ここでは、「モンゴル料理」をベースとして内モンゴル各地域の料理を紹介します。純粋なモンゴル料理に近いものから、中華料理に属すると考えた方がいいものまで多種多様ですので、ここでは大雑把に(中国における)「モンゴル料理」「東北」「西北」「その他」に分けてこれを見渡していきます。
モンゴル料理
比較的典型的な「モンゴル料理」です。詳しくは
モンゴル料理概説をご覧ください。大雑把には、「赤い料理」(=肉料理)と「白い料理」(=乳製品)に分けられます。
肉料理
- 手把肉(shoubarou、チャナスンマハ、塩茹で肉/骨付き肉)
モンゴル料理として第一に味わいたいのが、これ。羊肉や牛肉を茹でたもの。レストランなどでは普通、味噌などの調味料が一緒に出てきて、食べやすいようにカットされた形で出てくる。注文したら自分で肉を見て選ぶのが一般的。
- 烤羊腿(kaoyangtui、シャルスンマハ、羊腿焼き)
羊の腿肉が丸ごと串に刺されて提供される。各自柄の長いナイフとフォークでこれを切り取りながら食べる。味付けされているが、好みで各種調味料をつけて食べても良い。夏の夜は外でビールを飲みながら豪快に行きたいもの。
- 火锅/刷羊肉(huoguo/shuayangrou、ハローントゴー、火鍋)
薄切り羊肉のしゃぶしゃぶ。羊肉を多いに堪能できる料理として内モンゴル地域発祥のものが有名であるが、食べ方としてはモンゴルの伝統的なものではない。鴛鴦鍋は塩味と辛口を同時に楽しむことができ、飽きさせない。何より野菜もふんだんに取れるのがありがたい。
- 血肠(xuechang、チョスネーゲデス、血のソーセージ)
- 太阳饼/月亮饼(taiyangbing/yueliangbing)
いわゆる「ホーショール」に似る。太陽は丸く、月亮はその半分の形。ホーショール好きにはありがたいが、これを置いている店はさほど多くない。
- 肉饼/馅儿饼(roubing/xianrbing、シャルビン)
モンゴル国でよく口にされる「ホーショール」に対して、内モンゴルで一般的なモンゴル料理。肉の餡を小麦粉から作った皮で包んである点は似ているが、平たく伸して両面焼きにしたもの。
乳製品
- 奶油拌炒米(naiyou banchaomi、ジューヘーテーボダー)
「サワークリーム」と訳される乳製品の一つジューヘーで、当地のモンゴル人の主食となる炒米(煎った粟?)を和えたもの。好みで砂糖を入れて甘くして食す。朝御飯としてもよく家庭で食べる。ジューヘーの代わりにヨーグルトを用いたものもある。
主食
東北料理
炖菜
酸菜
锅包肉
过油肉土豆片
烩菜
酿皮
最終更新:2012年11月16日 02:11