仮面ライダーエターナル、響良牙。──悪のライダーとしてでなく、正義のライダーとして、その名が伝説を塗り替える。 「俺は、あかねさんの笑顔を、みんなの笑顔を奪ったこの殺し合いをブッ壊す! 響良牙として……新しい希望、仮面ライダーエターナルとして!」 △ 「……結局、こうなるのか」  その後のそれぞれの行動方針は簡単だ。  花咲つぼみ、月影なのは、響良牙──そして、明堂院いつきは共に、えりか、ゆりの墓地に行く。  左翔太郎は、これから単独で警察署に向かう予定だった。仲間がそこにいる事も伝えている。まあ、今後ともどうなるかはわからないが。 「本当に一人で大丈夫なんですか?」  翔太郎は、これからしばらく参加者としては単独で行動する事にしていた。  単純に、警察署方面に向かう必要があるからだ。危険かもしれないが、今も相棒は心強い。  それに──制限、という奴が気がかりだった。あれは一人で行動しなければならないらしい。その条件も、『参加者』の誰にも見られず聞かれずが一人になるという事である。  フィリップやザルバのような存在を数に入れていないあたり、おそらく参加者以外は問題なしという事なのだろう。 「……俺は一人じゃねえよ、相棒はいつもココにいる」  翔太郎はダブルドライバーを翳す。  それかたもう一つ── 『Is that your buddy?(それが相棒なのですか)』  マッハキャリバー。これは、翔太郎に預けられたもう一つの支給品だ。警察署にいるヴィヴィオと合流するために、翔太郎に預けておく必要がったのだ。  警察署に、ヴィヴィオがいる事は、なのはにとっても衝撃だったが、少なくとも自分が殺めたと思っていた人間の一人が生きていた事には、安心しているようだった。 「わかりました。……私たちは、みんなのいる場所に行ってから、そちらに向かう事にします」 「おう……気をつけてな。俺たちは、まだしばらく警察署にいる予定だ。美希の事は任せとけ……」  響良牙。花咲つぼみ。月影なのは。  左翔太郎。フィリップ。マッハキャリバー。  二人は、ここでまたチームをそれぞれ分ける事になった。 【1日目/夜】 【E―8/森】 【響良牙@らんま1/2】 [状態]:全身にダメージ(大)、負傷(顔と腹に強い打撲、喉に手の痣)、疲労(大)、腹部に軽い斬傷、五代・乱馬・村雨の死に対する悲しみと後悔と決意、男溺泉によって体質改善、デストロン戦闘員スーツ着用 [装備]:ロストドライバー+エターナルメモリ@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(ゾーン、ヒート、ウェザー、パペティアー、ルナ、メタル)@仮面ライダーW [道具]:支給品一式×16(食料二食分消費、(良牙、克己、一条、五代、十臓、京水、タカヤ、シンヤ、丈瑠、パンスト、冴子、シャンプー、ノーザ、ゴオマ、速水、バラゴ))、水とお湯の入ったポット1つずつ×3、志葉家のモヂカラディスク@侍戦隊シンケンジャー、ムースの眼鏡@らんま1/2 、細胞維持酵素×6@仮面ライダーW、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、歳の数茸×2(7cm、7cm)@らんま1/2、デストロン戦闘員マスク@仮面ライダーSPIRITS、プラカード+サインペン&クリーナー@らんま1/2、呪泉郷の水(娘溺泉、男溺泉、数は不明)@らんま1/2、呪泉郷顧客名簿、呪泉郷地図、特殊i-pod、克己のハーモニカ@仮面ライダーW、バッドショット+バットメモリ@仮面ライダーW、スタッグフォン+スタッグメモリ@仮面ライダーW、テッククリスタル(シンヤ)@宇宙の騎士テッカマンブレード、力の源@らんま1/2、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、まねきねこ@侍戦隊シンケンジャー、滝和也のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS、黒子の装束@侍戦隊シンケンジャー、『戦争と平和』@仮面ライダークウガ、『長いお別れ』@仮面ライダーW、インロウマル&スーパーディスク@侍戦隊シンケンジャー、紀州特産の梅干し@超光戦士シャンゼリオン、ムカデのキーホルダー@超光戦士シャンゼリオン、双眼鏡@現実、ランダム支給品1~6(ゴオマ0~1、バラゴ0~2、冴子1~3)、バグンダダ@仮面ライダークウガ [思考] 基本:天道あかねを守り、自分の仲間も守る 0:あかねさん… 1:つぼみ、“なのは”とともに、えりか、ゆりの死地に向かい、いつきを埋める。 