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  • 犬猫おもいで秘宝館システム5臨時@ wiki
  • 葉崎京夜様依頼 平林様作品

犬猫おもいで秘宝館システム5臨時@ wiki

葉崎京夜様依頼 平林様作品

最終更新:2024年03月12日 20:50

匿名ユーザー

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本家喰逃師列伝:葉崎京夜 その一

 ウィスキーのグラスはとっくに空になり、氷が半分近く溶けている。狭いバーだが、店内には詩歌藩国の楽人が伝えたという柔らかな音楽が流され、落ち着いた調度品もあいまって、独特の心地よい空間を演出していた。
 最後の紙巻きを根元まで吸うと、葉崎京夜は煙を吐き出しながらカウンターを立った。
「マスター、ごちそうさん」
 髪に白いものが混じりはじめたマスターは、丁寧に「いつもありがとうございます」と頭を下げた。都度の支払いではなく、定期的に政庁城に請求が回るようにしてもらってある。この店に三度目に訪れたときから、そのようにしている。
「また来るよ」
 葉崎は軽く手を挙げてバーを出た。酒で適度にほてった体に、冷たい外気が心地よかった。
「今度の任務が終わったらな……」
 そうひとりごちると、北国の美しい夜の街並みを、葉崎はひとりで歩き出した。
 わんわん帝國諸藩のなかでも、貴族主義のひときわ強い星鋼京。そのせいで少々保守的ではあるものの、藩国はセタ藩王治世下でもう長く安定している。
 国民は仲睦まじいことで知られる藩王夫妻をこよなく慕っており、しかも王妃は懐妊中である。
 ひとびとは藩国外の問題よりも、もうすぐ起きるであろう祝祭に興味があり、気が早いものは私的に準備もしているという。藩国の要人である葉崎のもとにも、それとなく王妃の様子を問い合わせる貴族は多い。
「それまでに片付くかな。じっちゃんはどう思う?」
 足元までを覆うロングコートの下、胸元で燃え続けるペンダントが声を発した。
「わしも、なにもかもわかるわけではないぞ」
「それもそうか」
 葉崎が口をへの字にすると、じっちゃんは笑った。
「手は貸すぞ。それにおまえさん、旅先の飯も楽しみにしとるだろう?」
「へっへっへ、さすがはじっちゃん」
 葉崎は何が食えるかな、と思いながら、コートの襟を立てた。
 ──いや、俺の出番があるってことは、基本的にはあまり世界にとっていいことじゃないんだが……。
 ともあれ、任務は任務だった。それも、かなり困難な。

  *

 ここは宰相府、冬の庭──。
 庭の持ち主であり、この特殊な藩国の事実上の主人でもある宰相シロは不機嫌であった。
「これでは、わしの庭が拡げられないではないではないか」
 怒りのあまり、シロは秘書官に一〇種類の紅茶を同時に淹れるように命じ、熱々の湯がたっぷり入った銅製のケトルを片手で三つ掴むと、順番に鍋敷の上にのせた。ジュッ。ジュッ。ジュッ。
「ぎゃーっ!」
「やめてー!」
「もう堪忍!」
 鍋敷きにされたもと天使ニゲエルがあげる叫び声で、シロは若干機嫌を取り戻したが、それでもいつもより不機嫌なことは間違いない。
「まったく、問題ばっかりで気が休まらぬわ……」
 そうひとりごちて腰を下ろすと、タイミングを見計らったかのように──実際見計らっていたのだが──秘書官の瀬戸口まつりが「決裁をお願いします」と書類を山のように机に積んで、すっと退出していった。
 秘書官長の不在で秘書官も多忙、大法院も欠員を充足させぬままフル稼働しており、宰相府で普段通りの稼働が可能なのは工部くらいである。その工部とて余裕があるわけではない。
「問題は一個ずつ片付けていくしかないのう……ああわしの庭……」
 宰相は嘆きながら仕事に戻った。

