好世第一戦SS
多味倫太郎戦ほか二戦
「私は自らに降りかかる疑いを晴らす為特殊デスマッチを提案します」
「この多味倫太郎受けて立つさ!」
なんという紳士力!普通に殴れば確実に勝てるにもかかわらず提案を受けた倫太郎はガチで紳士だ!
さあこの特殊デスマッチどのような攻防が繰り広げられるんだ!
「うわー、つまづいて転んでしまったー」「うわー、つまづいて転んでしまったー」
何と初手からお互いの声を完全にハモらせながら転倒して股間にダイブ!
シックスナインの状態で密着しながら服を破いていく二人!
「フオオオオ、さすが絶世の美女!今迄触って来たどんな女子よりもムチムチした、
そう圧縮されたゴムの様な感触の肉体だ」
「ウホホホー、こんなイケメン初めて!スベスベしていて汗臭さも全然ない」
服がビリビリと破けて、両者とも残すは下着のみ!
好世は身体を半回転し、お互いの股間が下着越しに擦り合う様に腰を動かし始めた!
この時、誰もが好世の行為は悪手だと考えた。男女がお互いの股間を擦り合わせた時、
先にパンツが脱げるのはまず間違いなく女性の方だからだ。男子の方が勃起したチンチンに
引っかかる分脱げるのが遅れるのである。
だが、本当に際どい勝負だったが先に全裸になったのは倫太郎の方だった。
「おおっ、チンチンでパンツが引っかかって有利なはずの倫太郎が負けたぞ!
・・・げーっ!チンチンが無い!」
観客達が異常気づく。そう、倫太郎は女性だったのだ。女性だからチンチンでパンツが引っ掛かる事もなく
脱げてしまったのだ。好世もこれにはビックリ。別に倫太郎の正体に気付いていた訳ではなく、
単純に股間同士で擦り合うのが気持ちいいからやっていただけだった。
「皆さん、石を投げるのはおやめ下さい!」
突如好世が倫太郎を守る様に立ちはだかる。別に誰も石とか投げてないのだが、
プロ宗教家の好世の誘導によって観客達はもう少しで倫太郎を責め立てていたであろうと
錯覚すると同時に好世のカリスマに惹かれていく。
「倫太郎さんが性別を偽っていたのは事実、ですがここに新たに一人の女子高生が発生したという
奇跡に比べればそんな事は些細な問題にすぎません」
そう、女子高生教の趣旨に従うなら男装していた女子高生の正体が発覚した場合、
祝福されるべきとされている。(逆に女子高生の正体が女装者だった場合は即殺すべしともある)
「フッ・・・負けたよ」
多味倫太郎は己の敗北を認め去って行った。となると、ほぼ全裸の好世に全員の視線が集まる。
好世のパンツは半分脱げかけた状態で留まっていた。勃起しかけたチンチンが股間を押し上げて
ストッパーになっていたのだ。
「ああーっ、見ろ好世様の股間を!!」
観客達が変化していく股間の異常に気付く。好世万事休すか、否!
「せ、生理だー!好世様が女装者なんて噂はやっぱりガセだったんだ!」
戦いの中で負った痔の出血で下着が赤く染まっていた。
股間がモリマンになっていく変化よりも分かりやすい女性の証が発生した事で観客の疑いは
凄い勢いで消えて行った。
この後の試合で全裸になるのを嫌がるレオナをグヘグヘ笑いながらどんどん脱がせていったり、
斎藤ああああにしばかれて敗退する時、肉体を支えるワイアーが限界近くを迎え全身が
膨張しかかっていても好世を疑うものは誰もいなかった。
(続く)
最終更新:2014年12月31日 11:52