メディック戦術2
メディックの二面性について
- Medic
- [名]<<略式>>
1 救急医療隊員(paramedic).
2 医者;研修医, 病院助手;<<英>>医学生.
3 <<米>>看護兵, 衛生兵.
- (Yahoo!辞書より)
メディックとは、上記のとおり「医療に従事している人」と言う意味があり、
このゲームでは、「衛生兵」という意味で取るのが最も適切だろう。
衛生兵とは、知っての通り、傷ついた兵士に応急処置を施したり、衛生管理をする役割の兵士である。
このゲームでも「いかにも」な感じのメディックだが、果たして本当にそうなのだろうか?
装備している武器の面から、この事を検証していく。
それと全く関係はないが、現在の衛生兵は、国際条約により、
自衛と傷病兵の保護目的以外の武装を禁止する代わりに、敵側からの攻撃も禁止されている。
…が、人類の存亡、又は植民星獲得をかけた戦争であり、国家という物も無くなってしまった今、
そんな物はあったものではないようだ。そもそも片方は人間ですらないし…。
話のタネにでも使ってくれれば幸いだ。
また、これからの説明は、
「クラスAA以上」「アイテムショップにて3つの武器を購入済み」「キャンプが自由に使える」
ことを前提として話を進める。
レジスタンス
とりあえず、所持できる武器を羅列してみることにする。
サブマシンガン
バール
ポイズンボーガン
リカバーインジェクション
ヘルスチャージディスク
スタンスナイパーライフル
スタンガン
キャプチャーグレネード
強化ピストル
エネルギーバッテリー
パワードリンク
次に、ダメージを与える武器・ステータス異常にする武器・味方に使う武器に分類してみる。
ダメージを与える武器 |
ステータス異常にする武器 |
味方に使う武器 |
サブマシンガン バール 強化ピストル |
ポイズンボーガン スタンスナイパーライフル スタンガン キャプチャーグレネード |
リカバーインジェクション ヘルスチャージディスク エネルギーバッテリー パワードリンク |
見てもらえればわかるだろうが、
メディックは決して味方を治療するだけではなく、それと同じくらい敵に対する間接的攻撃の色が濃い
ジョブなのだ。これは、公式の解説にも書いてあることだが、偏見を持たれやすい。
しかし、残念なことに、1つのキャラが同時に装備できるのは8つの武器までである。
当然、取捨選択を強いられることになる。
ここで、この戦術論の表題「メディックの二面性について」の意味が理解していただけたと思う。
つまりメディックの二面性とは、「装備している武器によって性格が180度変わる」と言うことなのである。
以下に、性格付けを3つほどにまとめて書いてみた。微妙な所まで突き詰めるとキリがないので…。
ちなみに、「三面性じゃないか!」という突っ込みは厳禁である。
単独戦闘力特化型
- サブマシンガン
- バール
- リカバーインジェクション
- ヘルスチャージディスク
- スタンガン
- キャプチャーグレネード
- エネルギーバッテリー
- パワードリンク
これは、単独における戦闘力を突き詰めたカスタムである。
敵陣への奇襲や裏取り、俗に言うリスタ狩りなどを目的としている。
もちろん、黄色の武器は、全て自分にしか使わない。
HCDとバッテリーと少しの遮蔽物があれば、まさにノスフェラトゥ(不死者)となれるであろう。
貧弱なメディックだが、パワードリンクさえあれば、人並みの耐久力に加え、
低くはない機動力にドリンク分が上乗せされる。
その上でスタンガンとバールを使いこなせば、まさにソルジャー顔負けの撲殺劇を演じることができるだろう。
リカバーインジェクションは、ペイントなどで足を止められた際に使える他、リスタ狩りには欠かせない。
キャプチャーグレネードとSMGは、相手が閉じこもっている場合や序盤以外ではあまり使わないだろう。
しかし注意してもらいたいのは、このカスタムは「メディック」の常識から大きく外れており、
困惑した味方から援護を受けられない可能性があるほか、最悪自分勝手な特攻野郎と判断されてしまうかもしれない。
例えチームを勝利に導いたとしても、そのような汚名を着せられる覚悟がある人にしかおすすめできない。
友軍補佐援護型
- サブマシンガン
- ポイズンボーガン
- リカバーインジェクション
- スタンスナイパーライフル
- スタンガン
- キャプチャーグレネード
- 強化ピストル
- エネルギーバッテリー
これは、味方の攻撃をサポートする役割に特化したカスタムである。
サポートとはなにも後ろから援護射撃するだけではなく、敵の行動を制限するのも立派なサポートである。