  *

「んえ? 宰相府はどうなっちまったの?」
 環状線の駅を出た葉崎が思わずそう発したのも無理はない。宰相府はすっかり様変わりしていた。
 広大な砂漠を覆い尽くすように難民キャンプが形成されており、部分的には簡易な建築物が建てられてスラムのようにも見える。それが四季の庭を囲むように広がっている。
 そもそも、宰相府は庭を周囲の砂漠に向かって拡張してきた歴史を持つし、宰相シロはまだまだ庭を大きくするつもりだったはずだ。
 宰相府の住人たちも、平民街に店を出したりしていたと記憶している。しかし、これほどの難民に包囲されてはどうしようもなかろう。
「まいったなあ……」
 葉崎は宰相府経由で越境する手筈になっていたが、この難民街をかき分けて宰相府のなかの「宰相府」、他の藩国でいえば政庁にあたる場所に辿り着くほかなさそうである。
「まあ、しょうがないよな」
 駅からは、いまだに難民と思しき人々が吐き出され、スラムに向かっている。葉崎もその群れに紛れた。
 それとなく観察する限り、人種も多様である。楽器を大事そうに抱えた北国人、台車にサーバーラックを乗せた東国人、はてない人もいればモヒカン北国犬までいる。
 それらが日々スラムに吸収され、あちこちで軽犯罪が起きているようだった。葉崎も駅からスラムのひとつにたどり着くまでにスリを三回躱したり、刃物を持った強盗を二度吹っ飛ばし(うち一人はモヒカン)、女性と子供と老人を七回助けた。
「これはシャレになんねえな、じっちゃん」
 葉崎はスラムに入ったところで語りかけた。
「人種のるつぼじゃな……」
「星鋼京じゃこんな風景はないなー。これはどうしたらいいんだ?」
「それはおぬしの仕事ではあるまい」
 まあそれもそうか、と葉崎は考えた。どうせここは宰相の庭だし、難民問題は帝國の諸藩王や華族で考え、対処すべき問題であった。
「とりあえず、腹が減ったよじっちゃん」
「なら、先にそこらで腹を満たしていくがいいじゃろ」
 じっちゃんがそう言うなら……と辺りを見回すと、スラムの向こうのブロックになにやら看板が出ている。
 近くに行って見上げると、ものすごく下手くそな字で「そばのマキブシ」とある。葉崎の記憶では、駅の近くに「うどんのマキビシ」というなかなか旨い店が昔あったはずだ。たぶん、今もあるのだろう。だからこれは、要するに……。
「パクリだ」
 つまり、押し寄せてきた難民が作った店なのだろう。葉崎の鼻は、主に化学調味料と小麦粉を加熱したときの匂いを感じているが、とはいえ僅かに蕎麦粉の匂いもするし、醤油の香りだってする。なにより、なにかを揚げているらしい音がするのは反則である。もうここまできたら我慢できない。
「よっしゃ、俺が味を確かめてやろう」
 蒼梧の安布でできたと思しい暖簾をくぐると、昼過ぎだからか客はまばらである。
 カウンターが五席ほど、奥に出来の悪い座敷のようなものがあり、隣には一応トイレがあるようだ。カウンターの内側では、東国人と思しき中年の男性が真面目な顔で蕎麦(おそらく小麦粉九割)を切り、その娘らしい少女は使い古した油で天ぷらやコロッケを揚げている。
「いらっしゃいませ!」
 少女が葉崎をカウンターに案内し、宰相府では貴重品である水を出した。見回すがメニューらしきものはない。
 すると中年の大将が、「すいませんねえ、字を知らねえもんで。そこに出てるものならできますんで」と言う。カウンターの前に置かれた揚げ物のことだろう。ちょうど新しい客が一人きて、「おやっさん、かき揚げそばひとつ。冷でおくれ」と言ってから水を飲み干して額の汗を拭いた。
 なるほどそういうことか。
「じゃあおやっさん、こっちはコロッケそば。あったかいやつ」
「あいよっ!」
 大将は威勢よく返事をして、ほとんどうどんのような蕎麦を茹ではじめる。
 程なくして、葉崎の前にコロッケそばが供された。
「はぁ、旨そう。久々に東国の味だ……いただきまーす!」
 葉崎は使い回しの竹箸を手に、蕎麦つゆと油の匂いが混然となった湯気を吸い込む。
 思わずよだれが出そうになった。

 暗殺者が「そばのマキブシ」を襲撃するのはその五秒後。
 葉崎はコロッケそばをこぼさずに撃退するが、屋外に出たため、結果的に喰い逃げをすることになる。
 喰逃師列伝、ここに始まる──。

 (続きをご所望の場合、アイドレスシーズン6で成長点をお支払いください)





依頼者:葉崎京夜@星鋼京様【国民番号:42-00352-01】
製作者:平林@蒼梧藩国様【国民番号:46-00898-01】
2024年3月12日お引渡し

【製作者コメント】
 一言コメント:シュワとセーラが出てくるところまで辿り着かなかった! 帝國だと知識量が多いので密度が高くなったかなと思います。書いていて楽しかったです!



作品への一言コメント
感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です)

  • ありがとうございます! -- 葉崎京夜@星鋼京 (2024-03-12 20:49:16)
  • 僕が...渋い......!シーズン6で続編を是非お願いいたします! -- 葉崎京夜@星鋼京 (2024-03-12 20:50:16)
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