アットウィキロゴ

恋する乙女と翡翠の楯

恋する乙女と翡翠の楯 ◆28/Oz5n03M



暗い暗い森の中。微かな月明かりがわずかに地面を照らす。
この森の中を一人の青年が歩いていた。
「何なんだ…殺し合いって…」
金髪の青年、ユーノ・スクライアは呟く。
「それに僕だけじゃなく、なのはにフェイト、はやてにシグナムまで…」
考えても、考えてもこんなふざけた催しに巻き込まれる理由が思い浮かばない。
だが一番の疑問は、
(何で名簿に僕の名前だけがないんだ?)
そう、ユーノ・スクライアの名前だけが名簿に存在しないのだ。
「でも、今はなのは達と合流しないと…
このことは後で考えよう」
ひとまず、思考に区切りをつけ、デイパックに入っていた拳銃を護身用にと腰に差して、少し歩いてみると、
「……て……井君…」
「ん…?」
声が聞こえた。
女の子の声だ。
かすかに聞こえた声を頼りに声の元を探してみると、
「ひっく………ぐす……」
木を背にして自分より少し年下ぐらいの少女がうずくまって泣いていた…。


◆ ◆ ◆



いきなり人の首が無くなった――――
殺し合い?頭が現実に追いつかない。
それにここには坂井君とシャナちゃんがいる。
二人と殺しあうなんて――――
「もういやだ……」
涙が自然と溢れてくる。
「助けて……坂井君…」
会いたい。会いたい。会いたい。
大好きな坂井君に会いたい。
「ひっく………ぐす……」
涙が止まらない。
「君……どうしたの?」
「ふぇ……」
ふと見上げてみると優しそうな金髪の青年が心配そうな顔で私を見下ろしていた――――


◆ ◆ ◆


「こんばんはかな…僕の名前はユーノ・スクライア。、ただの考古学者だよ。君の名前は?」
「吉田……一美……です……」
とりあえず、殺し合いに乗る気はないようだ。
最も、こんなに泣いてる子が殺し合いに乗ってるはずはないと思うのだが…。
それと怖がらせないように一時、拳銃をデイパックにしまっておいた。
これでむやみに怖がられないだろう。
「泣いてる声が聞こえたからさ…心配で探してたのさ」
「え……」
「吉田さんは探したい人はいる?よかったら一緒に行動しない?
二人の方が心強いと思うんだ」
「でも、私きっと足手まといに…」
吉田さんが不安そうに僕の顔を見る。
「そんなことない。実際、僕は吉田さんと会って少し元気が沸いてきた」
「それじゃあ、一緒に行っても…」
「もちろん!全然かまわないよ!」
こうして二人は一緒に行動することになった。
この先二人は生き残れるのか?
それは――――

【E-4 森/1日目・深夜】
【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:健康
[装備]:S&W M686 (6/6)
[道具]:支給品一式、予備弾60、不明支給品1~2
[思考・状況]
基本:知り合いを探す。
1 殺し合いはしない。
2 吉田さんと行動する。
3 何で僕の名前だけが名簿にないんだ?
[備考]:Strikers本編終了後から参戦

【吉田一美@灼眼のシャナ】
[状態]:健康 精神疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~3
[思考・状況]
基本:知り合いを探す。
1 ユーノさんと行動する。
2 坂井君……シャナちゃん……


【S&W M686@現実】
1980年にS&W社が開発した回転式拳銃。
.357Magnum弾を撃つスタンダードな拳銃として最もポピュラーな存在となっている。


13:-Evil Flower - 時系列順 15:戦場デ少女ハ涙ヲナガス
13:-Evil Flower - 投下順 15:戦場デ少女ハ涙ヲナガス
ユーノ・スクライア 38:Is it an inevitable meeting?
吉田一美 38:Is it an inevitable meeting?


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年10月03日 15:03