これはあまり説明はいらないだろう。武器の使い方=戦法だからだ。
エネルギーバッテリーは、HCDと違い、動きながら補給ができるのが利点だ。
前にいる味方のヘルスが大きく減り始める前に、ポイポイ投げ当ててあげよう。
強化ピストルは、チャンスに味方の後ろからチョコチョコ狙撃するくらいしか使わないかもしれない。
スタンガンは、バールよりも援護射撃がしやすく、足並みをそろえやすい。
ダメージを与えるのは味方のスナイパーなどに任せよう。
自分の戦績には直接響かないかもしれないが、自チームの勝利こそが至上の喜びである人におすすめだ。
友軍回復支援型
- サブマシンガン
- リカバーインジェクション
- ヘルスチャージディスク
- スタンスナイパーライフル
- キャプチャーグレネード
- 強化ピストル
- エネルギーバッテリー
- パワードリンク
これこそはメディック、という、味方を回復して戦力を維持し、チームを支援するカスタムである。
常に味方がベストを尽くせるような立ち回りが要求される。
もちろん、黄色の武器は、全て他人にしか使わない。
単戦特化型と装備が少し似ているが、方向性は真逆である。
正直、SMGと強化ピストルはあまり使う機会、というか時間がないかもしれない。
常に味方が一か所に固まっていることは稀で、移動時間にバトルの大半を取られるからである。
この状態で1人の時に敵を見つけたら、真っ先に逃げよう。味方に知らせることも忘れずに。
回復アイテムの使い方については省略。そのまんまである。
とにかく味方を助けたい人、勝敗ではなく内容の濃さを求める人におすすめだ。
総評は後に置いておいて、次はコンバイン・メディックを検証してみよう。
コンバイン
コンバインも、多少の装備の違いはあれどレジスタンスと変わらない。
上の表を、そのまま入れ替えてくれればOKだ。
以上コンバイン編終わり。
…と言いたいところなのだが、レジ・コンでは、メディックの装備が持つ意味合いは大きく違う。
とりあえずレジスタンスと同じようにやってみよう。
やり方は同じなので、細かい説明は省く。
パルスライフル
スタンスティックα
リカバーインジェクション
ポイズンボーガン
ヘルスチャージディスク
スタンスナイパーライフル
スタンガン
ポイズングレネード
強化ピストル
スペシャルマガジン
マインドドリンク
ダメージを与える武器 |
ステータス異常にする武器 |
味方に使う武器 |
パルスライフル スタンスティックα 強化ピストル |
ポイズンボーガン スタンスナイパーライフル スタンガン ポイズングレネード |
リカバーインジェクション ヘルスチャージディスク スペシャルマガジン マインドドリンク |
では早速、また3種類に分けてみることにする。細かい違いは後ほど。
単独戦闘力特化型
- パルスライフル
- スタンスティックα
- ヘルスチャージディスク
- スタンスナイパーライフル
- ポイズングレネード
- 強化ピストル
- スペシャルマガジン
- マインドドリンク
レジスタンス・コンバインともに、メディックで単独での戦闘力を高めたいと思うなら、
ドリンクの存在を欠くことはできないだろう。しかし、レジスタンスの「パワードリンク」は、
相手に肉薄して攻撃するためにあるようなドリンクであるのに対し、
コンバインの「マインドドリンク」は、射撃精度を上げ、異常状態による妨害を防ぐと言う意味で、
パワーよりは多少ネガティブなイメージがある。
だがこのコーナーではなんとか単独で強くなれるように武器をチョイスしてみた。
基本的には、射撃精度が上がっていることを生かし、パルスライフルと強化ピストルでCriticalを連発し、
得点を稼ぐことがベストだろう。
なるべくなら裏を取り、敵に気付かれるのが一瞬でも遅くなるような場所から一気に撃ちたいところだ。
スナイパー的に、物陰からパスパス撃ったり、援護射撃するのもアリと言えばアリだが、
ドリンクには制限時間があることと、遠目から見ても飲んでいることがバレバレなため、
賢い敵には相手にされずに逃げられることがある。これは避けたい。
多少の危険は覚悟で、少しでも長い時間相手を撃ち続けられる位置を探した方がいいだろう。
また異常状態にならないことを生かし、相手が狭い所にいる場合は、
ポイズングレネードを投げ込んで、少し弱った頃に突撃するのもいい。
相手は毒状態の上、相手が突っ込んでこないものと高をくくっている場合が多いためである。
相手にメディックがいる場合は、慌てて治療しにきたメディックを狙うのもいい。
