第1T終了後 保健室は暗闇の中に
浜星 昇が意識を取り戻したのは日が沈み一般生徒が帰宅した頃だった。
(ここは…保健室のベッドの上か?)
未だ視界は志筑 綴子の奥義『絶招・殺一警百』に眼球を抉られた時のまま暗黒に閉ざされていた、
しかし眼球があるという感覚はする、恐らく魔人能力によって高速治癒されたのだろう。
(クソッ一歩届かなかった…だが確かに打撃での手応えはあった)
今の時刻は本来ならば夕食をたらふく食い特訓に励む時間だろう、
しかし眼球を抉られた痛みとその眼球を再生する痛みが容赦無く再び意識を刈り取ろうとしていた。
(掴む物はあった…これを特訓でモノにしたいが…今日は…)
そして明朝の鬼雄戯大会2日目に向け治療を優先することを選択、そのまま浜星は眠りについた。
最終更新:2015年02月07日 13:16