夢を見た、それは決まって私が生命(いのち)の危機に瀕した時によく見るのだが。
私の知らない部屋、暖かみが有りとても落ち着く部屋。
私の知らない女性、優しさと母性に満ちた綺麗な女性。
「レオナは強く生きるのよ?お母さんとの約束ね?」
きっとこの女性が私の母親なんだろう、小さい頃の記憶が無いから実感が湧かないな。
だけど、この夢を観てる時は何故だが安堵するし、何故か寂しい気持ちになる。

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深い微睡みから意識が覚醒し始める。
「……………………夢」
未だ閉じようとする瞼をゆっくり開くと白い天井、全神経が覚醒を始めるのと同時に鼻腔を刺激する消毒薬の臭い。
そして…………、このえもいわれぬモフモフとした暖かい布団。
「保健室か…………(モフモフ堪んないはー(・ω・))」
そう言えば、水星ちゃんと戦って確かー…………、完膚無く叩きのめされたな私。
よく見ると、右足はギブスでがっちり固定され、天井からロープで吊るされていた。
其処へ……………「ヤッホー(ゝω・´★)」
奴が現れた。
「何の用ケニー、私の無様な姿でも観に来たのかしら?」
「うん!!(ゝω・´★)」
ムカつくはーこいつΣ( ̄皿 ̄;;
「今回は水星ちゃんにフルボッコされたんでしょー?一回死んじゃった後輩にフルボッコされるってどんな感じどんな感じ!?(σ≧▽≦)σ」
「あー、例えるならこんな感じ」
そう言って私は、ケニーの鳩尾に手刀を見舞った。
「痛っ(T△T)」
少しは大人しくして欲しいは、これでも怪我人なんだから私(´-ω-`)

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「ねーレオナー、弾正院くんの暗殺(依頼)ってキャンセル(中止)すんの?」
「うん」
「!!(゜ロ゜;ノ)ノ」
そんなに驚く事なのか?確かに、私は快楽殺人者だし殺人嗜好症だから、大義名分を掲げ合法的に殺人が出来る暗殺者(アサシン)をやってるんだが。
「何かさ、色々と考えちゃうんだよね………」
「あー……、ひー(柊)ちゃん?」
「うん………」
私は沢山の人を殺して来た。
それはそれは残酷に、残虐に、肉体を壊し、精神(こころ)を殺す、そんな拷問も躊躇なくしてきた。
「今までも精神(こころ)が壊れて発狂死する人も観てきた」
だけど、柊さんみたいに誰かを、況してや宇宙からの外来者の為に悲しんだり、喜んだり、怒ったり、そんな優しい人が壊れて逝く様を観てて、私は迷ったんだ。
「結局は殺したいだけ殺して、それを利用されて暗殺者になって、今になって後悔するって…………」
何か凄い情けないなー私(´-ω-`)
「良いんじゃないかなー?」
(;`・ω・)えっ?
「レオナってさー、殺人嗜好症で快楽殺人者の癖にどっか優しい所も有るし色々矛盾してるけど、仲間思いなんだよねー(゜∇^d)!!」
「な、馬鹿っ!!」
「照れるな照れるな、可愛い奴め~(σ≧▽≦)σ」
Σ( ̄皿 ̄;;く、こいつ、私が弱ってるからって嘗めてるな………。
そして本日二度目の手刀を鳩尾に見舞ってやった。
「痛いっ!!(T△T)」
まったく、こいつはすぐ調子に乗るから困る、だけど、こうして私が本音を話せるのはとても助かるし、とても有り難い。
「ボソッ(ありがと///ω///))」
「へ?何ー?(´・ω・`)?」
「ん、何でも無いよ(苦笑)」
「んー?変なレオナー(´-ω-`)」
お前に言われたく無いけどな。

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「ケニー、貴方に頼みたい事が有るの…………」
「頼み?何かにゃー(´・ω・`)?」
「もし私が死んだら」

「もし私が死んだら………」
「解ってるよ、残った依頼(仕事)は私が殺(や)っておくよ(ゝω・´★)」
「それも有るけど、もし私が死んだらミケナイトちゃんや水星、柊さんの助けになって欲しい」
「ガッテンだ(o≧▽゜)o」
これで遺言は残せた、普段はふざけてるケニーだけど、こう言う時に一番信頼できる。
後は現生徒会役員に挑むか、ミケナイトちゃんに挑むかだ…………。
ま、今はゆっくり休んで怪我の治療に専念しよう。
こうして私は次の闘いに赴くのだった。






最終更新:2016年10月16日 18:35