注意するべきなのは、パワーと違って、防御面ではただの人(まぁコンバインはただの人間ではないが)だということ。
レジスタンスほどの「1人で敵を蹴散らす」というような活躍はできないかもしれない。
しかしここだけ見て「コンメデって弱いんだな~」とか思うなかれ。
土台、単独戦闘は向いていないのだ。次のコーナーこそがコンバインメディックの本当の恐怖である。
友軍補佐援護型
- パルスライフル
- リカバーインジェクション
- ヘルスチャージディスク
- スタンガン
- ポイズングレネード
- 強化ピストル
- スペシャルマガジン
- マインドドリンク
さぁ、いよいよコンメデの本領発揮!なカスタムである。
このカスタムでは、単独戦闘力特化型より一歩退いた状態での戦闘を得意としている。
特に味方が自分よりも前に1人でもいる時、絶大な戦力を発揮する。
マインドドリンクを飲んでのパルスライフル・強化ピストルは、自分の視界に入った敵を次々とタグに変え、
要所要所に展開されたポイズングレネードは、敵の機先と戦意を削ぐ。
また前に出た味方が弱った時は、注射とHCDを惜しみなく使って(自分で使う機会があまりないため)、
敵の注意を逸らすエサとしてコキ使うといいだろう。
その上、スペシャルマガジンのお陰で、強力な武器の唯一の弱点「弾切れ」をも克服した、
まさに完全無欠・絶対強者のジョブに変身する。
万一接近された場合は少しピンチになるが、スタンガンを強引に当ててしまってすぐ離れれば、
後はコケシの様なものだ。まさに「敵(てき)」と書いて「的(てき)」と読む、という奴である。
以上が、Revision2.0現在では、コンメデが最強ジョブの1つに君臨している理由である。
上の一文は筆者の主観だが、ランキング等を見てもらえると、
客観的に分析しても完全に的外れではない事がお分かりになると思う。
しかしそれでこの解説を終わるのも癪に障るので、このようなタイプのコンメデに対する対抗策をお教えしよう。
それはズバリ「相手にしないこと」である。
コンバインの基本的な特徴として、接近戦はそれほど得意ではないということがある。
耐久力・打撃武器の攻撃力が最低ランクのメディックでは、さらにそれが顕著となる。
なので、無理に相手の土俵で争おうとせず、コンメデと遠距離でハチ合わせたり、
敵と遭遇した時に遠くにコンメデがいるのが見えたら、なるべく早く逃げ出すのがいいだろう。
特に相手がドリンクを飲んでいる場合は、逃げることで貴重なドリンクを1本無駄にさせ、
更には焦った相手のミスを誘発することもできる。
確かに武器を揃えたコンバイン・メディックはベラボーに強い。
だがしかし、このゲームで本当に無敵なのは、ゴードン・フリーマン博士その人以外にはいない。
冷静に対処すれば、ギャフンと言わせることも夢ではないだろう。
友軍回復支援型
- パルスライフル
- リカバーインジェクション
- ヘルスチャージディスク
- スタンスナイパーライフル
- ポイズングレネード
- 強化ピストル
- スペシャルマガジン
- マインドドリンク
1つ前のタイプが非常に強力なため、多くのコンメデは友軍補佐援護型に流れるか、
多少の無理は承知で単独戦闘力特化型になり、強引に20000点を先取して勝ちに行く人が非常に多い。
しかし、元来、レジスタンスよりは後ろに位置するのが快適なコンバインでは、
味方の回復に徹するのもなかなかにシックリ来る。
基本的には武器の使い方に忠実であればいいが、レジスタンスよりも敵の位置に気を配るのがいい。
マップにもよるが、ほとんどのマップでは、パルスランチャーを有効に使える場所が限られている。
そのため、最後方に位置している(であろう)コンメデは、背後に回り込まれた敵を倒すのはなかなか困難なのだ。
耐久力の低さもあり、裏取りの抑止力としては、コンメデは限りなく無力であると言わざるを得ない。
回復役であるコンメデが倒されると、チームのバランスが崩れると同時に、挟撃で大ピンチに陥る他、
回復アイテムを奪われたり、あげくリスタート狩りに遭う可能性もある。
背後に回り込んできそうな敵を見つけたら、できることなら敵に発見される前に戦闘を放棄し、
その敵との間に味方を挟んで保身を図るべきだ。
マインドドリンクは敵と遭遇した瞬間には味方に当てているのが望ましい。
また、スペシャルマガジンは、弾幕を張っている味方に投げるとリロードが不要になる。
レジメデは味方の体力・スーツやステータス異常に気を配ることが多いが、
コンメデは味方の行動や動向に気を配った方が個性を生かせるであろう。
総評
執筆中…
最終更新:2008年01月13日 17:31