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ネギま!バトルロワイヤル22

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匿名ユーザー

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BR作戦本部は大混乱になっていた。
画面には警告音と亀の絵が流れるだけであった。

軍服の兵士は慌てふためき、瀬流彦はいそいで復旧作業を進めていた。
「…」
高畑は考えた。おそらく首輪も解除されただろう。
しずなを引き寄せ耳で呟く。
「麻帆良学園の3-Aの生徒はバス事故で全員死亡。私たちはかろうじて助かったということにしよう」
「…限界なのね」
「ここで僕たちは死ぬべきじゃないからね」
兵士のインカムに命令を告げた。
「参加者の生徒全員と担任の先生を始末してください」
そう言って二人は立ち上がった。

その頃、本部の敷地にはついにエヴァ、明日菜、ネギが入り込んだ。
明日菜の手にはアサルトライフルを構え、二人はいつでも魔法が撃てるように遅延呪文をしていた。
もう迷いはない。本部と戦うことを。

【残り7人】

「う…うぅぅぅ…」
裕奈は古菲を背負って歩いていた。
何処に行く当てもなく、涙で顔を崩しながらただ歩いていた。
背中の古菲は動かない。彼女の目に光はない。
肉体的には死んではいない、あまりの悲劇に心が死んでしまった。
「あぁ!」
足がもつれて倒れてしまう。
「ううぅぅ…ぅえぇぇぇぇぇえぇ…」
その場で泣き崩れる。もう誰も頼る人はいない。事実上の一人ぼっち。
このまま誰かに撃たれてのたれ死ぬのだと思った。

といきなり武器を持った軍服の男が現れた。
「な…なに!?」
ライフルを構える。リーダー格の男が無線を使う。
「2番の明石と12番の古菲を発見、これより排除する」
排除という言葉を聞いて裕奈はすべてを投げ出した。
頭に拳銃を突きつけられる。
「あは…あはは……」
笑ってしまう。もうだめだ、これですべておしまいなんだ。
まき絵の様に早く狂えばこんな思いはしなかったかもと頭をよぎる。
「うあっ!」
後ろで兵士の一人が声を上げた。
皆が一斉に振り返る、誰かが来た。
その人物は刀を持ってるらしく、次々と切っていく。
「撃て!撃つんだ!!」
兵士は撃つがすべてかわしてしまう。
4人、3人、2人と減っていく最後になったリーダー格の男もライフルを乱射する。
「秘剣!斬空閃ーーーッ!!」

最後の一人も倒された。暗がりの中から助けてくれた誰かが見えた。
「…アキラ!?」
そんなはずはないアキラは死んだはずだ。
「立てるか?」
その女性は手を差し出す。
「助かりたいなら、手を取るんだ」
「…」
この状況で手を取っていいのかと迷った、彼女の姿はアキラの面影が強く見える。
なぜか知らないが気付けば彼女の手を取り古菲を背負って走った。

【残り7人】

本部はもう壊滅的な被害を被っていた。

「ラス・テル・マ・スキル・マギステル、雷の暴風!」
「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック、闇の吹雪!」

エヴァとネギの魔法攻撃で各階ごとに容赦なく破壊されていった。
まだ生き残っていた兵士などは明日菜がアサルトライフルと(あやかの形見の)ショットガンで
倒していった。

作戦本部にたどりつく、瀬流彦・新田と他に兵士が見えるが構わずライフルの引き金を引く。
兵士と瀬流彦・新田はあっけなく倒れた。

「ここが本部ね、早くゲームを終わったことを知らせないと」
明日菜が場内アナウンスのマイクを探す。
エヴァは死体を見るがあの人物の姿がいない。
「…あの男はいないようだな…」
エヴァは二人を残すと他を探し出した。
「え…エヴァンジェリンさん…」
ネギの引きとめも無視してエヴァは進んだ。
「あった!ネギ来て」
明日菜はマイクを引っ張り出した。
「えーと…これどうやって使うんだっけ?」
「これはこれを押せばきっと…」
アナウンスの操作の仕組みは麻帆良学園のものと酷似してたため、ネギは記憶を頼りに操作する。

窓の方からアナウンス用の音楽が流れた。
「やった!」
マイクのランプがONになったことを確認して喋る。
「みんな!もう殺し合いはしなくていいの!!私たちが止めたの!」
ようやくこれで終わる…もう殺し合いはもうなくなったのだ。
「教室で会ったネギは偽者なの、ここにいるのが本物よ!」
そう言ってネギにマイクを代わる。
「みなさん!僕です、ネギです!もうやめてこの作戦本部に来てください!首輪は解除できました!」
必死に呼びかけるネギと明日菜の後ろで隠し扉が開くのに気付かなかった。
扉から手が出てくる。その手には銃。明日菜がその気配にようやく気付た。
銃はまっすぐネギに向かっている。
「ネギーーーーー!!」
明日菜は大声をあげてネギを突き飛ばした。
数瞬遅れて銃声。

明日菜の体が何度か跳ねて銃弾の何発かがアナウンスのボードを壊した。
ネギの体は大きく跳び、ダストシュートの中に落ちた。
「あ…明日菜さぁぁぁぁぁぁぁん!!」
細いダクトを落ちながら明日菜の名前を叫び、ゴミの山に落下した。
「杖よ!」
杖を呼び外から飛んで回り込もうとするが、出口で大きな扉があり足止めを食った。
「ラス・テル・マ・スキル・マギステル、雷の斧!」

「…た…高畑…先生…」
「明日菜君…君だったのか…」
明日菜と高畑は最悪の形で再会を遂げた。
血まみれの体を見て少し笑う。
「あぁ…なんて格好なの…私……お風呂に…入って…制服…新調しないとね…」
高畑としずなはそんな明日菜を見てすぐに立ち去ろうとした。
「高畑先生…」
足を止める高畑。
明日菜は残りの力を振り絞って言った。
「…私は……私は…高畑先生のこと………」
一瞬の静寂が辺りを包む。
「―――きです……」
明日菜の首が下を向いた。
(立派なマギステルなんとかになりなさいよ…ネギ……)

二人は隠し階段を上って屋上に逃げる。
(明日菜君…その言葉をもう少し早く聞いていれば、君だけでも逃がせてたかもね…)
そんなことを思い階段を上った。
扉の反対側からネギの悲鳴が聞こえたような気がしたが気にしなかった。

【出席番号8 神楽坂明日菜 死亡  残り6人】

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