ひょんなことから女の子
Over The Rainbow#2 せめて、太陽の指す方向に
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hyon
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452 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 21:16:31.17 ID:+5Om7xpV0
前向き思考だけでは、どーにもならない事だってあるんだぜ?
前向き思考だけでは、どーにもならない事だってあるんだぜ?
[Over The Rainbow #2]
俺はあの後、学校中の奴らに追い掛け回され、教師どもにカウンセリングっぽいことを受けさせられた。
そして、俺の体がマジで女になっている事が判明した。
これからどうやって生きていけばいいんだよ…
そして、俺の体がマジで女になっている事が判明した。
これからどうやって生きていけばいいんだよ…
俺が女になってから一週間近くになった。
ようやく校内でのHKOK(ほんとに・こいつ・おんなになったの・かよ)祭りが沈静化し、元通りの生活に戻りつつあった。
しかし、いくら祭りが収まろーと俺が男に戻るわけではない。
バカ騒ぎの中で俺を戻そうとする変人は発生するはずが無いのだ。
ようやく校内でのHKOK(ほんとに・こいつ・おんなになったの・かよ)祭りが沈静化し、元通りの生活に戻りつつあった。
しかし、いくら祭りが収まろーと俺が男に戻るわけではない。
バカ騒ぎの中で俺を戻そうとする変人は発生するはずが無いのだ。
――寮の部屋の中
俺はベッドに仰向けになり、じっと天井を睨み付ける。
はぁ、と溜息を吐いて近くにあった手鏡を取り、覗き込む。
そこには男だった頃とは違う、女の顔が浮かんでいた。
元々中性的顔立ちとは言われてきたが、さらに男からかけ離れた顔になってしまった。
個人的トレードマークの銀髪は腰よりも長くなってしまった……女になる前よりツヤツヤしてるのはなんでだろーか?
目もかなり女らしくなり、まつ毛も伸びたせいか、男であった面影はもうどこにも無い。
頬……ええ、プニプニですとも、プニプニ。HKOK祭りの時によく触られた。
そのプニプニ物体をつまんで引っ張る。…この感触は新しいな。
手鏡を置いて、もう一度溜息を吐く。
憂鬱だ……と思った矢先、ドアを叩く音がした。
「入っていいかーっ?」
「いいですかー?」
俺はどーぞ、と言ってベッドから起き上がり、ドアを開けた。
はぁ、と溜息を吐いて近くにあった手鏡を取り、覗き込む。
そこには男だった頃とは違う、女の顔が浮かんでいた。
元々中性的顔立ちとは言われてきたが、さらに男からかけ離れた顔になってしまった。
個人的トレードマークの銀髪は腰よりも長くなってしまった……女になる前よりツヤツヤしてるのはなんでだろーか?
目もかなり女らしくなり、まつ毛も伸びたせいか、男であった面影はもうどこにも無い。
頬……ええ、プニプニですとも、プニプニ。HKOK祭りの時によく触られた。
そのプニプニ物体をつまんで引っ張る。…この感触は新しいな。
手鏡を置いて、もう一度溜息を吐く。
憂鬱だ……と思った矢先、ドアを叩く音がした。
「入っていいかーっ?」
「いいですかー?」
俺はどーぞ、と言ってベッドから起き上がり、ドアを開けた。
453 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 21:17:05.58 ID:+5Om7xpV0
「おおーっ!元気だったかマイフレンド!!もしかしたら溺死してるのかと思ったぞぉー!!」
…この長い茶色の毛を後ろでまとめてる背の高い女はエナ=フォール=アンバー。クラスメイトだ。
ちなみに、クラスで成績が一番悪いのはこいつである。(ブービー賞は俺)
「やめいやめいやめい!いちいち暑苦しいぞっ」
「そ、その反応、まさにラティそのもの!やはりお前は女になってしまったのかぁー!」
この一週間に何度も顔合わせてるだろ、とかいう突っ込みは無駄だ。異常に忘れっぽいからな、こいつは。
「だが、アタシは親友であるお前が生きてて本当に嬉しいぞーーーーーー!!」
「いたたたたた!喜びを関節技で表すなーーーー!」
俺は最近、こいつはただ猪突猛進なだけでは無いのか、と思うようになった。その度合いは半端じゃないが。
「おおーっ!元気だったかマイフレンド!!もしかしたら溺死してるのかと思ったぞぉー!!」
…この長い茶色の毛を後ろでまとめてる背の高い女はエナ=フォール=アンバー。クラスメイトだ。
ちなみに、クラスで成績が一番悪いのはこいつである。(ブービー賞は俺)
「やめいやめいやめい!いちいち暑苦しいぞっ」
「そ、その反応、まさにラティそのもの!やはりお前は女になってしまったのかぁー!」
この一週間に何度も顔合わせてるだろ、とかいう突っ込みは無駄だ。異常に忘れっぽいからな、こいつは。
「だが、アタシは親友であるお前が生きてて本当に嬉しいぞーーーーーー!!」
「いたたたたた!喜びを関節技で表すなーーーー!」
俺は最近、こいつはただ猪突猛進なだけでは無いのか、と思うようになった。その度合いは半端じゃないが。
「だ、だいじょぶですかー!?」
こっちの黒髪を肩まで伸ばしたちっこいのはフレイル=クロウ=レイヴン。エナのルームメイトだ。
クラスの中では男女合わせて一番背が低い。(やはり、二番目は俺である)
愛くるしい容姿と、どことなく幼い言動から女の子と見られがちだが、男である。
ちなみに成績は本人曰く中の上らしい。
「エナさん、ラティくんが苦しんでますよー!」
「はっ、アタシは親友の関節をダメにするところだったのか!」
クラスではオーバーヒートしやすいエナのストッパー役として見られる事が多い。苦労性である。
「助かった…」
「エナさん、もう少し冷静になりましょうね」
「すまんフレイル…」
こっちの黒髪を肩まで伸ばしたちっこいのはフレイル=クロウ=レイヴン。エナのルームメイトだ。
クラスの中では男女合わせて一番背が低い。(やはり、二番目は俺である)
愛くるしい容姿と、どことなく幼い言動から女の子と見られがちだが、男である。
ちなみに成績は本人曰く中の上らしい。
「エナさん、ラティくんが苦しんでますよー!」
「はっ、アタシは親友の関節をダメにするところだったのか!」
クラスではオーバーヒートしやすいエナのストッパー役として見られる事が多い。苦労性である。
「助かった…」
「エナさん、もう少し冷静になりましょうね」
「すまんフレイル…」
454 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 21:17:37.90 ID:+5Om7xpV0
「ところで何の用だ?なるべく手短に頼むぞ」
「乳、揉ませてくれ!」
俺は『帰れ、下らん理由で人を訪ねてくるな』という気持ちを込めてエナを睨み付けた。
「そ、そんな顔しないでくれ…一回でいいんだ」
おいおい、いくらなんでもやって良い事と悪い事の区別くらい判るだろうが。
つーか本当は何回揉むつもりだったんだ!?制限なしか!?
「一回だけだろうがダメな物はダメだ」
「ラティくん。一回くらいなら良いと思いますよ?」
フレイル、まさかお前がこんな事言うとは…
「だって、すり減る訳じゃないですし」
…言っておくのを忘れていたが、このフレイル、結構な天然である。
全く悪気は無いのだが、結構酷いことをさらりと言ってしまったりすることもある。
「ほらー!フレイルも言ってるじゃないかー!」
水を得た魚というべきか…こいつ、テンションが上がってきやがった。
「わかった、わかった!揉ましてやるから」
「ところで何の用だ?なるべく手短に頼むぞ」
「乳、揉ませてくれ!」
俺は『帰れ、下らん理由で人を訪ねてくるな』という気持ちを込めてエナを睨み付けた。
「そ、そんな顔しないでくれ…一回でいいんだ」
おいおい、いくらなんでもやって良い事と悪い事の区別くらい判るだろうが。
つーか本当は何回揉むつもりだったんだ!?制限なしか!?
「一回だけだろうがダメな物はダメだ」
「ラティくん。一回くらいなら良いと思いますよ?」
フレイル、まさかお前がこんな事言うとは…
「だって、すり減る訳じゃないですし」
…言っておくのを忘れていたが、このフレイル、結構な天然である。
全く悪気は無いのだが、結構酷いことをさらりと言ってしまったりすることもある。
「ほらー!フレイルも言ってるじゃないかー!」
水を得た魚というべきか…こいつ、テンションが上がってきやがった。
「わかった、わかった!揉ましてやるから」
「………」
「………」
「………」
何でこんなに静かなんだよ…空気硬いぞ。
胸揉むっていったら普通はかなり盛り上がるイベントだぞ、普通は。
いや、そもそも俺はあそこで了承してしまったんだ?追い返していればこんな状況に身をおく事も無かったろうに…
しかし、今までの経験から言ってエナが自分から引くはずは無い。最後には拳で押し通すのがこいつの流儀だからな…
「………」
それにしても、こんなに静かにしてるエナも珍しい。いつもは何か喋っているか、寝ているかのどちらかだしな。
……よくよく見ると意外とかわいいじゃねぇか、こいつ……
「………」
「………」
何でこんなに静かなんだよ…空気硬いぞ。
胸揉むっていったら普通はかなり盛り上がるイベントだぞ、普通は。
いや、そもそも俺はあそこで了承してしまったんだ?追い返していればこんな状況に身をおく事も無かったろうに…
しかし、今までの経験から言ってエナが自分から引くはずは無い。最後には拳で押し通すのがこいつの流儀だからな…
「………」
それにしても、こんなに静かにしてるエナも珍しい。いつもは何か喋っているか、寝ているかのどちらかだしな。
……よくよく見ると意外とかわいいじゃねぇか、こいつ……
「隙ありぃっ!!」
455 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 21:18:09.91 ID:+5Om7xpV0
しまった!と思ったときには遅すぎた。
すでにエナの両手は俺の胸を鷲掴みにしていた。この女、不意打ちしやがった!
「ぐふふ…戦いの最中にうつつを抜かすとは、鍛練がたりないぞぉー、ラティ"ちゃん"」
ものっそい怪しい目でニヤケ笑いをしながらエナは言った。
っておいコラ!"ちゃん"てなんだよ!例え体は女になったとしても、心はまだ男なんだぞ!
「おサボりちゃんには…こうだっ!」
のわぁっ!いきなり揉み始めるんじゃねぇ!しかも物凄い速さで。
「ふぁっ、離せ離せ離せ!お願いだからやめてくれ!あうっ!」
「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
ダメか、完全にトリップしてやがる。そうだ、こんな時には!
「ふっ、フレイル、何とかしてこいつを引き剥がしてくれぇ!」
「無理ですよー!そんな事したらこっちがやられちゃいますよー!」
「ひあっ、じゃあ火魔法で燃やしたりとかっ、冷気魔法で凍らしたりしていいからぁ!」
「それじゃエナさんが死んじゃいますよぉー!!」
ダ、ダメなのか…このままじゃ揉まれ死にしちまう!
俺は最後の力を振り絞って懐にある携帯用小型杖を取り出し、エナに向かって振り下ろした。
しまった!と思ったときには遅すぎた。
すでにエナの両手は俺の胸を鷲掴みにしていた。この女、不意打ちしやがった!
「ぐふふ…戦いの最中にうつつを抜かすとは、鍛練がたりないぞぉー、ラティ"ちゃん"」
ものっそい怪しい目でニヤケ笑いをしながらエナは言った。
っておいコラ!"ちゃん"てなんだよ!例え体は女になったとしても、心はまだ男なんだぞ!
「おサボりちゃんには…こうだっ!」
のわぁっ!いきなり揉み始めるんじゃねぇ!しかも物凄い速さで。
「ふぁっ、離せ離せ離せ!お願いだからやめてくれ!あうっ!」
「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
ダメか、完全にトリップしてやがる。そうだ、こんな時には!
「ふっ、フレイル、何とかしてこいつを引き剥がしてくれぇ!」
「無理ですよー!そんな事したらこっちがやられちゃいますよー!」
「ひあっ、じゃあ火魔法で燃やしたりとかっ、冷気魔法で凍らしたりしていいからぁ!」
「それじゃエナさんが死んじゃいますよぉー!!」
ダ、ダメなのか…このままじゃ揉まれ死にしちまう!
俺は最後の力を振り絞って懐にある携帯用小型杖を取り出し、エナに向かって振り下ろした。
「す、すみませんでしたぁ…」
「エナさん、一回だけって自分で言ってたじゃないですか」
結局、俺のしょぼい雷魔法を使ってエナを気絶させた。こっちも巻き添え食らったが。
「にしてもラティのおっぱい、柔らかかったー…」
「まだぬかすか、この変態暴走女」
「言いすぎですよラティさん…」
まぁ、確かに言い過ぎかもな。だが、こいつが俺に嫌な事したのは事実だからな。
「仕方ない、今度からもっと優しく揉むことにしよう…」
「おいおいおい…」
「エナさん、一回だけって自分で言ってたじゃないですか」
結局、俺のしょぼい雷魔法を使ってエナを気絶させた。こっちも巻き添え食らったが。
「にしてもラティのおっぱい、柔らかかったー…」
「まだぬかすか、この変態暴走女」
「言いすぎですよラティさん…」
まぁ、確かに言い過ぎかもな。だが、こいつが俺に嫌な事したのは事実だからな。
「仕方ない、今度からもっと優しく揉むことにしよう…」
「おいおいおい…」
456 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 21:18:42.01 ID:+5Om7xpV0
――その夜
「大変だったな、ラティ」
「全くだ。暴走も大概にして欲しいよな」
寮の部屋で俺はシアに今日あった事を話した。
シアは仕方ないさ、と言って溜息を吐いていた。揉まれた事有るのか?
「で、どうだ?そろそろ女の体には慣れたか?」
「まさか」
一週間経ったが、正直違和感ありまくりだ。
どうも使い勝手が違うと言うか、自分の体でありながら他人の体に乗り移っているような感触がある。
けれども、この女の体の存在を完全に否定できない俺がいる。
懐かしさを感じるのだ。古いものをクローゼットにずっと入れておくような。
「だが、今後の生活を考えると多少でも良いから慣れる必要が有るな」
「これからの生活なんて考えたくもねーよ」
俺は男として生きている事を欲しているんだ。
それに、半端に女に慣れると男に戻ったときに酷い事になりそうだからな。(オカマ化)
「…私はふと思うのだが、性別が反転するというのは非常に貴重な体験ではないかな」
「そりゃあそうだが…」
珍しくても俺としては断りたい物だがな。
「自分とは違う別の存在になり、心・体・視点の変化を感じる。
人間としては素晴らしい経験に値するのではないかな?」
「じゃあ、お前も男になるか?」
「…いや、私は女に慣れ過ぎているからな。遠慮しておこう」
「全くだ。暴走も大概にして欲しいよな」
寮の部屋で俺はシアに今日あった事を話した。
シアは仕方ないさ、と言って溜息を吐いていた。揉まれた事有るのか?
「で、どうだ?そろそろ女の体には慣れたか?」
「まさか」
一週間経ったが、正直違和感ありまくりだ。
どうも使い勝手が違うと言うか、自分の体でありながら他人の体に乗り移っているような感触がある。
けれども、この女の体の存在を完全に否定できない俺がいる。
懐かしさを感じるのだ。古いものをクローゼットにずっと入れておくような。
「だが、今後の生活を考えると多少でも良いから慣れる必要が有るな」
「これからの生活なんて考えたくもねーよ」
俺は男として生きている事を欲しているんだ。
それに、半端に女に慣れると男に戻ったときに酷い事になりそうだからな。(オカマ化)
「…私はふと思うのだが、性別が反転するというのは非常に貴重な体験ではないかな」
「そりゃあそうだが…」
珍しくても俺としては断りたい物だがな。
「自分とは違う別の存在になり、心・体・視点の変化を感じる。
人間としては素晴らしい経験に値するのではないかな?」
「じゃあ、お前も男になるか?」
「…いや、私は女に慣れ過ぎているからな。遠慮しておこう」
457 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/18(月) 21:19:13.66 ID:+5Om7xpV0
「…そうだ、ラティ。下着はどうしているんだ」
「胸は一応布を巻いてみてるが、下は男の時のを使ってるけど」
「せめて下着くらいは女物にしてはどうだろうか?君にも羞恥心くらい有るだろう?」
でもなー、そういうのが一番心に来るんだよなー。体に一番近い物だしな。
「本当だったら町に買いに行きたい所だが、生憎もう閉店時刻を過ぎている。しょうがない。今日は私のを貸してやろう」
「はぁ!?」
一寸ばかり待て。お前にこそ羞恥心は無いのか!?
「気にするな。別にお前の下着と交換する訳ではないんだからな」
そうだったら、俺はお前を軽蔑するぞ。
だが、シアがクローゼットにあと一歩と近づいた時、異変が起こった。
「…そうだ、ラティ。下着はどうしているんだ」
「胸は一応布を巻いてみてるが、下は男の時のを使ってるけど」
「せめて下着くらいは女物にしてはどうだろうか?君にも羞恥心くらい有るだろう?」
でもなー、そういうのが一番心に来るんだよなー。体に一番近い物だしな。
「本当だったら町に買いに行きたい所だが、生憎もう閉店時刻を過ぎている。しょうがない。今日は私のを貸してやろう」
「はぁ!?」
一寸ばかり待て。お前にこそ羞恥心は無いのか!?
「気にするな。別にお前の下着と交換する訳ではないんだからな」
そうだったら、俺はお前を軽蔑するぞ。
だが、シアがクローゼットにあと一歩と近づいた時、異変が起こった。
「時にラティ。自分の胸のサイズがわかるか?」
「……は?」
「私が個人的に計測したところ、お前の胸のサイズは83だった」
いつ測ったんだ!?あれか、見ただけでスリーサイズがわかる能力でもあるのか?
「私の胸のサイズは74。これが何を意味しているかわかるか?」
非常にいやな予感がするが、なぜか足が動かない。
「つまり、お前は女になっても私を無乳だと馬鹿にしたかったんだよ!!」
な、なんだってー!!……もとい、なんでだよ!
「この大馬鹿者おおおおおおおおお!!」
「首絞めるなあああああああああ!!…ぐはっ」
「……は?」
「私が個人的に計測したところ、お前の胸のサイズは83だった」
いつ測ったんだ!?あれか、見ただけでスリーサイズがわかる能力でもあるのか?
「私の胸のサイズは74。これが何を意味しているかわかるか?」
非常にいやな予感がするが、なぜか足が動かない。
「つまり、お前は女になっても私を無乳だと馬鹿にしたかったんだよ!!」
な、なんだってー!!……もとい、なんでだよ!
「この大馬鹿者おおおおおおおおお!!」
「首絞めるなあああああああああ!!…ぐはっ」
夢の中で俺は自分自身のマトモさを痛感した。
…今なら女になった理由もわかりそうな気がする。
…今なら女になった理由もわかりそうな気がする。
「……ブラジャーの神にでも祈りを捧げてみるか」
[第二話:せめて、太陽の指す方向に] おわり…え、つづけるの?