2:その後、警察署に向かう。 3:いざというときは仮面ライダーとして戦う。場合によってはあかねも…。 [備考] ※参戦時期は原作36巻PART.2『カミング・スーン』(高原での雲竜あかりとのデート)以降です。 ※夢で遭遇したシャンプーの要望は「シャンプーが死にかけた良牙を救った、乱馬を助けるよう良牙に頼んだと乱馬に言う」 「乱馬が優勝したら『シャンプーを生き返らせて欲しい』という願いにしてもらうよう乱馬に頼む」です。 尚、乱馬が死亡したため、これについてどうするかは不明です。 ※ゾーンメモリとの適合率は非常に悪いです。 ※エターナルでゾーンのマキシマムドライブを発動しても、本人が知覚していない位置からメモリを集めるのは不可能になっています。 (マップ中から集めたり、エターナルが知らない隠されているメモリを集めたりは不可能です) ※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。 ※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。 ※つぼみ、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。 ※男溺泉に浸かったので、体質は改善され、普通の男の子に戻りました。 ※エターナル・ブルーフレアに変身できるようになりました(ただし彼の人間としての迷いや後悔がレッドフレアにしてしまう事もあります)。 ※あかねが殺し合いに乗った事を知りました。 【花咲つぼみ@ハートキャッチプリキュア!】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、加頭に怒りと恐怖、強い悲しみと決意、デストロン戦闘員スーツ着用 [装備]:プリキュアの種&ココロパフューム、プリキュアの種&ココロパフューム(えりか)@ハートキャッチプリキュア!、プリキュアの種&ココロポット(ゆり)@ハートキャッチプリキュア!、こころの種(赤、青、マゼンダ)@ハートキャッチプリキュア!、ハートキャッチミラージュ+スーパープリキュアの種@ハートキャッチプリキュア! [道具]:支給品一式×5(食料一食分消費、(つぼみ、えりか、三影、さやか、ドウコク))、鯖(@超光戦士シャンゼリオン?)、スティンガー×6@魔法少女リリカルなのは、破邪の剣@牙浪―GARO―、まどかのノート@魔法少女まどか☆マギカ、大貝形手盾@侍戦隊シンケンジャー、反ディスク@侍戦隊シンケンジャー、デストロン戦闘員スーツ(スーツ+マスク)@仮面ライダーSPIRITS、デストロン戦闘員マスク(現在着ているものの)、着替え、『ハートキャッチプリキュア!』の漫画@ハートキャッチプリキュア!、姫矢の首輪、大量のコンビニの酒 [思考] 基本:殺し合いはさせない! 1:良牙、“なのは”とともに、えりか、ゆりの死地に向かい、いつきを埋める。 2:その後、警察署に向かう。 3:この殺し合いに巻き込まれた人間を守り、悪人であろうと救える限り心を救う 4:……そんなにフェイトさんと声が似ていますか? [備考] ※参戦時期は本編後半(ゆりが仲間になった後)。少なくとも43話後。DX2および劇場版『花の都でファッションショー…ですか!? 』経験済み  そのためフレプリ勢と面識があります ※溝呂木眞也の名前を聞きましたが、悪人であることは聞いていません。鋼牙達との情報交換で悪人だと知りました。 ※良牙が発した気柱を目撃しています。 ※プリキュアとしての正体を明かすことに迷いは無くなりました。 ※サラマンダー男爵が主催側にいるのはオリヴィエが人質に取られているからだと考えています。 ※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました。 ※この殺し合いにおいて『変身』あるいは『変わる事』が重要な意味を持っているのではないのかと考えています。 ※放送が嘘である可能性も少なからず考えていますが、殺し合いそのものは着実に進んでいると理解しています。 ※ゆりが死んだこと、ゆりとダークプリキュアが姉妹であることを知りました。 ※所持しているランダム支給品とデイパックがえりかのものであることは知りません。 ※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。 ※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。 ※良牙、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。 ※全員の変身アイテムとハートキャッチミラージュが揃った時、他のハートキャッチプリキュアたちからの力を受けて、スーパーキュアブロッサムに強化変身する事ができます。 ※ダークプリキュア(なのは)にこれまでのいきさつを全部聞きました。 【月影なのは(ダークプリキュア)@ハートキャッチプリキュア!】 [状態]:健康、人間化 [装備]:いつきの遺体(運んでいる途中) [道具]:支給品一式×4(ゆり、源太、ヴィヴィオ、乱馬)、ゆりのランダムアイテム0~2個、ヴィヴィオのランダムアイテム0~1個(戦闘に使えるものはない)、乱馬のランダムアイテム0~2個、パワーストーン@超光戦士シャンゼリオン、ふうとくんキーホルダー@仮面ライダーW、霧彦のスカーフ@仮面ライダーW、須藤兄妹の絵@仮面ライダーW、霧彦の書置き、山千拳の秘伝書@らんま1/2、水とお湯の入ったポット1つずつ、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ガイアメモリに関するポスター×3、『太陽』のタロットカード [思考] 基本:罪を償う。 1:つぼみ、良牙とともに、えりか、ゆりの死地に向かい、いつきを埋める。 2:その後、警察署に向かう。 3:源太、アインハルト…。 [備考] ※参戦時期は46話終了時です ※ゆりと克己の会話で、ゆりが殺し合いに乗っていることやNEVERの特性についてある程度知りました ※時間軸の違いや、自分とゆりの関係、サバーク博士の死などを知りました。ゆりは姉、サバークは父と認めています。 ※筋肉強化剤を服用しました。今後筋肉を出したり引っ込めたりできるかは不明です(更に不明になりました)。 ※キュアムーンライトに変身することができました。衣装や装備、技は全く同じです。 ※エターナル・ブルーフレアに変身できましたが、今後またブルーフレアに変身できるとは限りません。 ※警察署内での大規模な情報交換により、あらゆる参加者の詳細情報や禁止エリア、ボーナスに関する話を知りました。該当話(146話)の表を参照してください。 ※心が完全に浄化され、プリキュアたちの力で本当の人間の体を手に入れました。かつてほどの戦闘力は失っている可能性が高いと思われますが、何らかの能力があるのか、この状態では無力なのか、その辺りは後続の書き手さんにお任せします。顔や体格はほとんどダークプリキュアの時と同じです。 ※いつきにより、この場での仮の名前として「月影なのは」を名乗る事になりました。 ※つぼみ、いつきと“友達”になりました。 【いつきの所持品は次の通り(全て遺体とともにあります)】 プリキュアの種&シャイニーパフューム@ハートキャッチプリキュア!、支給品一式(食料と水を少し消費)、大道克己のナイフ@仮面ライダーW、春眠香の説明書、ガイアメモリに関するポスター 【左翔太郎@仮面ライダーW】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(大)、胸骨を骨折(身体を折り曲げると痛みます・応急処置済)、上半身に無数の痣(応急処置済)、照井と霧彦の死に対する悲しみと怒り [装備]:ダブルドライバー@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(アイスエイジ)@仮面ライダーW、犬捕獲用の拳銃@超光戦士シャンゼリオン、散華斑痕刀@侍戦隊シンケンジャー、マッハキャリバー(待機状態・破損有(使用可能な程度))@魔法少女リリカルなのはシリーズ、リボルバーナックル(両手・収納中)@魔法少女リリカルなのはシリーズ [道具]:支給品一式、ガイアメモリ(ジョーカー、メタル、トリガー)、ナスカメモリ(レベル3まで進化、使用自体は可能(但し必ずしも3に到達するわけではない))@仮面ライダーW、ガイアドライバー(フィルター機能破損、使用には問題なし) 、少々のお菓子 [思考] 基本:殺し合いを止め、フィリップを救出する 0:警察署に戻る 1:制限…? 2:あの怪人(ガドル)は絶対に倒してみせる。あかねの暴走も止める。 