第4新東京市

第4新東京市(だいよんしんとうきょうし、英称:TOKYO-4)は、同人作品世紀末ホルンゲリオンに登場する都市。

概要

日本時間2012年12月24日に発生した「セカンドインパクト」により首都東京は壊滅した。その復興を断念した日本臨時政府は、2013年1月18日長野県長野市(旧松代)を暫定的な首都として新信京と改称して遷都した。のちに、日本国防議会政府はこれを第2新東京市に改称する。

しかし東アジアにおける米軍派遣以降、日本臨時政府と近隣諸国の関係が急速に悪化したため、2014年6月28日中華人民共和国およびロシア連邦の援助により長野県は日本信州政府の成立を宣言するとともに、平和中立宣言を行った。これに反発して日米共同防衛軍は中露に宣戦布告して第二次太平洋戦争が勃発するが、信州防衛軍の軍事力はそれをはるかに上回るものであり、日本臨時政府軍は完全に撤退し、事実上独立した。

これをうけて、日本復興委員会で「第二次遷都計画」が承認され、2015年に将来の新首都として芦ノ湖北岸(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原地籍付近)に推定50兆円の建設費用をかけて着工した。

しかし、2022年2月22日、富士山爆発噴火がおこり、工事進渉率12%の時点で計画は中止となった。のちに、日本国防議会政府はこれを第3新東京市に改称する。

一方、旧自衛隊率いる国防議会政府は2013年1月7日、東京都立川市を中心とした周辺市町村を合併して新東京市と改称、遷都していた。その後急速に勢力を拡大し、2039年、長野を含む中立政府連合を併合して日本連合国を建国した。

それと同時に、新東京市の過密化による環境悪化を理由に、遷都計画が決定し、焼け野原となっていた旧相模原市に可動高層ビル群を建設、第4新東京市が完成した。

第4新東京市は、使徒との戦いで度重なる被害を受け、最終的には第弐拾参話で綾波レイの操るホルンゲリオン零号機の自爆により壊滅的な被害を受け、奥相模湾とつながって水没した。その後、劇場版第25話において、戦略自衛隊によるN2弾道弾の攻撃により完全に破壊され、ジオホルントがむき出しにされている。


都市機能

緊急時(主に使徒襲来時)には、ほとんどのビルがジオホルント内に収納される(懸垂式高層建築物)。収納されたビルは、ジオフロント上部から垂れ下がるようになっており、天井都市と呼ばれている。緊急時以外でも天井都市は存在する。一方で地下に格納されていた兵装ビルを地上に浮上させる。市民には要塞都市としてアピールしているが、第3使徒サキソエル襲来時から市民が疎開し始めているようである。

ジオホルント内には、第4新東京市の市街地に近い旧愛川町付近にある集光ビルから集められた光が差し、地上と変わらない明るさを保っている。ジオホルント内にある施設は、HORV本部、避難シェルターなどがある。ジオホルントへは、地上からカートレインで行くことができる。これは、ジオホルント内を螺旋状に走っている。

また、主人公の碇シンジらが通う第4新東京市立中央総合学校現在の神奈川県立相模原高等学校付近とされている。

地形

市役所通りを中心に碁盤の目状に新市街地が広がり、その周りを旧市街地が取り囲んでいる。旧市街地には血を思わせる赤色に染まった横山公園や朽ち果てた住宅街、海に漬かったJR相模線等異様な光景が広がっている。使徒襲来時には新市街地を構成するビル群はジオホルント内に収容されて天井都市を構成する。新市街地は人工地盤のブロックで構成されており、非常事態時にはロックボルトの破砕処置により、人工地盤ごとホルンゲリオンを収容可能である。

新市街地には両側6車線の大規模な道路が縦横に走り、路面にはホルンゲリオン地上射出用エレベーター坑が設けられている(その地点にはHRN射出口の表記がある)。また緊急時には路面を屹立させて、使徒からの攻撃を防ぐ防御壁(対電磁光波熱線防護跳開式装甲板:路盤擬装型)としても機能する。

交通

鉄道

日本連合鉄道

新東京メトロ

第四新東京市営交通

第四新東京市営地下鉄
第四新東京市営モノレール

新東京市営地下鉄

道路

  • 500


路線バス

最終更新:2010年09月20日 19:16