17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 22:26:26.03 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
夏、学生が一年で一番遊んだりだらけたりする季節である。
山へハイキングに行ったり
海で真っ黒になるまで泳いだり
家族と海外旅行へ出かけたり・・・
でも、私は違う‥‥‥
一週間前…私の両親は事故で亡くなった
親戚もいない私は夏の間だけ父が昔住んでいた家に引っ越すことにした
山奥にひっそり佇む小さな家に…
新ジャンル『家』
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 22:32:36.65 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女『・・・しっかし汚いなー18年生きてきてこの別荘に来たの2~3回くらいだしなー…』
女『‥‥‥なんでこんなことになっちゃったんだろうな……』
ガタン
女『だっ誰!?(ホームレス?強盗かも…)』
ペタ…ペタ…
ペタ…ペタ…ペタペタ
家『よう、久し振り』
女『…ぎゃああああああ!!!!!』
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 22:41:01.72 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女『誰なのよぉぉぉおおお!!!』
家『おっきくなったなー女ちゃん最初見た時はこんなちっさかったのに…』
女『もしもし警察ですか!?家に不審な男が…はい、特徴は……プツン』
家『厄介な物持ってるねーそれ電話?時代は変ったなー』
女『きゃああああ!!来るなぁぁああ!!!』
家『相変わらず怖がりな子だなぁー…本当に俺の事忘れたの?』
女『・・・・・だから誰よあなた…』
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 22:47:07.17 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
家『俺はこの家だ!!』
女『……は?』
家『「は?」ってちょっと冷たいなー、ここの家なんだよ俺は』
女『……すいません言ってる意味が…』
家『……ふぅ、ちょっと見てな』ガタガタガタ
ヒュンッヒューン…ガチャン
女『あぁコップが、お皿が!!』
家『家の物は全て操作出来る
家のどこからでも住人を見守る事が出来る
それが家の守りがmi…』
女『お気に入りのマグカップまで割る事ないでしょー!!』ボカボカ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 22:54:31.58 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女『はぁ…100歩譲って貴方が家の守り神って事は認めてあげる…』
家『そりゃどうも』
女『でも私は貴方と面識はないわ、消えてちょうだい!!』
家『いや消えるのはマズいって』
女『私は今日からここに住むの!守り神とは言え男は清らかな学生生活を送る上で邪魔なの!!』
家『俺が出てったらこの家ネズミだらけだよ…』
女(ビクッ)
家『一日中蚊や虻が飛んで身体中刺されたり…』
家『お釜の中にゴキブリが入り込んだり…』
女『いやぁあああ!!』
家『だから一緒に住もうね♪女ちゃん』
女『わかったわよ…』
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 22:58:36.48 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女(もう最悪、引っ越したら幽霊みたいな奴がいるし追い払う事も出来ないし…)
女(こんなんで私やっていけるのかなぁ……あの時…私も一緒に‥‥‥)
家『おやすみ♪』
女『・・・・おやすみ』
家『♪』
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 23:13:34.65 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
家『おっはよー♪さぁ起きろー』
女『うるさいなぁ……あっ何してんの!!』
家『え、朝ご飯作ったの…ダメだった?』
女『いや、そのくらいは別に…』
家『いっただきまーす』
女『…ます』
家『ダメだよちゃんと「いただきます」って言わないと、食事の為に犠牲となった魚や野菜達が浮かばれないよ』
女『いただきます!…これでどうよ』
家『あーサバ美味い!!何年振りだろうかー』
女『聞いてないのかよ…』
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 23:20:21.19 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女『この家って狭いけど庭は大きいね…ってかその辺一帯土地なの?』
家『けっこう家の総面積は広いよ、それにあまり知られてないけど資源もあるんだよ』
女『資源…て石油とか!?』
家『無理無理、そんな立地条件までは整っていないよ』
女『金?銀?あっ濃度の高い化粧品の元?』
家『お金に結び付く考えばかりだね…』
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 23:32:02.85 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女『あっこの井戸懐かしい!ここに来る度スイカ冷やしたりしてたなー』
家『だんだん思い出してきた?』
女『でもあんたの事は思い出せないわ』
家『酷い…』
女『もしかしたらまだ動くかも・・・・んしょっんしょっ』
ガコン
女『動いたあ!!』
井戸『・・・・寝むたぁ……』
女『???』
井戸『あっ家さん、お久しぶりです……そこにいるのは‥‥‥女ちゃん!?』
女『井戸から人が・・・・!!!』
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 23:45:32.82 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女『井戸から・・・人が・・・人がぁ…』
家『女ちゃんまだ起きないなぁーいきなり飛び付いちゃダメだろ』
井戸『はうぅごめんなさい……でもまさか家さんとまた会えるなんて、夢みたい』
家『本当こうやってまた話せるなんてな…』
あはははっ今度は女ちゃんが鬼ー
みんな見つけてやるもん!いーち、にー、さーん、しーぃ………
みんな…どこ?
女『はっ……ここは』
井戸『居間だよぅ』
女『あなたは…?』
井戸『井戸の守り神だよ♪』
女『井戸ちゃん・・・・?』
井戸『そうだよ!井戸ちゃんだよ!!』
女『少しだけ思い出したかも・・・』
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/22(金) 23:54:22.57 [夜] ID:nMOFK8PAO (携帯)
女『なんか思い出してきた・・・・井戸ちゃん、早速だけど大量に水を出して!』
井戸『はっはい!』
家『俺は?女ちゃん俺は?』
女『アンタは家中のドアを開けて!』
家『よしきた!』バタンバタンバタン
井戸『水、で、出ちゃうよぉぉおおお!』プルプル
女『いっぱい出しなさい』
井戸『あうぅ……出ちゃったぁ』チョロチョロチョロ…
女『もっともっと!』ガチャンガチャン
井戸『ら…乱暴はダメぇぇぇええ!!』ジョバジョバジョロロ-
家『……とりあえず水はバケツに入れろよ』
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 00:02:37.59 [深夜] ID:HOsUWBbjO (携帯)
井戸『水…いっぱい出ちゃったぁ…』
女『この水を風呂に入れて…綺麗に洗って……』ゴシゴシ
女『私の記憶が正しかったら・・・・家、井戸ちゃんの水を全部お風呂の中に!終わったら薪くべて、お風呂焚くわよ!!』
家『よしきたー!!ヨイショヨイショヨイショヨイショ!!』
井戸『まさか・・・あの子は復活させちゃダメぇぇええ!!』
風呂『はーー…さっぱりしたわ…あら女、久し振りね』
井戸『遅かったかぁー…』
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 00:12:00.49 [深夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
風呂『何年振りかしら…女の姿見たの、あれから成長したのね…胸以外は』
井戸『何年経ってもその性格は治らないんだね風呂ちゃんは!』
風呂『あらまだ生きてたの?てっきり取り壊されてると思ったわ』
井戸『キー!わたしの水がないと出てこれない癖にー!!』
風呂『何よ毎回お漏らししたみたいに水出すオンボロ井戸の癖にー!!』
女『・・・風呂の水抜くわよ』
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 00:21:02.94 [深夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『私みんなと昔会ってるかもしれない・・・』
井戸『えぇ!?思い出してくれたんじゃないの??』
女『まだ全てを思い出した訳じゃなくて…』
家『まぁ夏休みはこれからだ!その内みんな思い出すさ』
風呂『そういや今日は女ひとり?パパさんやママさんは?』
家『ばっバカ!』
女『お父さんとお母さんね、死んじゃったんだ・・・・
それで住む処がなくなっちゃって・・・・・夏の間だけ……うぇっ…ヒック…』
風呂『そうか…それは悪い事を聞いてしまったすまない、とりあえず風呂に入ろう…な?』
女(コクッ…)
風呂『家は立ち入り禁止だよ!』
家『酷い…主役なのに』
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 00:29:44.92 [深夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『ねぇ、家ー』
家『なに女ちゃん』
女『やっぱりアンタは思い出せないんだわ』
家『残念~』
女『でも…なるべく早く思い出すようにするから』
家『楽しみに待ってるよ』
女『じゃあ…』
家・女『『おやすみ』』
家『♪♪』
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 00:48:30.94 [深夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『おっはよーさあ起き…あれ?』
女『起きてるよバーカ』
家『罵られるのも久々ー!』
女『変な奴ー今日は出かけるから』
家『知らない土地で出かけるって危なくない?』
女『家ってついてこれないの?』
家『うー…ん緊急時でもない限り無理なんだ』
女『じゃあ井戸ちゃんと風呂ちゃんで行ってくる』
家『犬猿の仲だから大変だと思うよ?』
女『平気ー平気ー』
商店街
風呂『まっ新入浴剤ですって、風呂に傷が付きにくい??女、これは買いよ!』
井戸『錆取りハイパー…頑固な錆も一発キレイ……リスクがあるなぁ』
女『そうでもなかったか』
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 00:57:02.21 [深夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
風呂『予算オーバーですって!?だったら錆取りハイパーを捨てなさいよ!!』
井戸『そっちこそ新入浴剤捨てなさいよ!今さら使っても傷だらけじゃないのー!!』
風呂『なんですってー!!』
井戸『べーっだ!!』
女『本当にうるさいなぁ、もう!!』
リーマン『ヒィッすみません!』
女『え??』
風呂『あっそうそう、私たち他の人には見えないから』
井戸『気をつけてね♪』
女(幽霊と同レベルかよ・・・・)
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 01:12:06.64 [深夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『もうちょっと静かに話してよね、恥かくじゃない』
井戸『ごめんなさーい』
風呂『まったくアナタのせいだからね』
井戸『なにぃー!∑(`□´/)/!!』
女『うるさい!!』
???『うわっ』ドタッ
女『あっごめんなさい、大丈夫ですか?』
???『いえ僕の方こそ余所見をしてて……もしかして君、女?』
女『そうだけど……アナタは?』
男『僕、男だよ!昔一緒によく遊んだじゃん』
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 01:21:18.89 [深夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『・・・あぁ!!酒屋の息子でよく私に泣かされてたスケベな男君!?』
男『なんかいらない情報も入ってるけど、とにかく会えて嬉しいよ!
あれからどうしてたのか心配だったんだ!』
女『あれから…?何かあったっけ?ねぇ?』
風呂『さ、さぁ…』
井戸『人間の事情までは…ちょっと』
男『そっか…(覚えてないんだ)
僕ん家この近くなんだけど寄って行かない?男友や女友も今帰って来てるんだ!』
女『行く行く!ちょっとくらい…ね!』
風呂『あとで入浴剤買いなさいよ』
井戸『効果なんてないよーだ』
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 11:28:49.55 [朝] ID:bXM4I9znO (携帯)
男友『うぉっ女だ!懐かしいー』
女『おひさー』
女友『10年振り?いやもっとかなーどこで見つけたのよ』
男『たまたま商店街で』
男友『ナンパしたと』
女『ナンパじゃないもん!』
男友『本当あの日以来だな』
男『このっバカ!!』
女『あの日って?』
男友『い…いや女が初めて生理になった以来だなと』
女『なにそれーセクハラー』
風呂(楽しそうだなー)
井戸(でもそろそろ帰らないと…)
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 11:34:49.71 [朝] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『あっそろそろ帰らないと、じゃあね』
男『女、今度一緒に遊ばない?』
女『みんなで?』
男『いや、二人で…』
女『……考えとく、じゃね』
男『ぉぉおおおおっしゃー!!』
男友『うるせーぞ』
女『はーまさか昔の友達に会うとはねー』
井戸『よかったねー』
女『でも"あの日"って何だろう・・・・知ってる?』
風呂『いや・・・・』
井戸『しらない・・・・』
女『そっかー、一体何なんだろ』
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 11:43:35.48 [朝] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『遅い・・・・』
女『ただいまー』
家『遅ーい!今何時だと思ってるんだ!』
女『何時ってまだ六時じゃん』
家『もう心配で心配で…』
女『井戸ちゃんお風呂に水入れて』
井戸『はーい』
家『聞けよー!』
女『お風呂入る?』
家『・・・・入る』
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 11:48:06.54 [朝] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『はー…温かい…けど…』
女『湯加減はどう?』
家『一緒に入ってくれないの!!?』
女『家であろうが守り神であろうが一人の男でしょ、嫌よ』
風呂『私の中に入っているからには10年分の垢を落とせよ、綺麗になるまで出させんからな』
家『石鹸はやめろ!髪がごわつく!!』
女(思いの他楽しそう…)
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 11:53:49.15 [朝] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『はー…温か~い』
風呂『この新入浴剤なかなかいいな、気に入った』
女『ねー本当に"あの日"知らないの?』
風呂『その事は忘れな』
女『少しくらい教えてくれても・・・友達でしょ?』
風呂(友達でしょ…友達でしょ…友達でしょ)
風呂『うぉおおおおおお!!!』
女『えっちょ!熱!熱いって!!』
風呂『す、すまない「友達」って言葉につい…』
女『しくしく…』
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 11:59:50.97 [朝] ID:bXM4I9znO (携帯)
井戸『女ちゃんお水!』
女『うんありがとう』
家『お風呂を50℃まで上げるとはどういう事だ!』
風呂『面目ない…』
井戸『怒~られた、怒られた~』
風呂(シュン…)
女『いやそこまで怒らなくても、熱い風呂も好きだよ』
風呂(熱い風呂も好き…風呂も好き…好き!)
風呂『キュー…』バタン
家『この子はまったく』
井戸(いいなー好きって言われて)
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12:07:52.04 [昼] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『これからは門限六時だからな』
女『それ早すぎるよー』
家『田舎は電灯とか少ないから真っ暗になると家まで帰れなくなるからな』
女『そうだ家今日ね昔の友達と会ったんだけど"あの日"って何?』
家『……さぁー生理?』
女『もう男ってみんなバカ、おやすみ』
家(そうか、だから覚えてないのか)
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12:13:57.99 [昼] ID:bXM4I9znO (携帯)
井戸『おっはよー♪女ちゃん起きてー』
女『あっ井戸ちゃんおはよー』
井戸『スイカ冷やしてるよー』
女『はいはいありがとう』
井戸『朝風呂と朝ご飯出来てるよー』
女『サンキュー』
井戸『私には好きって言ってくれない……』
風呂『実力の差だ諦めな』
井戸『そんな事ないもん!』
風呂『どーだか』
家『二人とも座って食べなさい』
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 15:27:13.37 [昼] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『井戸ちゃん洗濯するから水お願ーい』
井戸『う、うん』チョロチョロ
女『もっともっと』ガチャンガチャン
井戸『ひゃあああ』ジョバジョバ
女『井戸ちゃんの水冷たくて気持ちいい~♪』
井戸『気持ちいい…気持ちいい…気持ちいいいい!!』ビシュビュビュー!!
女『うわぁ!びしょびしょ……』
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 15:40:57.57 [昼] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『まだ家の事が思い出せないの・・・』
家『いいよ、ゆっくり思い出してくれたら』
女『でも…』
家『焦っても仕方ないじゃん』
女『うん…おやすみ』
家『おやすみ♪』
女(これは…夢…?)
おねえちゃーん、早くー
みんな待ってー
おねえちゃん、ずっと一緒だよ
女(あなたは……ぁ)
家『おっはよー!』
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 16:00:51.15 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『おっはよー…あれ?』
女『せっかく何か思い出しそうだったのに!!』
家『ごめんごめん』
女『"おねえちゃん"って何なんだろう……』
家『それは・・・・・』
女『アンタといい男君といい…何か隠してるでしょ』
家『いや、別に…』
女『井戸ちゃんも風呂ちゃんも何か知ってるでしょ!』
井戸『いや・・・・』
風呂『う・・・・・』
女『本当に知らないんだ・・・・』
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 17:35:10.55 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『はぁ…じゃあ今日はこの話お終い、ちょっと出掛けてくる』
風呂『門限六時までだけど帰れんの?』
女『そんな早く帰れないよ私も遊びたいもん、じゃあねー』
井戸『いってらっしゃーい』
家『いってらっしゃいー……はっ行き先聞いてない!!』
井戸『多分昔の友達の所だよ』
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 17:49:12.19 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
男『そんでさ、そん時に友がさー宙返りしてー』
女(おねえちゃんって誰だろう…まさか私に姉が?)
男『…僕の話つまらなかった?』
女『いや…そんな』
男『何か悩みでもあるの?顔暗いよ』
女『あのさー…私って姉とかいた?』
男『姉?いや知らないよ』
女『そう…(姉はいない?じゃあ一体)』
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 17:56:01.65 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『おかえりなさーい、偉いぞー門限六時に帰って来て』
女『う、うん』
家『晩ご飯出来てるからねー』
女(一体誰なんだろう、ただの夢なら良いんだけど…確かに家は"おねえちゃん"って言葉に反応した…)
女『ねぇ家……おねえちゃn』
家『いっただきまーす!』
井戸『いただきまーす!私のオカズがない!!』
風呂『つまみ食いした分減らしたから』
井戸『えー!ケチー』
風呂『うるさい液漏れ!!』
バタンバタン
家『座って食べろー!』
女(あとにしよう…)
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 18:03:29.60 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
女『ちょっといい?おねえちゃn…』
家『さあ風呂に入るぞー』
風呂『ちょっと!まだお湯温まってな…あぁん!!』ザバーン
女『"おねえちゃん"についてなんだけど…』
井戸『家さん居間にゴキブリが!』
家『俺がいるにもかかわらずいい度胸じゃねえか!!』
女(話かけられない…)
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 18:11:46.45 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
女(男君は私に姉なんていないと言った、隠している様子もなかった……
でもじゃあ何故家は反応するんだろう…
それに"あの日"って何?家の事を思い出すと分かる気がするのに…)
家『おやすみー』
女『えっあっおやすみ』
女(思い出せないって辛いなぁ…)
家(この子に過去を隠すのはもう限界かもしれない……
思い出させないって辛いなぁ…)
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 18:22:51.78 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
おねえちゃーん
おねえーちゃーんー
女(あっこれは…例の夢…)
女おねえちゃーん待ってー置いてかないで…
怖いよ…怖いよぉー…
女(おねえちゃんは…私…じゃああの子は…)
おんなおねえちゃん……元気でね
女『うわっ!』
家『おぉ!?』ガツンッ
女『痛たた…』
家『おはよー♪朝だよ』
女『…おはよう』
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 17:15:49.21 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『おっはよーさあ起きろー清々しい…雨だー!!』
女『雨か…うっとおしいなぁ』
井戸『女ちゃん…シートを被せてください…井戸に汚い水が入っちゃいます』
女『あっはいはい』ガサガサ
井戸『早く止んでくれないかなーあの日みたいに川の水かさが上がっちゃ…』
女『"あの日"?水かさ?やっぱり何か知ってるの?』
井戸『いやっその…』
女『井戸ちゃんは知ってるの知らないの?それとも隠してるの!?』
井戸『・・・・ごめんなさい』
女『ぅぅ…井戸ちゃんのバカー!!』ダッ
家『女ちゃんどこ行くのー!!』
井戸『ごめんなさい…私、わたしぃ……』
家『いや…いつか話さなきゃいけない事だったんだ…ずっと隠させて悪かった』
131 名前:ここで使う予定だった[] 投稿日:2008/08/23(土) 18:28:19.65 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
家『今日は雨だから洗濯物取り込んどいたよ』
女『ありがとう……』
井戸『すみません家さん…シートを被せてください…井戸に汚い水が入っちゃいます』
家『はいはいわかってますよー』ガサガサ
井戸『はー…嫌な雨だなぁー"あの日"みたいに川の水かさが上がっちゃう…』
女『"あの日"水かさ?井戸ちゃん…やっぱり何か知ってるの?』
井戸『いやっその…』
女『井戸ちゃんは知ってるの知らないの?それとも隠してるの!?』
井戸『・・・・ごめんなさい・・・・言えません』
女『……井戸ちゃんのバカー!!』ダッ
家『ちょっ女ちゃんどこ行くの!!』
井戸『ごめんなさい…私、わたしぃ……』
家『いつか話さなきゃいけない事だったんだ…ずっと隠させて悪かったな』
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 18:34:37.65 [夕方] ID:bXM4I9znO (携帯)
役所
女『あの、家族の事なんですけど』
役員『はい、でしたらお名前を…はい女さん…女さん・・・・ありました、こちらになります』
女(私はずっと一人っ子だと思ってた…でもあの夢が他人事には感じられない…)
【女家家族構成図】
女父、女母、女、弟
女『私には…おとうとがいた………』
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 20:57:01.85 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
【女家家族構成図】
弟:1998年8月氾濫した川で溺死、享年5歳
女『弟がいた…………"あの日"………』
女「お父さんお母さん遅いよー」
父「はっはっは、女は元気だなー」
母「そんなに慌てなくても家は逃げませんよ」
女「ねーここが別荘?」
父「そうだ別荘だ」
女「ボロッボロだぁー」
母「ほらここがお父さんの家よ弟ちゃん」
弟「ぼろぉーー」
10年前の夏の………あの日
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 21:05:41.67 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
女「いっちばんのりーーー!」
弟「ぼくにばーん!」
家「よっ」
女「……ぎゃああああああ!!」
弟「あああああああ!!」
女「お父さん泥棒、泥棒がいる!!」
弟「おおどろぼう!悪いやつ!」
父「あー…お前たちにも見えたか、あれはこの家の守り神だ」
女「ウソくせー!」
弟「くせー!」
家「嘘じゃないんだよー」
女・弟「出たぁああーー!」
父「今年も一夏よろしく」
家「はいよー」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 21:34:44.06 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
母「靴脱いで上がりなさいよー」
女・弟「はーい!」ドタドタドタ
父「相変わらず元気そうだな」
家「まー俺は元気なんだけど井戸のポンプ直してくれねえ?もう五年くらい井戸を見てねえ」
父「そうなの?わかったすぐ直す」
女「他にもいるの??」
弟「オバケいやー」
父「女、弟、この家にはあと二人の守り神がいます、さてどこにいるでしょうか?」
女「クイズ?わたし探す!」
弟「ぼくもー!」
家「俺もー!」
女「じゃあアンタは私と来なさい」
家「アンタじゃない、家」
女「い、え!」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 21:56:31.30 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
女「風呂だ!ごえもん風呂だ!」
風呂「失礼ね!タイルで彩られた日本風呂の私に対して五右衛門風呂ですって!?」
女「・・・・おぉー、家これも守り神?」
家「ああ一応」
風呂「一応って何よ!」
弟「うわぁぁぁあーおねえちゃーん!!」
井戸「怖がらないでー私は守り神だよー」
弟「うわぁぁぁあああああん!」
井戸「泣かないで…泣かないでよ……ヒック、ヒック」
弟「うわぁぁぁああああん~」
井戸「うえぇぇえええん~」
父「何泣いてんだ二人とも」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 22:11:53.48 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
女「えーと、家の守り神に風呂の守り神、それから井戸の守り神だね」
父「正解!」
風呂「しっかしアンタが父親になるなんてねー意外~」
父「いやぁ~それほどでも」
井戸「奥さんはもしかして…あの時の子?やるぅ~」
父「いや~はっはっは」
女「お父さんって子供の時も家の事見えたの?」
家「見えてたよ、よく一緒に遊んだよ」
女「ふーん、じゃあ遊ぼう!」
弟「遊ぼう!」
家「じゃあ何する?」
女「おままごと!!」
家「おままごと……って何?」
女「知らないの~?遅れてるなぁ」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 22:25:02.54 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
家「せっかく大自然にいるんだから釣りに行こうぜ」
女「つり?」
家「ああ、竿を持って魚が釣れるまでずっと待つんだ」
女「それおもしろい?」
家「面白いよ、保障する」
女「お父さんわたし釣りに行ってくる!」
弟「ぼくカブト虫釣ってくる~!」
家「じゃあ近くの川まで行ってくるよ~」
父「あまり遠くには行くなよ!」
家「OK!」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) >22:27:20.96 [夜] ID:uQ9Z7une0 (PC)
家外行けるじゃんって思ったら敷地内に川があるのか!?
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 22:38:42.98 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
162
そんな感じ
イメージ的にはアルプスの少女ハイジの土地感覚
家は狭いがこの辺一帯は自分の土地
家の近くに下流の川が流れてて
下まで降りたら町や商店街がある感じ
まぁイメージは人それぞれさ
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 22:56:50.66 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
弟「つれなーい」
女「本当におもしろいの?」
家「もーちょっと待って見ようよ」
ビシュー!
女「わっ冷た!」
男「あっごめんごめん」
女「ごめんじゃすまないわよ!わたしの服びしょ濡れじゃない!」
男「ご、ごめんなさい…」
男友「おい何やってんだよーそれ誰?」
男「知らない子…」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 23:01:47.51 [夜] ID:bXM4I9znO (携帯)
男友「ふーん、何やってんの?」
女「釣りよ釣り!」
男友「ここって子供の遊び場だからあまり魚来ねーんだぜ?」
家「そうだった!」ガーン
男友「魚はもっと上流まで行かないと無理だし」
女「いいもん釣れるもん」
弟「カブト虫釣るもん!」
男友「つまんねーの男行こうぜ!」
男「服ごめんね、じゃあまたね」
弟「バイバーイ」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 00:34:10.04 [深夜] ID:7Wb3/8ZDO (携帯)
父「ほう、もう友達が出来たのかー」
女「友達じゃないもん!」
弟「お魚来ないっていってたけどちゃんと釣れたー」
母「もうすぐご飯出来ますからねー」
女「家、今度はもっと上で魚釣るからね」
家「任せとけ」
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 02:36:46.57 [深夜] ID:7Wb3/8ZDO (携帯)
井戸「スイカ冷えたよー」
弟「スイカ~スイカ~」ガチャンガチャン
井戸「やっちょっと…水が…」チョロチョロ
弟「おー…おもらしした」
井戸「おもらしじゃないもん!ただの水だもん!!」
男「今日は一人で釣り?」
女「一人じゃないわ、横にいるでしょ」
男(えっ…僕の事?)
家「女ちゃん…他の人には俺の事見えないから」
女「マジで!?」
男「ビクッ」
最終更新:2008年08月24日 17:53