3:仲間を集める 4:出来るなら杏子を救いたい [備考] ※参戦時期はTV本編終了後です。またフィリップの参戦時期もTV本編終了後です。 ※他世界の情報についてある程度知りました。 (何をどの程度知ったかは後続の書き手さんに任せます) ※魔法少女についての情報を知りました。 【特記事項】 ※シャンプーの支給品は、五代雄介製のおまもり@仮面ライダークウガでした。 ※一条薫の遺体はE-7荒地に放置されています。彼の死体の傍らには、ミカヤ・シェベルの居合刀@魔法少女リリカルなのはシリーズ、レミントンM870(8/8)@現実、五代雄介製のおまもり@仮面ライダークウガ、『塔』のタロットカードが放置されており、アマダムは破壊されています。サイクロン号@仮面ライダーSPIRITSは遺体の付近に倒れた状態で放置されています。 △  ガドルはビートチェイサーに身を乗せて走る。変身を解除し、軍服の男の姿となっていた。  胸と腹は痛む。……これまでで最も重い一撃は、今なお軍服の男の体を痛めている。  彼は特に行くあてもなく、ただ一人、別の参加者との合流を求めて走っていた。  荒地を超え、再び生い茂った森を走る。 (……戦え、戦え、戦え……!)  クウガもダグバももういない。  ガドルの心に開いた穴を開く何者かの存在を求めて、ガドルは夜を往く。 【1日目/夜】 【F―7/森】 【ゴ・ガドル・バ@仮面ライダークウガ】 [状態]:疲労(小)、全身にダメージ(小)(回復中) 、肩・胸・顔面に神経断裂弾を受けたダメージ(回復中)、胸部に刺傷(回復中)、腹部・胸部にかなり強いダメージ、ダグバの死への空虚感、電撃による超強化、ビートチェイサー2000に搭乗中 [装備]:ビートチェイサー2000@仮面ライダークウガ、スモークグレネード@現実×2、トライアクセラー@仮面ライダークウガ、京水のムチ@仮面ライダーW [道具]:支給品一式×8(スバル、ティアナ、井坂(食料残2/3)、アクマロ、流ノ介、なのは、本郷、まどか)、東せつなのタロットカード(「正義」、「塔」、「太陽」を除く)@フレッシュプリキュア!、ルビスの魔剣@牙狼、鷹麟の矢@牙狼 [思考] 基本:殺し合いに優勝し真の頂点に立つ。 0:ダグバのように、周囲の人間を殺して誰かを怒らせるのも良い。 1:参加者を探す。 2:石堀、エターナルと再会したら殺す。 3:強者との戦いで自分の力を高める。その中で、ゲームとしてタロットカードの絵に見立てた殺人を行う。 4:体調を整え更なる力を手に入れたなら今まで取るに足らんとしてきた者とも戦う。 ※死亡後からの参戦です。 ※テッカマン同士の戦いによる爆発を目にしました。 ※ナスカ・ドーパント、ダークメフィストツヴァイを見て、力を受け継ぐ、という現象を理解しました。 ※フォトンランサーファランクスシフト、ウェザーのマキシマムドライブによって大量の電撃を受けた事で身体が強化され、アメイジングマイティに匹敵する「驚天体」に進化できます。また、電撃体の使用時間も無限になっており、電撃体とその他のフォームを掛け持つ事ができます(驚天体では不可能です)。 ※仮面ライダーエターナルが天候操作や炎を使ったため、彼に「究極」の力を感じています。また、エターナルには赤、青の他にも緑、紫、金などの力があると考えています。 *時系列順で読む Back:[[強者の物語]]Next:[[愛]] *投下順で読む Back:[[強者の物語]]Next:[[超絶]] |Back:[[強者の物語]]|[[ダークプリキュア]]|Next:[[なのはの決意! プリキュアとして、戦います!!]]| |Back:[[強者の物語]]|[[左翔太郎]]|Next:[[X、解放の刻/楽園からの追放者]]| |Back:[[強者の物語]]|[[明堂院いつき]]|&color(red){GAME OVER}| |Back:[[強者の物語]]|[[一条薫]]|&color(red){GAME OVER}| |Back:[[強者の物語]]|[[花咲つぼみ]]|Next:[[なのはの決意! プリキュアとして、戦います!!]]| |Back:[[強者の物語]]|[[響良牙]]|Next:[[なのはの決意! プリキュアとして、戦います!!]]| |Back:[[強者の物語]]|[[ゴ・ガドル・バ]]|Next:[[挑戦]]| ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: