函館平野と駒ヶ岳山麓部の間にある峠を越える険しい勾配の途中に作られた駅である。所在地は七飯町仁山で、駅ナンバリングはH69である。
仁山駅の様子
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駅看板1 |
駅看板2 |
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駅の風景(長万部方面を望む) |
駅の風景(函館方面を望む) |
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名所案内 |
駅舎から平野を見る |
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「加速線」から駅を望む(クリックで拡大) 転轍機の開通方向と出発反応標識に注目! |
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駅情報
2面2線のホームを持つ駅である。前述の通り山間にある駅で、ホームは勾配の途中に設置されている。蒸気機関車時代は機関車が非力だったため、ここに停車した
大沼方面行き列車はその場から走り出すことができなかったそうである。ではどうするかというと、渡島大野(現・新函館北斗)側に設置された平らな部分
(加速線)にまで戻ってから発車していたということである。現在の列車はパワーがあるためにそのようなことはなく、加速線が使用されることはない
[※註]。しかし、何故か信号設備等の機構は訪問時にもしっかり機能していた。
駅周辺には「仁山温泉」として入浴・宿泊施設が数件ある。スキー場も近い。駅前からふもとへ降りる道を行くと、大きな通りとぶつかる交差点にコンビニがある。徒歩 10 分程度。
※註:そもそも長万部方面行きの特急や貨物列車は北海道新幹線開業(2016年3月26日)まで七飯-大沼間を「藤代廻り」と呼ばれる勾配の緩い別ルートを通っていた。「藤代廻り」は七飯-大沼間をほぼ平均して登り続けるのに対し、「仁山廻り」は渡島大野-大沼間の短区間で登りきるため、勾配がきつくなっている。
駅前通りを900mほど歩いた道道96号上には函館バスの仁山駅通バス停がある。ここには、函館と大沼・鹿部を結ぶ路線(1日3往復)と、新函館北斗から仁山・峠下を経由して函館市内に向かう函館バス103系統(平日のみ1日1本、片道のみ)が停まる。ここからさらに400mほど歩いて国道5号まで出ると峠下バス停にたどり着く。ここには函館と
森・長万部を結ぶバスが1日5往復停まる。
隣接駅
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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2018年08月21日 02:41