アットウィキロゴ

戦場デ少女ハ涙ヲナガス

戦場デ少女ハ涙ヲナガス◆28/Oz5n03M



社長の首が無くなった―――


殺し合い―――


一人しか生き残れない―――


そして目の前が真っ暗になった―――


 ◇ ◇ ◇


「ここは……」
私、天海春香の目に最初に飛び込んできたのは青い海。
「殺し合い……生き残るのは一人だけ……」
頭に浮かぶのは社長の首が吹き飛ぶ光景。
「う、……おぇ……」
胃の中の物を全て吐き出してしまった。
なぜ?どうして?
どうして社長が死ななきゃいけなかったの?
わからない、分からない、ワカラナイ…
頭が状況についていかない。
考えなければいけないことなんて山ほどある。
なのに、全然考えようと思わない。いや、思えない。
それに、恐怖で体が動かない。まるで自分の体じゃないみたい。
体に力が入らず思わずへたり込んでしまう。
そんな状態でふと、前を見ると
「何………これ…」
私の目の前にあったのは何の変哲もないリュックサック。
とりあえず中を確かめてみようと震える手を押さえながら、
リュックの中をガサゴソと漁ってみる。
すると、
拳銃。よくドラマでも見る拳銃。
重い……。
ずっしりとした感触が手に伝わる。
え……?拳銃?本…物?
「ひ、ひぃいいいぃぃいいいいい!!」
思わず拳銃を落としてしまう。でも、私にはそんなのを気にする余裕がない。
これで人を殺さなくちゃいけないの?
……無理…
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理

そんなのできっこないっ……!無理だよぉ……。
そして、首輪…。硬い金属の感触がする…。
私も社長みたいに死んじゃうの?
いやだ…!まだトップアイドルにもなってない…!!
でも、この首輪がある限り。死は私のすぐ近くにある。
それに、首輪だけではない。
この殺し合いに乗った人も絶対いるだろう。
例え、首輪がどうにか外せたとしても、殺し合いに乗った人物に殺される可能性だってある。


「…か…け……」


誰でもいい。


「誰か…けて…」


この恐怖を取り除いてくれるのなら。


「誰か助けてよ…」


この悲しみを取り除いてくれるのなら。


「ああああああああああぁぁぁぁぁ嗚呼ああ嗚呼ああああああ!!!」


少女の慟哭は止まらない…。


【J-6 砂浜/1日目・深夜】
【天海春香@THE IDOLM@STER】
[状態]:恐慌、精神疲労(大)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、9mmマカロフ弾予備マガジン×2、不明支給品1~2
[思考・状況]
基本:怖い怖い怖い怖い怖い
1 死にたくない。
2誰か助けて…
3社長…

※近くにスチェッキンAPS(20/20)が落ちています。
 J-6南端で春香の叫び声が響きました。

【スチェッキンAPS@現実】
1940年代末から1950年代初めにイーゴリ・スチェッキン設計師により開発され、
1951年、戦車及び装甲車両の搭乗員、砲兵、擲弾筒手、将校用の護身武器として、ソビエト軍の装備に採用された大型の軍用自動拳銃。
デザートイーグルほどではないが重い。




ソノ涙ガ止ム時ハ来ルノカ―――

ソレハ誰ニモワカラナイ―――

14:恋する乙女と翡翠の楯 時系列順 16:GO MY WAY!!
14:恋する乙女と翡翠の楯 投下順 16:GO MY WAY!!
天海春香 :[[]]


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年08月01日 03:13