水星と柊先輩の反省会~2ターン目一回戦~

水星「ふふん、勝ちましたよ」
柊先輩「おめでとう! 初勝利だね!」
水「もっと褒めてもいいんですよ。ご褒美とかくれてもいいんですよ」
柊「いいよ、今度御飯奢ってあげるよ」
水「え、いいんですか? 嬉しいです。あのケチの先輩が奢ってくれるなんて……
柊「そりゃ後輩の華々しい初の戦果だからね。奢りもするわよ。あと、最後の一言は余計だよね?」
水「ふふふ、なんのことやら。さぁて、もらいましょうかね」
柊「……あくまで学生のお財布で賄える範囲でお願いね? そしてそろそろ反省会始めようか」
水「そうですね。いやーギリギリの戦果でハラハラしましたよ。でもその分、勝てた喜びは大きいですね」
柊「おぉ、それは良かった。あと今回無傷で勝利できたのは大きいね―。水星が怪我しないで良かった!」
水「あれだけ激しい攻防をして、無傷だったのは奇跡に近いですね」
柊「そして成長がFSかぁ。鉄分が上がったのね。一体どういう原理なんだろう……」
水「……戦闘後にほうれん草でも食べたのでは? ……すみません、中の人の想像力が脆弱なのでこれ以上良い理由が思い浮かびません。どなたか良い理由付けがありましたらご一報いただけると有難いです」
柊「えーと、戦略的には特殊能力が100%になったのね。これでまさかの事態に躓く可能性が一つ減ったね。良かった良かった」
水「或いはスキルを取ってみるという可能性も……? ふふふ、どうしましょうかね。嬉しい悩みです」
柊「だねー。スキル一覧は見てるだけで涎がでてくるね。あと、結果に喜ぶだけじゃなく分析して次に活かさないとね。さて問題です! 今回の一番の勝因はなんでしょう!」
水「はい先生。今回はぶっちゃけ運が良かったのが一番大きかったと思います」
柊「……うん、まぁそうね。相手が右足骨折でダメージが出たのは大きかったね。でもここまで削れたのは水星が頑張った成果だと思うよ。誇っていいんじゃない?」
水「おっと、そこまで言われちゃうとウザい程に胸を張りますよ。天狗になりますよ? 有頂天になりますよ? いいんですか?」
柊「あぁ、うん。割りとウザそう。でも今回は連戦あるんだからね、油断大敵だよ」
水「えー。だってこのままだと当たるのはどうせ『あの人』でしょう? 残りHPを見る限り、まず勝てないですよ」
柊「あー…… うん、ちょっと私にも勝てるビジョンは見えないね…… でも、どこが成長するかは水星次第だよ! 今後の戦いで何を掴むかは重要だからねー。足掻くだけ足掻いてみよう!」
水「ふむ、そうですね。諦めちゃだめですね。(まぁ……成長以前に辰星鉄の制約で死ぬ可能性は充分に高いのですが……この点については語るとシリアスな雰囲気になり、柊先輩の表情を曇らせてしまうので今は置いてきましょう)」
柊「そうそう、その調子! あとはー、えーと、今回の行動提出についても触れておこうか」
水「はい。今回ヴェータさんを狙った理由は主に良い試合ができそうなこと、今まで絡みが少なかった人のキャラと絡むという目的に沿った、という二点ですね。これは行動提出前に投稿したSSでも語られてますね」
柊「そしてその二点の理由というか目的に関しては無事達成できたという感じね。お互いギリギリまで削り合う凄絶な試合になったし、乱入者も現れずに無事にヴェータさんと戦うことができたしね」
水「そしてダイス目についてですが、これはまぁ前回と同じなのですけど、特に回避は相手の特殊能力を挫くのに重要でしたね」
柊「回避自体は成功と失敗半々だったけど、無事特殊能力を挫くことは成功したね。これがもう少し回避が出るのが遅かったら危なかったね」
水「次はアイテムについて。アイテムを衣類にしたのは万が一ヴェータさんが必殺技を積んで来た時に備えた結果ですね。ただ、ヴェータさんは全面投げという完全メタ配置でしたので完全に無意味になりましたが」
柊「そしてSS的な何かでヴェータさんが来るか心配だったのは、中の人が水星とヴェータさんの模擬戦をした結果、水星の方が勝率が高かったからなんだよね。もし相手も模擬戦をしていたらもっと勝率が高い相手を狙いに行く可能性があったからね」
水「結局、杞憂に終わりましたがね。約束をしていただいたのに、不信感を抱いてしまったことをここにお詫びいたします」
柊「行動提出の解説はここまでかな。んー、水星他に何かある?」
水「あー、実は悩みがあるんですよね」
柊「ほうほう、優しい柊先輩が聞いてあげようじゃないか」
水「私、待ち合わせ掲示板で戦いたい人を誘って決闘してるじゃないですか。この手法の大きな欠陥を見つけたのです」
柊「ほうほう、絡みたいキャラと絡むという目的達成の上ではこの手法が一番だと思うんだけどね。どんな欠陥があるの?」
水「あのですね、相手は戦う予定の相手が決まっているので、ヴェータさんの様にメタ張ってダイス配置ができるのですよ。そうするとですね、防御が全く発生しなくて特殊能力がまるで活かされてないのですよ…… せっかく大きなデメリットを背負ってあれだけの高発動率を算出していただいたのに……」
柊「あぁ、なるほど。それは確かに致命的な欠陥だね…… ちょっと方針を見直す必要があるかもね」
水「はい、なのでこれは二人でよく話し合って決めましょう」
柊「そうだね。その相談は追々するとして……反省会自体はもう話すことはないかな?」
水「ないですね、そろそろお開きにしましょう」
柊「さて、ニ戦目はどうなるかなぁ」
水「連戦でどうなるかは今後を大きく左右しますからね。私達の試合にちょっとだけでも注目していただけると有難いです」
柊「ではでは皆様、ここまで読んでいただいてありがとうございました!」
水「お疲れ様でしたー」

【END】






最終更新:2015年04月25日 22:32